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南北高位級会談 一時中断 午後再開
8月23日 6時38分

南北高位級会談 一時中断 午後再開
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韓国と北朝鮮の間で緊張が高まるなか、22日夕方から始まった南北の高位級会談は休憩を挟みながら夜を徹して行われましたが、午前4時すぎに一時中断し、午後再開することになりました。緊張の緩和に向けて何らかの合意に達することができるのかどうか注目されています。
韓国と北朝鮮の高位級会談は韓国側からキム・グァンジン(金寛鎮)国家安保室長とホン・ヨンピョ(洪容杓)統一相が、北朝鮮側からは軍内部の思想統制を担うファン・ビョンソ総政治局長と朝鮮労働党で南北関係を統括するキム・ヤンゴン統一戦線部長がそれぞれ出席し、南北の軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)で、22日午後6時半から始まりました。
韓国大統領府の報道官によりますと、会談は、休憩を挟みながら夜を徹して行われましたが、午前4時すぎに一時中断し、23日の午後3時から再開することになりました。
北朝鮮軍は今月20日、軍事境界線近くの韓国軍部隊に向けて砲弾などを撃ち込んだうえで、韓国軍が11年ぶりに再開した北朝鮮に対する非難放送を22日夕方までにやめなければ、「軍事的行動を開始する」と通告していましたが、その期限の直前に南北は高位級会談の開催で合意しました。
およそ10時間に及んだ会談について報道官は「最近の事態を解決する方策と今後の南北関係の発展の方向について幅広く協議した」と述べて、非難放送についてや、今月4日軍事境界線の韓国側で地雷が爆発したことに加え、そのほかの南北の課題についても話し合ったことを明らかにしました。報道官は「午後から再開される会談で双方の立場の隔たりを埋めていくことになった」と述べ、朝鮮半島の緊張の緩和に向けて何らかの合意に達することができるのかどうか注目されています。

米大統領 随時報告受ける

アメリカのホワイトハウスによりますと、オバマ大統領は22日、休暇を過ごしている東部マサチューセッツ州の島で朝鮮半島を巡る最新情勢について随時報告を受けているということです。そのうえで、ホワイトハウスは「米韓の同盟関係は強固だ。引き続き緊密に連携していく」としています。
一方、韓国と北朝鮮の高位級会談の前に、アメリカ軍の制服組トップ、デンプシー統合参謀本部議長は21日、韓国軍のチェ・ユンヒ合同参謀本部議長と電話で会談を行いました。この中で、デンプシー議長は韓国の防衛への揺るぎない決意を強調するとともに、両国で連携して北朝鮮の動向を監視し、挑発行為の抑止や緊張緩和に向けて取り組む方針を確認したということです。

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