すてきにハンドメイド「使うと便利で手放せない ワンピースエプロン」 2015.08.18


改めて思いを致して見るというのもいいのではないでしょうか。
次回のテーマは、こちらです。
担当は室山哲也解説委員です。
ぜひ、ご覧ください。

(テーマ音楽)毎日家事で大忙しという方多いんじゃないでしょうか?今回はそんな方に家事をするのが楽しくなり身に着けるだけで気分が上がるようなワンピースエプロンをご紹介します。
この作品はクロス掛けがポイント。
はぎれで作ったクロスを掛ければサッと手を拭く時にも便利です。
教えて下さるのは…エプロンやポーチなどの作品はたくさんの方々から支持されています。
更に自宅兼用で使っているアトリエにはスペースを有効に使うための工夫が盛りだくさん。
作品だけでなく収納術も必見です。
作って身に着ければ毎日の家事もいっそう楽しくなりますよ。
今月は「手仕事の生まれるアトリエ」というテーマでお送りしています。
今回も作品だけでなくアトリエやすっきり見える収納方法もご紹介しますよ。
楽しみですよね。
では早速講師の方をお呼びしましょう。
服飾雑貨デザイナーのヤマダヨシコさんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今ヤマダさんが身に着けているのは応用作品のワンピースエプロンになるんですね。
そうですね基本と作り方は変わりませんがクロス掛けの代わりにポケットがついています。
ポケットついてるとまたこれ何かと便利ですよね。
作品については後で詳しくお伺いしますがエミリさん最近こうしたおしゃれなすてきなエプロンがいっぱい出てると思いませんか?あと売ってる売り場もすごい昔よりも種類が増えたような気がしますよね。
ですよね今エプロンの専門店があるくらいなんですけれどもなぜこのようにエプロンの種類が増えたのかを専門店の方にお伺いしたところその理由は2007年に放送されました海外ドラマ「デスパレートな妻たち」でかわいいエプロンを身に着けているシーンが評判になりましてそこから人気が出ていろいろなエプロンが発売されるようになったそうですよ。
また完璧な主婦なんですよこの方ね。
お料理も上手で。
こういう主婦の方が楽しむ一つの要素になってる訳ですよね。
ヤマダさんのエプロンというのはもちろんふだん使いもそうですけどどんなとこで役に立っている方が多いんですかね?ご自宅で使われている方ももちろんいらっしゃいますがお料理教室などで見せるエプロンとして皆さんおつけになっている方も多いようです。
一張羅のやつですね。
そうですね。
ご自分で好きな布とかで作れば一番気に入ったもので。
そうですね。
…人前に出れますからちょっと自信もつきそうですね。
今回のこのワンピースエプロンですけれどもこのクロス掛けがポイントになっているという事ですが。
引っ掛かるようになってるんですね。
そうなんです。
この他にもヤマダさんがこだわったところはたくさんあるんですよね。
おしゃれに見えて作業もしやすいように工夫して作りました。
ではワンピースエプロンのどのような部分を工夫されたのかこちらのVTRでご覧下さい。
まず後ろを見て頂くと分かるかと思うんですが肩ひもが背中で交差するようになっているので首に負担がかかりません。
そして下の部分は布が重なってスカートのようになるのでお尻も隠せますよね。
ウエストのひもは前で結ぶので着やすいのも特徴ですね。
更に胸当てのカーブの部分にも特徴がありますよ。
体に沿うデザインになっているのでかがんでも服とエプロンの間に隙間ができず作業がしやすくなっていますね。
パカパカしないんですね。
そして手を洗ったらクロスで拭けばエプロンはぬれないので便利ですね。
こういうクロスがあると便利ですしずっと自分と一緒なんでどこへ行っても「あっ!」ってなった時にすぐ使えていいですね。
今ヤマダさんが身に着けているエプロンは応用作品なのでクロス掛けの代わりにポケットなんですよね。
ポケットがついています。
スカートの部分は「3枚はぎ」になっておりますのでそちらのポケットとわきの部分の花柄を合わせて作りました。
こういう応用作品もできちゃうそうなんです。
…という事ですね。
