助けて!きわめびと「時間が足りない!」 2015.08.21


お〜。
何これ〜!それはお母さんのやる気スイッチでした。
(一同)わ〜!埼玉県にお住まいの…派遣社員として働きながら2人の娘を育てるシングルマザーです。
お悩みは…
(松嶋)そうやねん。
分かるわ。
朝から掃除に洗濯食事の準備と時間はいくらあっても足りません。
毎朝起きるのは4時40分。
そして往復4時間の通勤などで就寝は深夜0時。
睡眠時間は一日平均4時間ほどしかありません。
ぎりぎりの生活を続ける礼子さん。
ついには給料を少しでも上げようと受けた大事な資格の試験で…。
居眠りしてしまうという大失態!これには娘たちも…。
心配やね〜。
う〜ん…心配しているんだかばかにしているんだか…。
だから今身につけたい!やるべき事をテキパキこなす…お〜いいね!そんなお悩みに答えてくれる今回のきわめびとは…。
ん?渋滞?一体何のきわめびと?お悩み承れますか?こんがらがった毎日を解きほぐそう。

(三宅)さあ今日のテーマは家事をテキパキやりたいというね。
あ〜分かる〜。
私も何か昼間やればいいんやろうけども時間がある時に休みの日とかもあるから。
そこを何か自分の時間に使って結局子どもが寝てからバ〜ッとこなす。
やり残したやつをそこでやる?そう。
今回時間の無駄遣いっていうか上手に使うっていう方法やのに渋滞フェチの先生やん?そこだよね。
ご紹介しましょう。
きわめびとは渋滞学が専門の東京大学教授西成活裕さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずは西成さんがどんな方なのかこちらご覧頂きましょう。
高速道路で起きる車の渋滞はもちろん空港の入国審査での人の渋滞。
ありとあらゆる渋滞解消に取り組む東京大学教授の西成活裕さん。
数学や心理学動物行動学までさまざまな学問を駆使して渋滞学という唯一無二の学問を確立しました。
こちらはメッカに詰めかけた250万人もの巡礼者の大混雑。
お正月の明治神宮みたいなものですよね。
これを見事緩和してサウジアラビア政府から表彰を受けました。
そんな西成さんのモットーは…一見すると無関係に思える企業の経営改善から病気の治療。
更にインターネットのつながりにくさまで。
渋滞学を通してあらゆる問題に挑み続けている西成さん。
今日は家事が渋滞しているという主婦のお悩みに答えて頂きます。
西成さんの渋滞学っていうのは何となく分かったんですけどね心理学もあるし動物の生態とかもみんな関係してくると?車だけじゃなくて…それをちょっと今日見ていきたいと思いますけど。
(一同)わ〜!「百聞は一見にしかず」という事でこの人たちを車に見立ててなぜ渋滞が起きるのか実験します。
ではルールを説明します。
とってもシンプルなルールですね。
それではスタート。
今まずは順調に進んでますね。
2歩ちゃんと進んでますけど。
ある事がきっかけでここから渋滞が起きちゃうんですね。
あっ起き始めましたよ渋滞が。
何で?1人止まったんや。
今3人になってどんどんどんどん渋滞が延びてきてますね。
ボ〜ッとしてる人がいるって事?それをちょっとまた詳しく何だったのか見てみましょう。
今は普通に動いてますけど今度はあちらの方にちょっと注目して下さい。
あの車が2歩動くはずなのに1歩しか動いてないんです。
アホや!それが減速なんですね。
ちょっとした減速が実は後ろに大きな影響を与えちゃうんですね。
これもう一度拡大すると減速してますよね。
まだ大した事ないかなと思うんですけど後ろからああやって来ちゃうんですよ。
次々とこれが次々と大きくなっちゃう。
連鎖反応が起きちゃうんです渋滞って。
ちょっとしたきっかけで連鎖反応が起きてこういう大きな渋滞になるっていうのが渋滞の実は正体ですね。
これが実はほかの仕事だとか家事に全てに当てはまるんですね。
ちょっとした要するにきっかけで減速が起きますよね。
それがほかに影響を与えていってしまうという。
そういうのが全ての渋滞の根本に実はあるって事が分かってきたんですね。
家事の渋滞を引き起こす減速とは何なのか。
西成さんの現場検証です。
初めまして。
西成といいます。
初めまして。
都内の外資系企業で派遣社員として働く礼子さん。
お邪魔しますどうも。
こんにちは。
初めまして。
高校1年生の優莉さん中学2年生の莉奈さんとの3人暮らしです。
(一同)よろしくお願いします。
早速礼子さんの一日のスケジュールをチェックしてみる事に。
毎朝4時40分に起きる礼子さん。
ここから出勤までの2時間。
7つの家事をこなす過酷なタイムレースの始まりです。
礼子さんなんとか時間内に終わらせようと全力で走り続けます。
時間のロスがないように常に時計をチェック。
更に料理や洗濯のちょっとした合間にも掃除を挟み込みます。
一見しただけではどこにも渋滞の原因となる減速は見当たりません。
でも…。
すいませんお願いします。
子どもたちもすごいな。
