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脳死の子どもの臓器 提供希望も17件提供されず8月23日 5時18分
5年前に改正臓器移植法が施行されて以降、家族が脳死と判定された子どもからの臓器の提供を希望したのに、病院の体制が整っていないという理由で提供されなかったケースが17件あったことが日本臓器移植ネットワークの調査で分かりました。
この調査は脳死と判定された15歳未満の子どもからの臓器提供を認める改正臓器移植法の施行からことしで5年になるのに合わせて、日本臓器移植ネットワークが行いました。
それによりますと、ことし3月末までの5年近くの間に、18歳未満の子どもからの臓器の提供について家族が希望したのに、病院の体制が整っていないという理由で提供されなかったケースが17件あったということです。改正臓器移植法の施行後、18歳未満の子どもから臓器が提供されたケースは14件で、これよりも多い件数となります。
臓器提供に対応する全国380余りの施設のうち、虐待防止委員会の設置など、子どもの臓器提供に必要な体制の整備が出来ていない施設は、昨年末の調査で全体の4割近い148施設に上っていて、日本臓器移植ネットワークは「臓器を提供したいというご家族の気持ちに応えられるようより多くの施設で対応できる体制を整えてもらいたい」としています。
それによりますと、ことし3月末までの5年近くの間に、18歳未満の子どもからの臓器の提供について家族が希望したのに、病院の体制が整っていないという理由で提供されなかったケースが17件あったということです。改正臓器移植法の施行後、18歳未満の子どもから臓器が提供されたケースは14件で、これよりも多い件数となります。
臓器提供に対応する全国380余りの施設のうち、虐待防止委員会の設置など、子どもの臓器提供に必要な体制の整備が出来ていない施設は、昨年末の調査で全体の4割近い148施設に上っていて、日本臓器移植ネットワークは「臓器を提供したいというご家族の気持ちに応えられるようより多くの施設で対応できる体制を整えてもらいたい」としています。