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 戦時中の移動劇団「桜隊」の一員として滞在先の広島で被爆し、32歳で亡くなった岩手県出身の元タカラジェンヌ、園井恵子(本名・袴田トミ)さんの追悼忌が21日、盛岡市の恩流寺の墓前で営まれた。被爆70年の夏、ゆかりある人たち約20人が集まり、園井さんの人生と死を振り返り、平和の価値を確認し合った。

 「園井恵子を語り継ぐ会」の柴田和子会長(67)は「私も戦後生まれで、戦争体験が風化していく危機感を持っている。70年の節目を再スタートとし、子どもたちに語り継いでいきたい」と語った。

 園井さんは1913年8月6日に旧松尾村(現八幡平市)に生まれ、旧川口村(現岩手町)で育った。15歳の時に家出同然で故郷を離れ、宝塚音楽歌劇学校(現・宝塚音楽学校)へ入学。30年に初舞台を踏んだ。