料理もうできるんやね!なぜかいつも時間が足りなくなって娘に泣きつくはめに…。
現場検証を終えた西成さん。
確かめたい事があると礼子さんの朝の行動を分析し始めました。
注目したのはこの場面。
西成さん何か減速の手がかりをつかんだようです。
ストップウォッチ片手に何やら路線図のようなものを描き始めた西成さん。
礼子さんの移動した場所と時間をグラフにしていきます。
スタジオには礼子さんたちご一家にお越し頂きました。
よろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。
(三宅)お子さんたちもよく見てますよね。
すばらしい言葉の選び方。
チョイスセンスあったよね。
「お母さんどうですか?」。
なかなかうまい言葉を探してきましたね。
今日は西成さんに極意をスタジオで直接伝授して頂きます。
このお悩みが解決すると相当楽になりますもんね?あっ信用してませんよ。
(笑い声)礼子さんがしていた家事の車線変更とは一体どういう事なのか。
西成さんが作成したグラフを基に分析です。
ちょっとここ注目して頂きたいんですけどまず朝食準備ここで始めたんですね。
4時56分。
ちょうどこの時間に朝食準備を始めてちょっとこう行ったり来たりしてここで家計簿をつけ始めました。
(松嶋)何で?
(三宅)朝食準備の途中でですか?途中でですね。
そのあと洗濯に行きましてそのあと洗面所の掃除してこうやってどんどん車線変更してます。
で着替えまして食器洗いをしてここで朝食準備にまた戻っている。
よく見て頂くと朝食準備完了がビデオから見たところ6時7分。
4時56分から6時7分。
すっげえもん作ったんちゃう?1時間ちょっとかかってますね。
何を作ったかというとズッキーニの炒め物1つ。
(松嶋)おかあさん?40人前ぐらいとか作らな無理やんね。
だからちょっとこれ時間かかり過ぎてるって事で仮説として料理がちょっと苦手というか…。
う〜ん…。
(三宅)やらなきゃいけないからやっているという。
何か趣味が料理の人とかいるじゃないですか。
そういう感じではないです。
(三宅)まあでもこんだけやる事があるとね大変だと思うけど。
生きるための食事を…。
生きるための義務。
それをやろうとする気持ちが高くなって始めてもほかのものに目がいってしまうとかエンジンがかかりづらい。
それが無意識の減速というものなんですね。
本人はものすごく効率よくやってる一生懸命やってると思うんですけど無意識でどんどん減速していっちゃうんですね。
これ全ての渋滞に共通する原因なんですよ。
これがちょっと解決する極意の一つ。
これはもうズッキーニを作る?
(笑い声)ちょっとスペースが…もうちょっと短めの。
(三宅)スペースが違う。
(松嶋)朝食を作る。
いやこれはもう時間でしょう。
近いですね。
これ答えは実は「流れを作る」っていう事なんです。
「流れ」だ。
そうなんです。
この「流れ」というのはすごく大事な観点でまずはやりやすい仕事とか好きな仕事そっからやると弾みがつきますよね。
まずは最初にやりたくないとかそういう重いものではなくてやりやすいものから始めて徐々に徐々に加速をつけていくんですね。
ないんだよね。
朝好きな仕事って。
その流れに乗る。
それがねすごく大事なんです。
そこで西成さんが考える理想の朝の流れをご紹介。
コーヒーを飲んだあと洗濯をして家計簿。
そして朝食準備に食事という流れです。
中でも西成さんがこだわったのが家計簿の順番。
私ちょっとビデオ分析させて頂いて意外にパソコンとか入力とかお好きなんじゃないかなと。
家計簿って普通…。
しないよ。
書かないよ。
やんないですよね朝に。
家計簿は買った事がない。
それまた問題かもしれないですけど。
(三宅)パソコン作業はお好きな方なんですか?そうですね。
見ててそうですか?そうですね。
仕事とかも全部パソコン関係のとかで。
そういうものがやりやすいと私思ったのであえてここにペースメーカースターターとして家計簿をちょっと入れてみました。
(三宅)コーヒーで洗濯放り込んでそこからがまたスタートダッシュが必要だと?そうですね。
西成さんどれくらい時間を捻出できますか?一応試算したんですけど…そうすると30分多く寝るだけでいろんな事がそこから私解決していくと思うんですよね。
礼子さん一家にはもう一つ解消しなければならない渋滞がありました。
仕事を終えてくたくたの礼子さん。
あれ?ただいま。
目に飛び込んできたのは制服姿のまま食卓で眠っていた長女の優莉さん。
これが渋滞の原因に…。
はい。
帰宅後すぐにお風呂に入りたかった礼子さん。
優莉さんが入浴していなかったため予定が狂ってしまいました。
すると…。
お風呂を巡る母と娘のいざこざは5分にも及びました。
そのイライラは次女の莉奈さんにも飛び火して…。
結局夜も家事は大渋滞。
娘たちはやるはずだった洗濯物を片づけずに眠ってしまいました。
うわっ。
さっき褒めたとこやのに私。
