古市憲寿氏が日本の戦争への歩みを不安視「何となく進んじゃう」
番組では、毎回1冊の本を取り上げ、著者をゲストとして招いてトークする。この日は「保育園義務教育化」(小学館)にスポットを当て、著者の古市氏が登場した。
古市氏は、26歳で書き上げた「絶望の国の幸福な若者たち」(講談社)で注目を受け、テレビでもコメンテーターとして活躍。また、2014年には「内閣官房クールジャパン推進会議メンバー」にも抜擢されており、古市氏によると「クールジャパンの悪口をエッセイで書いていたら呼ばれた」とのことだ。
トークが進むなかで、古市氏は2020年東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場の建設計画が白紙になった件に触れた。
古市氏は、競技場のデザインについて「これ絶対作りたいって人がいなさそうなのに、なぜか巨額を使って作られようとしてる」と指摘し、「今回は競技場の話ですけど、これがもし戦争でも誰も止められないのかなって」と持論を展開。
さらに古市氏は「仮に、誰もしたくない戦争に日本が足を踏み入れようとしたとき、国立競技場みたいに誰も止めず責任の押し付け合いだけして、戦争が始まっちゃうんじゃないか」などと不安をのぞかせ、日本の官僚に対し「何となく進んじゃう感じが薄気味悪い」と感想を述べていた。
【関連記事】
・TOKIOの国分太一が「東京オリンピック返上案」に突如「イヤだ!」と連呼
・武田邦彦氏が東京オリンピックエンブレム盗作疑惑で佐野研二郎氏を痛烈批判
・武井壮 新国立競技場問題で観客席を満席にする重要性を説く