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 三重県鳥羽市が募集していた「昭和の海女アイドル」のオーディションが21日、市民文化会館で開かれ、50代の海女2人が合格した。歌や振り付けの練習を積み、12月のCDデビューをめざす。

 市は、「海女と真珠のふるさと」をPRしようと今月上旬、市内の現役海女を対象にアイドルグループのメンバーを募集した。同市安楽島町で一緒に朝市を続ける、出間(いずま)リカさん(50)と鈴木みゆきさん(59)の2人が応募。書類選考を通過し、面接と歌声チェックのオーディションに臨んだ。名古屋市の広告会社のディレクターらが審査した。

 2人は応募動機やダンスの経験を聞かれ、「自分に挑戦したい」「日本舞踊をやっている」などと答えると、高低音の発声テストもクリア。清水敏也・市観光課長から合格を知らされると、出間さんは「日本一海女の多いまちをPRしたい」、鈴木さんは「鳥羽のいろいろなところを宣伝したい」と喜んだ。