記事詳細
【陸上】
男子100メートル ボルトvsガトリン一騎打ちの様相 世界選手権22日開幕
22日に北京で開幕する陸上の世界選手権では海外勢のトップアスリートがどんなパフォーマンスをみせるかも注目の的になる。男子100メートルは世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)と今季好調なジャスティン・ガトリン(米国)の一騎打ちの様相だ。
今季のガトリンは100メートルと200メートルの2種目で世界ランキング1位。33歳のベテランながら、持ち味であるスタートからの加速力を生かした走りをみせ、100メートルでは9秒74、200メートルでも19秒57をマークし、他の選手を引き離している。
一方のボルト。今季は左脚の故障の影響もあって出遅れたが、7月下旬のダイヤモンドリーグ・ロンドン大会で100メートルで9秒87をマークし、順調な回復ぶりをアピールした。レース後半の加速力は群を抜くだけに、どんなスタートをみせるかがポイントだ。
女子の短距離はシェリーアン・フレーザープライス(ジャマイカ)が2大会連続2冠を狙う。152センチと小柄な女王に対し、180センチの長身であるブレッシング・オカグバレ(ナイジェリア)がどこまで迫れるか。
男子走り高跳びは前回モスクワ大会覇者のボーダン・ボンダレンコ(ウクライナ)と成長著しいムタズ・エサ・バルシム(カタール)によるハイレベルな争いが期待される。世界記録2メートル45の更新なるかに注目だ。(丸山和郎)