題名のアリクロツムトナ。これは私によって造られた『造語』である。
一時期、他の人のハンドルネームを構成する文字をパズルのようにバラバラにしていって、
バラバラにして一つの記号となったものを組み合わせたり消したり変えたりして、全く違う単語にする遊びに嵌まった事がある。
その遊びの課程を目撃した友人に『アリクロツムトナ』は気に入られたらしく、後に友人のハンドルネームとなった。
私は全く意味を持たない『それ』に意味を持たせる為に模索し続けた。しかし、私はふと思った。
『意味を持たない』のではなく、『意味に気付いていない』と言うことに。
文字や記号、絵の組み合わせは無限の可能性を秘めている。詳細がはっきりしない一つの絵や記号を多くの人間に見せれば、個々で違った感想を見せるだろう。
それと同じで、何の意味も持ち合わせない『駄文』ですらも考え続ければ意味が生まれるのだ。
私は友人のハンドルネームを分解したり組み合わせたりする課程で生まれた『アリクロツムトナ』にも意味があると思い始めた。
これは何の規則性もない、記号を組み合わせた結果生まれたカタカナの羅列だ。しかし、私はこの8文字のカタカナから魅力を感じた。
それと同時に、『既存のワード』を略し、一つにした物の様にも感じられた。
そこで考え続けた結果、私が出した『アリクロツムトナ』の意味はこれだった。
『有り得ない程の』、『苦労を積み重ね』、『紡ぐ』、『隣の人間との関連性』。
この様に、用意された何の意味も持ち合わせないとされる物から自分だけの世界を構築して行く。
それこそが自分らしさの確立であり、他者との違いを明確にする一つの手段ではないだろうか。