狂人失格  ★☆ - 08/23 Sun

trackback (0) | comment (0) | 中村うさぎ
(2015年8月22日読了)
狂人失格 (本人本)
狂人失格 (本人本)中村うさぎ

太田出版 2010-02-04
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(内容)
自分のことばかり書いてきた中村さん。そんな自分探しにネタがつきて他人を探すことにした。
中村さんが見つけ出した彼女とは?


(REVIEW)
タイトルから太宰治の「人間失格」を彷彿させます。
買い物、ホスト、美貌を破天荒な人生を歩んできた中村さんのこと、
今回も破天荒なエッセイに違いないと思いました。

ぶっちゃけ言いますと、面白味がない。
中村さんらしい歯切りのよく、漫画感覚で読める文章は健在でも、彼女自身の破天荒ぶりはどこへやら・・
それもそのはず、人のことを書いているから。

中村さんが出会った人は、
見るからに幼児性が強く、ネジが緩んでいる人格。
常に注目されたい、目立ちたい、自己掲示力が強い。
絶対という自信の自己陶酔型。
自分がしたことは悪いとは思わない。etc・・
同じような人がいたな。
一見狂人と思えるような人とタッグを組んで本を出す!?
本島に本を出すことができるのか?
大変だったことはよくわかる。私も悩まされましたの。

ですが・・所詮書いていることは他人こと。
いくら自分自身のネタがつきたとはいえ、
人のことをネタにして何が面白いのでしょうか?
何でも書いていいのでしょうか?
中村さんの魅力のひとつに心に響く言葉があること。
本書は何もなくて残念でした。

”つまらない女になると、作品もつまらなくなる”

確かに。長年、HP、BLOGを運営している私も同じ気持ちになりますわ。
仕事を続けていくことは大変でしょう。
中村さんの文章は好きなので、これからも書いてほしいです。


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ナポレオンの宝剣 愛と戦い ★★★ - 08/23 Sun

trackback (0) | comment (0) | 藤本ひとみ
(2015年8月10日読了)
ナポレオンの宝剣 愛と戦い
ナポレオンの宝剣 愛と戦い藤本 ひとみ

潮出版社 2009-09-01
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(STORY)
マルメゾンの館で過ごすジェゼフィーヌの元に別れた夫ナポレオンが訪ねてきた。ナポレオンは元妻に快進撃のすべてを語り、そして、離婚の真実が明らかになる。

(REVIEW)
タイトルから、思い浮かべたのは「ハプスブルクの 宝剣」
きっと、ナポレオンにもエディ(エドゥアルト)がいたに違いない。
わーーい、エディに会える!なんて、思いを馳せていました。

蓋を開けてみたら、夫婦の会話が続く。
エディらしき男はいつ出てくるか?と期待すれど、
ナポレオンの快進撃の話と元妻ジョゼフィーヌの話でした。
そういえば、「愛と戦い」とあったわ(笑)

ナポレオンがいかに快進撃をしたかが詳しく描かれており、
英雄だけあって、うねづける名言はビジネスでも使えそう。
夫婦についても語録もうなづけます。

ナポレオンは別れてもずっとジョゼフィーヌを愛していたのです。
ナポレオンの一途さに胸が熱くなり・・
悪女と思える妻も、夫しか良さがわからないでしょう。
愛しているのに何故離婚をしたのか?その真相は↓
マリア・ヴァレフスカが妊娠、出産したため。
身分の低い家で生まれたナポレオンは、身分がほしかった。
子供には自分と同じ苦労をさせたくない。
そのためには皇家、もしくは王家の娘を結婚したくてはならない。
自分の結婚を犠牲にしてもかまわない。だから、身分の低い家から生まれたジョゼフィーヌと離婚をした。


なるほと、人間ナポレオンを見ることができましたね。
皇帝までのぼりつめたふたりも、結局は普通の人。同じ人間。
人間味あふれるキャラとして描いてくれた藤本女史、さすがです^^v

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション ★★★ - 08/18 Tue

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(2015年8月18日劇場観賞)
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2015年、米映画
監督/脚本・・・・クリストファー・マッカリー
制作/出演・・・・トム・クルーズ
出演・・・・・・・・・・サイモン・ベッグ
           レベッカ・ファーガソン

(STORY)
IMFのエージェント、イーサン・ハント(トム・クルーズ)は、正体不明の謎の組織「シンジケート」を追跡中、ロンドンで敵の手に落ちtしまう。拘束されたイーサンに拷問が始まろうとしたその時、謎の女(レベッカ・ファーガソン)が助けてくれたのだ。
ハリーを中心としたCIAによりIMFが解散を命じられ、孤立となったイーサンは「シンジケート」の壊滅を誓う。


(REVIEW)
待ってました!イーサン!
「ミッション・インポッシブル」シリーズといえば、もはやトムさんの代名詞。
今回もトムさん節を炸裂でした。

ネタばれがあります。

冒頭の飛行機の飛び乗りから、オペラ会場でのアクション。
息つぎなしの潜水、カーチェイス、超高速バイク・・
これでもか、これでもかと見せてくれるトムさん。
50代とは思えぬアクションの数々。
身体を張ったアクションは、ジェッキー・チェンそのもの。
かっこよさ、ロンドンが舞台、スパイ、マドンナあたりは007。
冒頭の神経ガス弾は?大事なデータがなぜ水槽金庫に?
謎の美人スパイから命を救われてばかりいるイーサンなど、
つっこみはあれど、それは置いといて。
そんなのどうでもいい、楽しませてもられれば、それでいいのです^^

続編、たぶんあるでしょうね。
その時も、トムさんをはじめ、素敵なおじさまたちが活躍するのでしょうか?
それとも若返れるのでしょうか?

