山手線の新型車両として製造されたE235系電車の量産先行車が、東京総合車両センターで一般公開されました。
この形式は、先に製造され現在も首都圏の各線区で活躍しているE231系やE233系で得られたノウハウを有効活用し、さらなる新機軸を取り入れた車両で、今年の9月には山手線で営業運転に就く予定だとか。
正式デビューにはまだ時間がありますが、今年の3月に落成し、報道公開を経て現在では主に山手線で繰り返し試運転を行っているため、ご存知の方も多いことと思われます。
パッと見てまず注目されるのが、その奇抜な車体デザインでしょう。
この写真は真正面からの撮影なので、車両全体の構造は分からないのですが、前面形状だけでも十分なインパクトを与えてくれます。
形状は極力フラットにまとめた感じ…。言い方を変えれば、極端に扁平的になった印象を受けますが、よくよく見れば、凹凸の少なさはこれまでのE23x系と大して変わらないようです。
そしてカラーリング。山手線のラインカラーである緑をベースにしていますが、この配色はJR東日本の通勤型電車においてはかつてないものとなっています。
大きく見やすくなった行先表示も印象的です。高解像のフルカラーLED装置と読みやすいフォントを採用し、視認性は抜群によくなりました。これまで若干無理があった感じの英字表記もバッチリです。
車体幅がちょっと広くなった?…というか、間延びした感じを受けますが、実はこれも従来の電車と変わらず。デザインの影響もあると思いますが、運転機器の位置を下げていることやフロントガラスの大きさのせいと言えるかも知れません。
…これらについては賛否両論あるでしょうけど、無駄な部分を極力カットし、必要な部分を強調して配置するというかつてない構造には、今後の電車用車体に大きな影響を与えることは必至でしょう。
各駅にはホームドアが設置され、さらに新型ハイテク車両の導入で、2015年の山手線は「進化元年」を迎えると言っても過言ではないと思います。
これを機に、首都圏の電車事情がどのように変わっていくのか、楽しみなところです。
撮影データ:
2015年8月 JR東京総合車両センター
Canon EOS 7D + EF24-105mm/F4L IS USM