疲れてくるとなかなか集中できないようで…。
あ〜!
(松嶋)悲劇やな。
いいシーンを撮らせて頂きましたね。
「山が崩れた〜」。
理由は足のゴミを取っていて。
(笑い声)これでもよくある家庭でのちょっとした痴話げんかみたいなものもあるしこれが渋滞なんですか?そうです。
ではまた実験を見て頂きます。
(松嶋)またあれ?黄色いゲートは礼子さん一家のお風呂だと思って見て下さい。
みんながゲートに入ろうとしますが衝突を起こし全員がブレーキを踏んで減速している状態なんですね。
スムーズに流れず渋滞が引き起こされます。
全員が通り抜けるまでに25秒かかりました。
ポイントはですね2つの列についたてがありますよね。
これがミソだったんですね。
これ少なくするだけで実は渋滞が解消されるんですよ。
今度は合流する前にお互い譲り合ったりちょっと目くばせができるんですね。
こういうようにちょっとお互いが確認して譲り合う区間を作っておくという事で本当に簡単な事でスムーズになるんですね。
これ何秒ぐらい?あれだけでも5秒縮まってる。
つまりついたてを1つ取った事がこれは礼子さんの家事とどう生かせばいいんですかねそれは。
ここでですねキーワード。
すごい大事なキーワードが…何か今いい事言おうとして本当にこれがうまくいくんですか?「心のついたて」。
心のついたてという問題が最後にあったと。
お風呂の順番を巡る渋滞が起きた夜時間を巻き戻してみると…。
ここ。
寝ている娘の脇にオムライスが2つ!食べてないの?実はこれ…。
疲れたお母さんのために優莉さんが自主的に作ってくれたものなんです。
こういうのを見るとやっぱり優しさがこう出てくるじゃないですか。
それなのにやっぱりお風呂でけんかしてしまう。
コミュニケーションの渋滞なんですね実は。
(松嶋)あれオムライス気付いてたの?テーブルにあったのあの日。
パッと帰ってきて。
いや多分見えてないですね。
もう一直線に枕が見えたので。
「お風呂入ってねえや」みたいな事ですね。
で制服…。
でもオムライスを作ってくれたという娘さんの気持ちが伝わっていればけんかにはならないし言い方も変わってくるっていう事でしょうね。
そうなんです。
そういうのがどんどん積み重なってくるとお互い会話ができるようになってくるじゃないですか。
そうしてくれると何かごめんねとか…お風呂の流れでもそうですけどごめんねって言ってくれて…ありがとうってオムライスの事を言われてくれたら多分「ああこっちこそお風呂入ってなくてごめんね」って言ってそこで多分スムーズに行けると思うし。
あとはお子さんたちにも協力してもらうところはここは協力してほしいっていうのが決まってくるともっと時間が出来るかもしれないですね。
うまく皆さんで家族なんですからね協力する事でどんどんお母さんがもっと楽になるんじゃないかっていうふうに思いますけどね。
という事で礼子さんいかがでしたかね?今日いろんな事をやりましたけども。
ここね番組的には大事なとこなんですよ。
そうなんですよね。
そうですよ。
得手不得手が何となくは分かってたんですけどもやはり第三者に指摘してもらってはっきりと分かって対策が見えてきたのでまずそれを対策として朝ごはん…。
夜と朝で30分30分出来れば1時間多く寝れるという事ですよね。
子どもたちの心配も少し緩和されるしイライラも少し緩和されると全部がよくなる。
いい循環をそこから作っていけたらなと思うんですね。
どうですか?そういうお母さんを見て。
そうなってほしいなって思うしそしたら生きやすい家の中になるかなって思います。
そして会話もねさっき言ったようなね。
だからオムライスはもっと分かりやすい所に置いといて。
持って寝てればいいんですよね。
2015/08/21(金) 02:44〜03:08
NHK総合1・神戸
助けて!きわめびと「時間が足りない!」[字][再]

「渋滞学」の第一人者、東京大学教授、西成活裕さんの研究が、いまどうすれば仕事や家事が渋滞しないのか?=時間管理の方法として注目を集めている。その意外な極意とは?

詳細情報
番組内容
『渋滞学』の第一人者、東京大学教授の西成活裕さん(48)。その研究が意外なところで注目を集めている。効率性を求める企業や自治体からどうすれば仕事は渋滞しないのか?=時間管理に関するアドバイスや指導を求める依頼が殺到しているのだ。そんな西成さんに今回お悩みを寄せたのが、子育てしながら派遣社員として働くお母さん。やってもやっても家事が終わらないというお悩みに、西成さんが伝授するユニークな時間管理術とは
出演者
【司会】三宅裕司,松嶋尚美,一柳亜矢子,【出演】東京大学先端科学技術センター教授…西成活裕,【語り】本上まなみ

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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