どのような作品か分かったところで作り方のポイントを教えて頂きたいんですけれどもポイントはどこにありますか?こちらの作り方の最大のポイントは直線縫いだけでできるという事です。
でも表から見てた時は直線縫いだけど見えないところはいろいろとあれしたりこれしたりみたいな手間はないんですか?手間もなくまっすぐ直線縫いだけで作る事ができます。
心強いですね。
それでは胸当てとスカートを縫い合わせるところまでをご覧下さい。
胸当ては2枚仕立てになっていますよ。
材料はこちらになります。
麻布は洗うと縮んでしまうので必ず「水通し」をしておきましょう。
製図はご覧のとおりです。
裁ち合わせ図を参考にしながら布を中表に折り型紙を置きます。
縫う時はミシンのガイド線などに合わせて縫うので出来上がり線の印はつけず縫い代線だけをつけて裁断します。
合い印も忘れずにつけましょう。
胸当ての裏側にダーツの印をつけます。
ダーツの印を合わせながら待ち針を留めていきます。
待ち針を留め終わりました。
ウエスト側から先端に向かってミシンをかけます。
先端の部分は返し縫いはせずに糸を2本一緒に結びます。
糸端は短く切っておきましょう。
他の部分もダーツを縫ったら1枚は中央側へダーツを倒します。
そしてもう1枚は外側へ倒します。
中央側へ倒した方が表布になります。
綾テープをクロス掛け用ウエストひも用肩ひも用にそれぞれカットします。
胸当ての表側に肩ひも用の綾テープを待ち針で留めます。
テープを仮留めします。
もう1枚の胸当てを中表に合わせます。
ウエスト以外の部分を1センチの縫い代で縫います。
縫い終わったら肩の縫い代を三角に切ります。
カーブの縫い代は1センチぐらいの間隔で切り込みを入れていきます。
縫い代は表胸当て側にアイロンで倒しておきます。
肩の縫い代とひもは手で持ちながら表に返します。
角の部分は目打ちなどを使うときれいに仕上がります。
これで胸当てができました。
前スカートの両わきにわきスカート2枚を外表に合わせて待ち針で留めて0.5センチの縫い代で縫います。
縫い終わったら縫い代をアイロンで割ります。
布を中表に合わせます。
縫い目の部分から半分に折り目をつけたら1センチの縫い代で縫います。
これで袋縫いができました。
こういう時って「ジグザグ縫いをしましょう」とかっていう事も多いと思うんですけど袋縫いをしておけば直線だけでこうやってきれいに仕上げられるんですね?そうなんです。
スカートと胸当てを中表に合わせます。
合い印を合わせながらずれないように中央から待ち針で留めます。
待ち針を留め終わったら2.5センチの縫い代で縫います。
胸当てを起こして縫った部分をアイロンで押さえます。
布を裏側に返します。
今縫い合わせた部分の延長線上にわきスカートのウエストの縫い代にも同じ2.5センチ幅で折り目をつけます。
更に1.5センチで折り目をつけて三つ折りにします。
これも袋縫いのやり方で直線だけでいけちゃう訳ですね。
そうですね。
待ち針を留めたら端から端までミシンで縫います。
これでスカートと胸当てがつきました。
袋縫いのやり方を使うとジグザグミシンをかけなくてもすごくきれいだし直線だけでできちゃうんですね。
お洗濯も頻繁にするものですので袋縫いにした方が丈夫でしっかりとできると思います。
ではこちら基本作品の裏側なんですけれどももう一度復習で見ていきましょうか。
胸当てとスカートを縫い合わせるところは三つ折りをしてから縫っていきます。
そしてスカートのこの3枚を縫い合わせるこの部分ですね。
エミリちゃんと私が指してるところですけれども。
こちらは袋縫いになっている訳ですね。
そうですね裏から見てもきれいに仕上がるように…。
ホント「あれ?どっちが裏か表だ?」と見えるぐらいきれいですよね。
これで丈夫になる訳なんですよね。
そうですね。
あとこの胸当てになる部分も2枚になってますけどこれも何か理由があるんですか?これはダーツやこの肩ひもの縫い代が中に隠れるという事もありますが2枚合わせの方が丈夫ですし着崩れもせずに着る事ができると思います。
さっきからすごく丈夫にできてるとおっしゃってましたけど使ってちょっと汚れちゃった時洗濯機とかに入れても大丈夫そうな感じですか?それも大丈夫です。
お手入れのしかたもうれしい…。
