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 戦後70年の節目に原爆や戦争など現代が抱えた問題をテーマにした若い作家らの美術展「まるのなか」が23日まで中京区三条通御幸町角の同時代ギャラリーで開かれている。

 中心となったのは岩本麻奈未さん(21)。被爆者の広中正樹さんの体験を、粘土の人形を1コマずつ動かして見せる「クレイアニメ」にした。岩本さんは京都市の大学に通っていた昨年春から、大型客船に乗り込んだ被爆者らが乗客や寄港地の人たちに体験を語る企画「証言の航海」に参加。今年の航海で同行した広中さんから広島に投下された原爆で父を失ったことなどを聞き、仲間と船内で映像作品を制作した。

 他にも20代を中心に14人が原発事故や情報化社会、貧困、差別などのテーマを、絵画やマンガ、写真や立体作品など多様な手法で表現している。9月1~6日は東京都新宿区のギャラリーでも展示する。