中国が来月3日に行う抗日戦勝記念式典には、韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領やロシアのプーチン大統領を含む20-30人ほどの首脳が出席することが分かった。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は不参加の可能性が高く、また日本の安倍晋三首相も閲兵式当日の訪中は難しいとの見方が出ている。北京の外交筋は20日「現在、金第1書記が閲兵式に閲兵式に出席する見込みはない。金第1書記が訪中するためには、朝中間の高官級の接触がなければならないが、まだそのような痕跡がないという意味だ」と語った。今年5月、ロシアの対独戦勝70周年記念行事に出席した金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議(国会に相当)常任委員長が訪中するとの見方も出ている。一方、日本メディアは、安倍首相が3日の閲兵式を避けて訪中する問題をめぐり中国側と大詰めの調整を行っていると報じた。だが、中国外務省は19日「安倍首相の訪中は確実だ」と発表した。
中国は抗日戦争を一緒に戦った国や、日本の侵略を受けた国など約50カ国に招待状を送った。だが、米国や欧州など西側諸国の首脳は多くが不参加の意向を表明したことが分かった。米国は中国の軍事的な台頭に拍手することを避けたい意向で、また欧州は東方の戦争にさほど関心がないというムードだ。とりわけ西側諸国は、1989年に天安門事件が起こった場所で行われる閲兵式への出席をためらっているという。欧州では現在のところ、チェコのミロシュ・ゼマン大統領だけが出席の意向を表明した、米国と欧州諸国は首脳が出席する代わりに、高官級の人物を派遣するものとみられる。