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地熱発電 “斜め掘り”で開発認可へ8月21日 4時30分
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再生可能エネルギーとして期待される地熱発電について、環境省は、国立公園や国定公園で開発が規制されてきた地域でも、地下の熱源に向けて区域の外から斜めに井戸を掘ることで、開発を認める方針を固めました。
地熱発電は、地下深くにある熱源から高温の蒸気や熱水を取り出して発電するもので、火山が多い日本は、世界でも3番目に多い資源量があるとされています。一方で、熱源のおよそ8割が国立公園と国定公園の地下にあるとされるものの、開発が認められない地域があったため、事業者からは規制緩和を求める声が上がっていました。
これを受けて環境省は、これまで規制が厳しかった「第1種特別地域」と言われる地域でも、地上への影響がない場合に限って、区域の外から斜めに井戸を掘ることで、開発を認める方針を固めました。
これによって、開発できる地域が拡大し、全国にあるとされる地熱の資源量2340万キロワットのうち、およそ7割が開発できるようになるということです。
一方、保護の必要性が特に高いとされる「特別保護地区」での開発は引き続き認めません。
環境省はこの秋にも新たな方針をまとめ、各都道府県に通知することにしています。
これを受けて環境省は、これまで規制が厳しかった「第1種特別地域」と言われる地域でも、地上への影響がない場合に限って、区域の外から斜めに井戸を掘ることで、開発を認める方針を固めました。
これによって、開発できる地域が拡大し、全国にあるとされる地熱の資源量2340万キロワットのうち、およそ7割が開発できるようになるということです。
一方、保護の必要性が特に高いとされる「特別保護地区」での開発は引き続き認めません。
環境省はこの秋にも新たな方針をまとめ、各都道府県に通知することにしています。