被爆アオギリ:2世の木に献水…新潟・長岡

毎日新聞 2015年08月06日 20時08分(最終更新 08月06日 21時47分)

爆心地近くで生き残った「被爆アオギリ」の2世
爆心地近くで生き残った「被爆アオギリ」の2世

 広島に原爆が投下されてから70年を迎えた6日、新潟県長岡市の平和の森公園で、広島の爆心地近くで生き残った「被爆アオギリ」の2世にあたる2本の木に、「平和の水」がささげられた。

 同市の映画グループ「長岡アジア映画祭実行委員会!」が企画。市民約20人が参加し、広島や長崎、沖縄、福島など平和や非核運動にゆかりのある9カ所から集めた水をアオギリの幹や根元にかけた。

 水が2本のアオギリに染み入ると、参加者は静かに手を合わせた。映画監督の小林茂さんは、「(平和への思いが)人々の心に届くことを願っている」と呼びかけた。【金沢衛】

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