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【プロ野球】

藤浪無念の6敗目 チームは4年連続Gに負け越し

2015年8月21日 紙面から

9回裏無死一塁、橋本のバントを藤浪が取り損ねる=東京ドームで(棚橋慶太撮影)

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◇巨人2−1阪神

 母校が夏の甲子園を制した菅野は119球を投げた。3年前に春夏連覇した阪神の藤浪は141球を投げ、マウンドから降りた。9回、無死満塁で無念の交代。結末はベンチから見届けた。

 「マウンドに上がった以上、最後まで投げたかったです。全然いける状態でしたし、コンディションどうこうではない。死球もエラーも自分のミスなので、すごくもったいなかったです」

 9回に力尽きた。死球、犠打失策、右前打。無死満塁となったところで、降板を告げられた。

 2年ぶりに菅野との譲らぬエース対決を演じた。「相手はいいピッチャーなので、最少失点に抑えようと思っていた」。6回の2死一、三塁、8回は1死満塁。窮地を脱するたびに、チームを鼓舞するように吠えた。7安打2失点。全身全霊でぶつかったが、もうあと一歩及ばなかった。

 まさかの3連敗。5試合を残して、4年連続巨人戦負け越しも決定した。宿敵に負け越しての優勝は1度だけ。「シーズンはまだまだある。8月半ばなので、しっかりやっていきたい」。厳しい現実を突きつけられたが、藤浪は前を向いた。 (杉原史恭)

 

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