広島原爆の日:平和への祈り、川面に灯籠1万個
毎日新聞 2015年08月06日 20時54分(最終更新 08月07日 00時07分)
原爆の日の6日夜、広島市中区の原爆ドーム前を流れる元安川などでは、恒例の「灯籠(とうろう)流し」があった。犠牲者の冥福と世界平和への願いを込めて約1万個の灯籠が川面に浮かべられ、被爆者や遺族らが手を合わせた。
今年は被爆70年の節目に合わせ、高さ1.5メートルの折り鶴灯籠7基が作られ、赤、黄、ピンクなど7色の明かりがともされた。
亡くなった祖母が被爆者だったという同区の高田灯希(ともき)君(8)と煌人(こうと)君(6)は「世界のどこにも原爆が落ちず、平和が続いてほしい」と祈っていた。【道岡美波】