読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

マンガ家の鈴木小波さんにイラストを書いてもらった電子書籍が『火花』を抜いてKindleストア総合3位になっ……てしまった。

こんばんは、きんどう(http://kindou.info/)のzonです。 8月26日でKindle本のまとめサイト開設1000日目になるので、それを記念した電子書籍をリリースしました。タイトルは『Kindleのまとめサイトでどうにかこうにか1000日間生計をたてた話』。

本気で売ろうと思っていたので、わたしのTwitterアイコンを描いて頂いた『ホクサイと飯』『ブラック★ロックシューター イノセントソウル』などの著作を持つマンガ家の鈴木小波さんに表紙イラストを描きおろしてもらうという万全の体制で挑んだところなんと、予約だけでありがたいことに『火花』を抜いて21時現在のKindleストア総合ランキング3位まできました。

f:id:kindou:20150823214158j:plain

>> AmazonKindleストア の 売れ筋ランキング」

以前から電子書籍を売るなら発売後に割り引くんじゃなくて、予約してくれるような熱心な方のために最初を一番安くした方がいいという持論があったのでその通りにやったら……いやぁ、100位以内には入ると思ってましたが予想以上の期待の高さにちょっとびびっていますハイ。みなさん本当にありがとうございます!

今回、スタートダッシュで上手くいったのは

1.【予約キャンペーン】という名目で徐々に値段をあげると宣言したこと

2.電子書籍を売るためのメディアを持っていたこと

3.事前にリリースすることをネタにして期待を煽ってきた 

のが要因かなぁ。そこで今回は、本書のリリース告知や販売戦略とさわりの部分+次の企画発表をおこないます。

予約してくれる熱心なファンが一番得する価格施策が良いと思う件 

いやね、最近だとスティーブン・キングの既刊一斉配信を大々的に予約キャンペーンして発売当日には1作を80%近くOFFに、しばらくしたらそれぞれ30%OFFとかさ。「村上さんのところコンプリート版」が予約で1800円→発売後2000円(10%還元)→数日後1800円(10%還元)っておかしいだろと思ってたので。予約するような熱心なファンが割りを食うのがヒドイだろうと。

そこでわたしは発売後徐々に値上げするという、熱心なファンの方には安く。十分にファンに届いたら値上げして稼ぐというアプローチを実行します。流行りの飲食店や名物を作る手法みたいな感じです。

スケジュールとしては『Kindleのまとめサイトでどうにかこうにか1000日間生計をたてた話』予約〜発売直後:99円(印税率35%)。〜1週間程度:150円(35%)。8日目以降:250円(70%)という予定で考えています。

ただ、ずっと250円というとそうじゃなくて何か複数の出版社の大型キャンペーンがあればたまにセールするくらいはいいかなぁ、ついで買い狙いで!なんて考えてます。

本気で売るためにプロマンガ家・鈴木小波さんにに表紙イラストをお願いしてみた

f:id:kindou:20150823213536j:plain

出すからには本気で売りたいので、味わい深い塗りでおなじみの鈴木小波さんにお願いしてクオリティの高さを感じられるよう仕掛けました。これがオリジナルのイラスト。Kindleはベースカラーが黒なのでベゼルを塗ってタイトルなどをコッチで配して、現在の表紙になっています。

わたしのTwitterアイコンなどもご担当頂いていますし『ホクサイと飯』は2014年にきんどうで一番売れたマンガなので、サイトのユーザーさんも受け入れやすいかなと思いまして。もちろん、ちゃんとデザイン料もお支払いしてます。

そうそう、わたし普段着がスーツなんでだいたいこんな格好でノマドしてます。今は夏なんでシャツだけかジャケットですけどね。

内容は電子書籍を売るためのメディアづくり

ブログで何度か書いたメディア論を「出版社の電子書籍担当者向け」とマニアックな客層狙いに振り切って再構成し、かつわたしのこれまでの具体的な考え方なんかを書き下ろしました。基本的には「更新しないメディアはゴミだ。働けこの野郎」「メディアで金を稼ぐ?非効率だそんなもの」というものすごくバッサリとしたことを好き勝手書いております。ちなみに最初の方はこんな感じ

はじめに

(前略)

本書はそんな売り専門のアフィリエイターの苦労話や、出版社の営業、編集者にマンガ家・作家らクリエイターさんといった現場の方々に向けて電子書籍の売り方や電子書籍市場を盛り上げるための考えをまとめたものになります。

稼ぎ方はいわゆるネットのお小遣い稼ぎサービスで、誰でも契約できる「アマゾン・アソシエイトプログラム」を使っています。アマゾンの承認をえられれば電子書籍含む全商品をブログやソーシャルメディアで宣伝して、売れれば紹介料が貰える仕組みです。いわゆるアフィリエイトですね。

