遠藤五輪相は22日、費用がかさんで見直すことになった新国立競技場の総工費について、「2000億円を超えてはだめだ」と述べ、旧計画での総工費2520億円から大幅に圧縮する考えを改めて強調した。

 山形市での自身の後援会の会合のあいさつで語った。

 現在策定中の整備計画では、施設は、原則として競技機能に限定するとし、旧計画にあった開閉式の屋根を設けずに、大幅なコストダウンを目指している。政府は月内にも関係閣僚会議を開き、総工費の上限などを盛り込んだ整備計画を策定する方針だ。