大事ですからね。
それではワンピースエプロンが完成するまでをご覧下さい。
スカートの端にウエストひもをつけます。
0.5センチ下に端をそろえてひもを仮留めします。
仮留めをしたら次はスカートの端を折ります。
縫い代を1センチ裏側に折ってアイロンで押さえます。
もう一度1センチ幅に折って三つ折りにします。
ウエストひもを外側に折り返してすそまでミシンで縫います。
縫い終わったらウエストひもが落ち着くように押さえミシンをかけておきます。
すそをまず1センチ裏側に折って更に1.5センチ幅で折って三つ折りにします。
そしてすその部分を縫っていくんですがこのように縫い代が浮いてしまう部分があります。
ワン!浮いている部分は縫いにくいのでこのように細く切った厚紙を置いてミシンをかけるときれいに縫う事ができますよ。
厚紙で押さえながら浮いてるところをちょっと入れ込むような気分で縫ったら上手にできますかね?そのように縫って下さい。
ホントにきれいに仕上がりましたね。
ウエストひもの端を1センチ幅に三つ折りにし端を縫います。
ここにもきれいに縫うためのポイントがありますよ。
皆さんはテープの端を三つ折りにして縫ったらこのように端の部分がずれてしまったという経験はありませんか?ありますよねこれで「キ〜!」という気持ちになっちゃいますからね。
そんな方のために今回はテープをまっすぐ縫う方法をご紹介します。
縫う時はまず真ん中に針を落として端まで縫い反対側の端まで縫ったらまた真ん中まで戻ります。
このように縫うと端がずれにくくなるので縫い代の部分もまっすぐ縫う事ができます。
こうやって真ん中から針を落としていって縫ってここから返し縫いみたいな感じでいいんですかね?そうです。
いちいち針を上げて向きを変えなくてこんなにきれいに仕上がるんですね。
そうですね。
肩ひもの端の部分も同じように三つ折りしたらひもを交差させて胸当てを6センチのところに固定します。
ここで試着してみてひもが長い場合は下にずらしておきましょう。
ボタンを置いてひもの裏から針を出しテープとボタンを一緒に縫い留めます。
ミシンでそのまま縫ってしまってもいいのですがボタンをつける事でアクセントになってかわいいのでこうしました。
丈夫になるようにしっかり縫い留めた方がいいんですね。
そうですねしっかり留めておきたいですね。
最後はひもと布の間に戻り玉留めをします。
余分な糸は切りこれでボタンがつきました。
ひもの両端を1センチで三つ折りにします。
印をつけた位置にひもを待ち針で留めます。
そしてひもの上にボタンを置いて一緒に縫い留めます。
これでワンピースエプロンの完成です。
直線縫いだけでできるのに丈夫で見た目もきれいですごくうれしい作品ですよね。
こちらにはぎれで作ったクロスをご用意しましたけれどもこのクロスはどうやって作るんですか?こちらははぎれを合わせてこのようにして縫い合わせています。
これ同じように袋縫い。
そうですね。
…でできてるんですね。
これ大きさというのはどれぐらいなんですか?大きさはお好みで構わないんですけどもはぎれの布などによってもまちまちですのでお好みで作って頂きます。
これ何か手拭くのもったいないぐらい。
このまま飾って。
センターに置いておきたいぐらい…。
かわいい。
ホントですね。
そして今月は講師の方のアトリエを取材させて頂き視聴者の皆さんの作品作りのヒントになるようなアイデアを紹介しています。
これまでもいろんな方ご紹介させて頂きましたけどいろんな参考のポイントがありますよね。
今回はヤマダさんのアトリエをご紹介しますがまずはこちらにあります自宅兼アトリエの見取り図をご覧下さい。
この大きなスペースはアトリエとして使ってらっしゃるんですね。
4DKのマンションを1LDKに改装してここはLDKの部分になります。
もともとは普通のマンションだったところを広くいろんな作業をしやすく改装されたって事ですね。
このテーブルがある辺りがふだん何か使われたりする辺りなんでしょうかね。
ではヤマダさんのアトリエのVTRご覧下さい。
はぎれやボタンなどをしまう収納のコツも満載ですよ。
ヤマダさんのアトリエは自宅兼用でリビングダイニングのスペースを利用しています。
こちらの大きなテーブルは昼間は仕事をする作業台。
