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【プロ野球】

巨人連勝4でストップ 真夜中の勝利でお疲れモード

2015年8月23日 紙面から

◇広島2−1巨人

広島−巨人 8回裏1死一塁、代打エルドレッド(左)に中越えの逆転2ランを打たれた山口=マツダスタジアムで(沢田将人撮影)

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 広島が逆転勝ちで連敗を4で止め、7年ぶりに巨人戦の勝ち越しを決めた。0−1の8回1死一塁で代打エルドレッドの2ランでひっくり返した。福井は8イニング1失点で自身最多となる9勝目。巨人は山口が崩れ、連勝が4で止まった。

       ◇

 原監督の積極的な仕掛けが、結果的に裏目に出た。勝負どころと読んだのは0−0の7回。阿部の代走に橋本、村田の代打に亀井、高木勇の代打に堂上と立て続けに交代要員を送り込んだが、得点を奪えない。続く8回に試合は激しく動いた。

 1死一、三塁で、7回の守備から途中出場の井端が先制の左前適時打。初球、144キロの真っすぐをとらえ「チャンスだったし、ストライクゾーンのボールは逃さずに振っていこうと思っていた」とうなずいた。

 その裏、回またぎとなった2番手の山口が代打エルドレッドにまさかの逆転2ランを被弾。初球、147キロのシュートが甘く入った。7回をわずか5球で三者凡退に抑えるほど球は走っていたが「打たれたら意味がない」と自らを責めた。

 初めて追う展開になった9回は2死から代打高橋由が左前打を放つのがやっとだった。

 最後は2番手捕手の加藤が代打に立ち、空振り三振でジ・エンド。7回の勝負手が不発に終わり、代打の駒が尽きていた。

 原監督は「2回の走塁で各駅停車にしているようじゃ、なかなか打破できないね」と敗因を別に求め、1死一塁から右前打で三塁へ進めなかった走者の長野を責めた。延長11回を戦った前日を含め、3試合連続で安打は1桁止まり。連打を期待できない以上、得点を重ねるには隙のない走塁が不可欠ということか。

 いずれにせよ、連勝は4で止まり、阪神は1・5差に遠のいた。首位をうかがうチームにとって手痛い敗戦となった。 (小林孝一郎)

 

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