天皇、皇后両陛下は22日、長野県軽井沢町で、旧満州からの引き揚げ者が入植した「大日向(おおひなた)開拓地」を訪れた。住民との懇談では戦中から戦後の体験談に耳を傾け、天皇陛下は「ご苦労が多かったでしょう」といたわった。皇后さまは「いつまでもお元気で」と体調を気遣っていた。

 両陛下はこの日から29日まで、軽井沢町と群馬県草津町で静養する。皇后さまに、強いストレスなどに起因する「心筋虚血」の可能性が判明してから初めての静養。側近は「心身ともにリラックスしていただきたい」と話す。