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 週刊誌「週刊文春」で未公開株の購入をめぐりトラブルになっていると報じられ、自民党を離党した武藤貴也衆院議員(36)=滋賀4区、当選2回=について、野党だけでなく、政府・与党内からも20日、本人が事情を説明すべきだとの声が上がった。

 菅義偉官房長官は記者会見で「国会議員は常に自らの行動については責任を持つべきであり、きちんと説明をすべきだ」と指摘。公明党の山口那津男代表も党会合で「離党だけでは済まない問題だ。国会議員として、自らがきちんと国民に説明することが一番求められている」と強調した。

 国会では安全保障関連法案が審議中で、公明党の漆原良夫中央幹事会会長は記者会見で、今回の問題について「国民の理解を得られない阻害要因になる」と懸念を示した。