夏の甲子園:秋田商 宿泊先に残した「感謝」寄せ書き

毎日新聞 2015年08月20日 12時04分(最終更新 08月20日 18時13分)

秋田商ナインがホテルのホワイトボードに残した寄せ書き=新大阪ワシントンホテルプラザ提供
秋田商ナインがホテルのホワイトボードに残した寄せ書き=新大阪ワシントンホテルプラザ提供

 「おいしすぎるご飯ありがとうございました」「春夏必ず(戻って)来ます」−−。夏の甲子園でベスト8入りした秋田商ナインが、宿泊先だった新大阪ワシントンホテルプラザ(大阪市淀川区)に残した「感謝」の寄せ書きが、ツイッターで反響を呼んでいる。

 寄せ書きは、チームが準々決勝で仙台育英(宮城)に敗れた翌日の18日、17階エレベーター前に設けられていた連絡用のホワイトボードに選手らが書いた。タイトルに「ホテルの皆様」、テーマ「感謝」と題し、滞在中のお礼のほか、「また戻ってきます」と来年の甲子園を目指す意気込みが記されていた。

 選手らが同日、ホテルを出発した後に、ホテル併設のレストラン店長、菊崎祐昌(きくさき・まさあき)さん(40)が気づき、ツイッターで紹介したところ、「良い子らやねー」「ぜひ戻ってきて」など、高校野球ファンらからの投稿が相次いだ。

 ホテルは2009年以来、春夏を通じて甲子園に出場する秋田県チームの定宿で、遠征にも愛用される。菊㟢さんは「負けた悔しさを活力に、より強いチームになって戻ってきてほしい」と期待を寄せた。

 秋田商の会田海都主将(3年)はツイッターでの反響に驚き、「ホテルの人たちへの感謝は伝え切れないほどあるので、『サプライズ』ができて良かった」と話した。【山本康介】

最新写真特集