2015年8月21日05時18分
白紙撤回された新国立競技場の建設問題で、文部科学省が最大3462億円に建設費が膨らむ試算を2013年8月に把握しながら報告せず、安倍晋三首相が翌9月、国際オリンピック委員会(IOC)総会の招致演説で、当初案をアピールしていたことが20日、わかった。この総会で、東京が2020年五輪・パラリンピックの開催都市に決定した。
この日、文科省の担当者が民主党のヒアリングに対して説明した。それによると、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)は13年7月、最大3462億円となる試算結果を設計会社から伝えられ、同8月5日に文科省に報告。同省はJSCにコスト削減を指示しながら、総会後の同10月まで下村博文文科相にも報告しなかったという。
民主党の蓮舫参院議員は「立候補ファイルの1300億円の倍以上に膨れる可能性が出たのに、報告を上げないで総理がプレゼンしたのか」と批判。文科省は「当時の対応については(第三者の委員会で)検証いただいている」と述べた。
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