ネットのお小遣い稼ぎと言えば「週末副業で毎月十万円」なんてイメージかもしれませんが、これを三六五日休まず取り組めば十分本業になりえます。どうやったら収益を億単位まで積み上げられるか、毎月何十万冊を売っていけるかなんて考えてコツコツ積み上げた結果、確認する限り日本で一番電子書籍の販売数を持つ個人となりました。現在は中〜大型書店クラス相当のメディアになっています。

最近、そんな頑張りを認められてか「きんどうさん、意見交換しましょう」なんて出版社さんからご連絡をいただくことが増えました。これまで週刊東洋経済さんに一回キンドル系の特集記事の端っこの方に載せてもらった以外はロクにメディアに取り上げられたこともなく、メジャーなキュレーションアプリにも滅多に載せてもらえず、ローカルなサイトとして承認欲求をこじらせていたためフットワーク軽くお会いしております。

けれども、うちで成功していることや感じたポイントを話しても「いやぁ、それは社内の都合が……」「予算が……」「人材が……」なんて言われて、結局なんにも生まれないんですよね。

もうね、現場が言い訳している場合じゃないだろうと。特に「わたしはネットに詳しくないので……」とかなんじゃそりゃと。滅私奉公、気合と根性、電子書籍を売るために立てよ担当者!そんな熱い感情をギュッとまとめてみました。

電子書籍先進国のアメリカでは大手出版社の全体に占める売上比率が落ち続けているなんて話になっていますし、そろそろ出版社は本気で電子書籍を売るためにマーケティングやプロモーションに取り組んだ方がいいんじゃないかと思うんですよね。

(中略)

第一章では電子書籍を売るための具体的なメディア論について。第二章では具体例としてわたし自身についてや、きんどうというメディアの骨格づくりと狙いについてお話しします。第三章ではメディアを維持するための考え方「面白くて金になる」について。よく、これだけで生計を立てていると言うとビックリされるのでその辺りを実現させている姿勢について述べます。最終第四章では「これからの電子書籍について」。今後、電子書籍市場は着実に伸びていくとは思いますが、無料アプリやゲームなどユーザーの時間を奪い合うライバルがたくさんいます。業界として生き残るためにしたほうがいいんじゃないかなぁ、ということを述べます。合計約三万字なんで、ぜんぶで一時間もあれば読めるんじゃないでしょうか。

キンドルが日本に本格進出してもうすぐ三周年。いろいろな電子書籍ノウハウ本が出てきましたが、売ることにかけてはわたしは日本で相当なガチ勢なのは間違いないでしょう。なんたってキンドル本のアフィリエイターって実売数が生活に直結してますからね。そんな、尻に火をつけながら鍛えたスキルやノウハウが本書には詰まっております。


【予約キャンペーン】きんどう中の人本が今だけ99円

Kindleのまとめサイトでどうにかこうにか1000日間生計をたてた話
きんどう zon (著), 鈴木小波 (イラスト)
価格:予約キャンペーンで今だけ99円 「きんどう 通称:きんどるどうでしょう」管理人のzonです。サイト開設1000日目を記念して「他業界や、出版社業界で編集や紙書籍の営業から、電子書籍の担当になった人」向けにこれだけできれば上手くいく!というところまで具体的にメディアづくりについてまとめました。


いやぁ本書の中で更新しないメディアはゴミ的なこといいながら、しばらくはてなブログ更新止まってましたけどね。今日からまた頑張ります。それでは、今後の企画発表。

新企画!豪華執筆陣による「はじめての◯◯」をスタートします

最近AppleMusicにハマってまして。ジャズばかりを聞いてるのですが、オススメされるプレイリストが「はじめてのジョン・コルトレーン」「はじめてのソニー・ロリンズ」「はじめてのジョン・ハッセル」と知っているものからおおっ!という出会いまで色々オススメされるのが楽しくてですね。

そこで、以前新聞記事もでてましたが、そう遠くないうちにKindleの読み放題サービス「Kindle Unlimited」が日本でもはじまると思いますので、その時のブックリストづくりのために色々な方々から「はじめての◯◯」というオススメをもらっていくことにしました。

「はじめてのキンドル」「はじめてのモテ本」「はじめての手塚治虫」「はじめての80年代ジャンプ漫画」「はじめての恋愛系ラノベ」……etc。

今後、コレは!!という方にお願いしていく予定です。第1、2弾は近日公開予定!こんなネタで書きたい、という方是非Twitter@zonkndまでご提案ください。ちゃんと原稿料も実売からギフト券で出させていただきます。

どんなネタが飛び出すのか楽しみですね。これから色んな方々に提案をしていく予定です。いつもどおり見切り発車の企画でございます。