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北海道新幹線、訓練初日にポイント異常
JR北海道は22日、同日未明に開始した北海道新幹線の訓練運転で、奥津軽いまべつ駅(青森県今別町)の構内で線路のポイント(分岐器)が切り替わらなくなるトラブルが起き、列車2本が同駅で折り返したと明らかにした。
同社によると、列車2本は予定通り、午前1時すぎに新函館北斗駅(北海道北斗市)を出発したが、同1時45分ごろ、奥津軽いまべつ駅でポイントが切り替わらなくなった。同駅は在来線と新幹線が同じ線路を走る共用走行区間で、訓練のため架線の電圧や自動列車制御装置(ATC)を新幹線用に変更した際、地上設備の電気系統に不具合が起きたとみられる。
約20分後に復旧したが、訓練時間が限られているため、列車2本は当初予定していた新青森駅(青森市)ではなく、奥津軽いまべつ駅で折り返した。