夜は家族で食事をするダイニングになります。
そしてリビングの奥には…。
デザインなどを考えるパソコンのコーナーが。
ここには第1の収納のコツが隠れていますよ。
どこですかね?それは…。
こちらのミシン糸。
ミシン糸は手作りのラックに収納。
どんな色の糸がどれくらいあるのか目当ての色がすぐ分かるように並べてディスプレーしています。
見た目もかわいいですね。
続いてはこちらのスペースに収納のコツが。
このカゴの中にははぎれを入れています。
糸は見せる収納でしたがはぎれはその逆。
こうすればどんなはぎれがあるかすぐに分かるのでこのカゴを見て色合わせのアイデアが思い浮かぶ事もあるそうです。
使い終わったらカゴをしまえば床やテーブルと色が統一されてすっきり見えます。
最後はこの棚の中に収納のコツが隠されています。
それは…。
こちらのファイルです。
余ったリボンやボタンレースなどはこのように透明ポケットつきのファイルを利用しています。
開けば何があるかすぐに把握でき使い終わったら棚にそのまま入れるだけなので幅もとりません。
ヤマダさんの作品はこのように収納を工夫したアトリエから生まれたんですね。
ホントに整頓されていてでも目につくところはかわいかったりとか。
すてきなアトリエでしたね。
すてき〜。
そしてVTRにも出てきましたこちらがリボンやボタンを収納しているファイルです。
見ているだけで楽しくないですか。
これ一目瞭然ですねホントに。
これ手芸用としてこうしたファイルって売ってるんですか?手芸用品ではないんですけども事務用品などを売っているようなところの通販サイトで購入しました。
でもこれだと…。
大きな缶とかにまとめて入れちゃうと後で誰かしら迷子になっちゃったりとか。
あと大事に引き出しにしまっておいても奥の方のものって見つかりにくくなっちゃいますけどこうやって立てて収納しておくと場所もとらないですし見てもすぐ見つかるしいい事ずくめですね。
ホントですよね。
ホント見てるだけで楽しくなりますよこれ。
このこうした…今日作品紹介して頂きましたけれどもこうした収納からヒント得る事ってあるんですか?そうですねこういったものを見ながらあれこれと机の上で組み合わせて作品はどんどん生まれてくる事があります。
こうやってやると大事に取ってあるものが無駄にならなくていいですよね。
ホントですね。
収納方法を工夫する事って大切なんですかね。
そうですねどこに何があるかを把握しておけばご家庭で皆さんすてきなものが作れると思いますので是非作る楽しさを皆さんにも味わって頂きたいなと思います。
忘れたころに「あ〜お前ここにいたのか?」というのありますからね。
そうですね。
ヤマダさん今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。

(テーマ音楽)2015/08/18(火) 10:15〜10:40
NHK総合1・神戸
すてきにハンドメイド「使うと便利で手放せない ワンピースエプロン」[字]

服飾デザイナーのヤマダヨシコさんがワンピースエプロンを紹介する。夏にぴったりのリネンでできていて、タオルかけもついているので実用性も抜群。ぜひ作ってみてください

詳細情報
番組内容
服飾デザイナーのヤマダヨシコさんがワンピースエプロンを紹介する。夏にぴったりのリネンでできていて、タオルかけもついているので実用性も抜群。肩ひもは背中で交差させるので首に負担がかからない。エプロンの後ろも布が重なるのでスカート風でかわいくお尻も隠れるのがポイント。家の中だけでなくちょっと外に出てもすてきに見えるエプロンだ。今回はヤマダさんのアトリエも紹介。工夫を凝らした収納術も必見だ。
出演者
【講師】服飾雑貨デザイナー…ヤマダヨシコ,【司会】中山エミリ,吉井歌奈子

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – ファッション
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:3792(0x0ED0)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: