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 ロシアのメドベージェフ首相は22日、日本が返還を求めている北方領土の択捉島に到着した。メドベージェフ氏の北方領土訪問は、大統領時代を含めて3回目。トルトネフ副首相らも同行。北方領土の実効支配をアピールする狙いだ。

 日本政府は、年内のプーチン大統領の訪日を模索している。準備作業のため、岸田文雄外相が訪ロする案が浮上している中で、日本側の訪問中止の要請を無視して、メドベージェフ氏が訪問を強行したことで、日本側の態度が硬化するのは確実だ。

 メドベージェフ氏は到着後、昨年開港した空港を視察して設備の改善を指示。この後、24日までの日程で択捉島で開かれている全ロシア青年教育フォーラムを訪れ、ロシア全土から訪れた若者らと交流するほか、魚加工工場や港湾施設なども視察する予定。

 青年教育フォーラムはロシア政府主催。今年はロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ南部クリミア半島でも開かれており、ロシア国境の要所への関心を高める狙いがある。メドベージェフ氏は、クリミアでも参加した。