次も付き合いますよ、トムさん^^

穴があったら、落っこちたい! ★★★★ - 08/15 Sat

trackback (0) | comment (0) | 中村うさぎ
(2015年8月15日読了)
穴があったら、落っこちたい! (角川文庫)
穴があったら、落っこちたい! (角川文庫)中村 うさぎ

角川書店 2003-11
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(内容)
バスの窓から髪をなびかせ、怪傑ハリマオ気分に浸っていた幼い頃(「はじめてのヒーロー})
幼い頃からファッションにうるさかった自分は、ちょうちんブルマーに豚の足の足袋の「運動会ファッション」は本当にイヤだった(「はじめての運動会」)など、恥ずかしい体験を語る「うさぎのはじめて』物語」
東電OL殺人事件、松山ホステス殺人事件など、心から離れない事件を著者が独自の視点で分析した「うさぎの道、けもの道」
2つの顔を覗かせる、中村うさぎの痛快エッセイ。


(REVIEW)
本作を手にとったのは、タイトルから。
「穴があったら落っこちたい」これ、あたしじゃん(爆~)

中村さんの恥ずかしい体験はいかに?
またも借金か、下ネタかと思ったら、ご自身の子供の頃の体験。
中村さんらしい痛快な文章で、漫画感覚で読める。
ファッションにうるさかったなど、現在の中村さんを垣間見ることも。

後半はガラリと変わり、中村さんの事件の見解編。
世間を揺るがした「幼女連続殺人事件」「酒鬼薔薇殺人事件」「松山ホステス殺人事件」など中村さんの独自の視点から分析が面白い。的がついているから、ついうなづいてしまう。
例えば、
「非の打ちどころのない優等生タイプは、『自分の非を認めない』といった困った性癖がある。他人からおっこられたことないから、プライドが高く傷つきやすく、ミスをしでかした時はパニックになる」
「現実の自分なんて愛せない。もっと美人に生まれたかった。もっと裕福に生まれたかった。もっと賢く、もっと才能に恵まれたかった。もっと人から愛される、そんな自分になりたかった。(中略)その事実が、プライドを傷つける。「特別な存在でありたい」。認められたい。自分で「自分」を愛されたい。そんな欲望をもたない人間が、この世にいるだろうか」


中村さんのストレートな言葉はいつも救われますわ。
だから、彼女のエッセイは私にとってのビタミン剤。
ヘタな自己啓発本よりは薬になる。
これからも読み続けたいです。

士道残照 - 幕末京都守護職始末  ★★★ - 08/15 Sat

trackback (0) | comment (0) | 藤本ひとみ
(2015年8月7日読了)
士道残照 - 幕末京都守護職始末
士道残照 - 幕末京都守護職始末藤本 ひとみ

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(STORY)
慶応2年9月。犬猿の仲だった長州と薩摩を接近させようとする動きがあり、政局は大きく変わろうとしていた。若き武士。服部孝太郎は戦いの渦に巻き込まれていく。幕末京都守護職始末シリーズ完結編。


(REVIRE)
若き剣士・孝太郎くんのシリーズ、幕末京都守護職始末の完結編。
ネタばれがあります。

初々しい少年だった孝太郎くんも青年となり、
それと同時に政局も大きく変わりました。
彼が、もう少し早めに生まれていたら、
立派な剣士となっていたでしょう。
しかし、時代は剣ではなく銃の時代へと変わってしまったのです。
彼も時代を共に変貌したかというとそうではなく、
最期まで剣士の道を貫きました。
きっとラストは本懐を遂げたことでしょう。
藤本版「ラストサムライというべきでしょうか。

主人公が若き剣士、「士道」を貫き、短い人生というあたりは沖田総司を彷彿します。
(総司くんも出てますよ)
イケメンを描くなら藤本女史。
少女マンガのようにワクワクする、初期の作品のようで私的、好きです。

歴史上の人物をふんだんに使い、史実も細かく描いています。
さすがは女史、よく調べています。

前半は歴史を追う展開になりやすかったせいか、ドラマが薄かったですが、
竜馬が登場した後半から面白味が出てきました↑
龍馬の暗殺は、竜馬が標的ではなくて、中岡慎太郎。
龍馬は不戦を訴えるが、陸援隊隊長の慎太郎は挙兵討幕派。
当時、名が知られているのは慎太郎の方で、龍馬はほとんど無名。
挙兵討幕のリーダーである慎太郎に始末せよとの上意がくだされた。
実行は会津藩、見廻組。黒幕は幕府。
龍馬は巻き込まれただけ。

最初は薩摩かと思ったけど、まだ敵がいた、会津だったのもやられたみたいな。
私的、納得できる見解です。

本作でも目から鱗を落としてくれました。ありがと^^