今週は何かいい事ありましたか?私ね思うんですよ。
お暑うございます。
こんな日は路地を抜ける風が心地いい。
風鈴も涼しげです。
そして私はこれがあれば文句ありません。
そうめん屋さん!ごめんくださーい!いや〜つるつるっとうまそうですね!こちらのそうめん処霞亭を切り盛りしているお母さんが本日の主人公です。
ご紹介しましょう。
いよいよ夏本番!連日大忙し!今日も冷たいそうめんの注文が続々入ってます!パスタでも全部そうですけど冷たい水で締めてのど越しも抜群!氷を敷いた竹の器に盛れば波打つそうめん!そしてアクセントに梅干しをのせて完成です。
いや〜いいですね!食欲のない時でもするりと入ります。
ねえ!まあ私に食欲のない時なんてのはないんですけれども。
わあそれにしても美しい!はいお待たせ致しました!涼しくて美味しいです。
はい。
のど越しがいいでしょ。
つるっと通るのが。
です!です!お待たせしました。
接客を担当するのがもう一人の主人公。
伸子さんの夫剛志さん62歳です。
剛志さんは調理以外の仕事を全て引き受けてます。
なんにも出来なかったんですけどそれでもちょっとずつね…仕込んで。
アハハッ!仕込まれた。
ヘヘヘッ!けど時々怒られますけどね。
ヘヘヘヘ…!いや〜仲のよさそうなご夫婦です。
では桃ちゃん。
今日の舞台のご紹介お願いします!はい。
ここはそうめんの本場中心部を流れるのが清流その恵みを生かし室町時代に始まったのがそうめん作り。
良質な水と小麦を使った手延べそうめんは質のよさが評判となり揖保乃糸として知られるようになりました。
現在はおよそ450軒の製造業者が集まり揖保乃糸を生産しています。
もちろん霞亭でも揖保乃糸を使っています。
湿気から守るため大切に木箱に入れられてお店に届くんですね!ねえ伸子さん。
揖保乃糸のいいところってなんですか?
(伸子さん)のど越しのよさとか歯応えとかね。
全然違いますね。
はい。
なるほど。
揖保乃糸を使った霞亭の名物が温かいつゆをかけるにゅうめんです。
おお…!暑い夏にあえてあつあつのにゅうめん。
これもまたいいですね!はい。
次々に注文が入ります。
うん!伸子さんゆで具合はどうやって見極めるんでしょうか?透き通るんです。
箸の向こうのところまで。
あんまり透き通ってしまうとコシがなくなっちゃうんで。
なるほど。
微妙な加減ですよね。
時間とかは計るんですか?一応ね1分57秒今は。
えっ1分57秒?細かいですね。
はい。
季節によって秒単位で調整しているんです。
はあ〜!おっと間もなくですよ。
えー555657…はい今です!あっ…もうちゃんと上がってるんだ。
アハハッ!自家製の錦糸卵などを素早く盛り付けあつあつのだし汁をサッとかけて完成です。
う〜ん!人気メニューの霞亭にゅうめん。
ゆずの皮焼きアナゴ湯葉など8種類の具材がのっています。
中でも人気なのがこちらの梅干し。
おお!塩抜きして砂糖で煮た甘い梅なんです。
へえ〜!うん。
果肉なくなっても種だけで美味しいと思うんですよ。
醍醐味ですよねここの霞亭の。
いや〜甘い梅人気絶大!西田さん。
はい!2人のなれ初めもとっても甘いんですよ!えっ?えっ?伸子さんと剛志さんは高校の同級生。
吹奏楽部で知り合ったんです。
え〜!
(剛志さん)こちらから付き合うてほしいとお願いをして。
かろうじてオッケーをもらったと。
えっかろうじて?かろうじて。
フフフフ…!24歳で結婚したお二人。
伸子さんは小学校の先生剛志さんは空調設備の会社で働き3人の子供を育てました。
伸子さんが仕事と子育てで忙しくしていた頃両親が自宅で始めたのがそうめんのお店霞亭でした。
具だくさんのにゅうめんが評判を呼び店は連日多くのお客さんでにぎわいました。
両親もすごい頑張ってるんで出来る事は応援しようと…。
手伝いはちょっと出来る時はしてたんですけどそして2000年。
伸子さんの母ナツエさんが高齢になったため惜しまれながらも霞亭は閉店。
ところが…。
道通られる方々がここそうめん屋さんしとったったんやでとか美味しかったんやでとか。
10年経っても言ってくださるんでこれはすごい事やわというふうに思うようになりました。
店を閉めて10年経っても懐かしく思い出してくれる人がいる。
これは自分が受け継ぐしかないと伸子さんは定年を迎えた2012年霞亭を復活させたんです。
そんな伸子さんを支えようと剛志さんも会社を定年後店を手伝ってくれています。
そこにある大きな看板霞亭って書いてますけど…。
えっ!?はい。
ヘヘヘ…。
ハハハハハ!おお!こりゃ立派!達筆じゃないですか!他にお品書きも全て伸子さんの筆です。
いやさすがですね!というわけで本日は両親のそうめん処を復活させたお母さんとお父さんのお話です。
懐かしい味と再会出来てみんな笑顔です!兵庫県たつの市。
揖保川の清らかな水が生み出すのが400年もの歴史を誇るしょう油です。
揖保川の伏流水は鉄分の少ない軟水のため淡口しょう油に適していると言われています。
江戸時代から京都の料理人に重宝されてきました。
播磨の小京都と言われる町並みが残る城下町です。
ここたつの市の名物揖保乃糸を使ったそうめん処霞亭が今日の主人公桝本さんご夫婦のお店です。
伸子さんのご両親が14年前まで営んでいたお店を2年前に復活させました。
今日もお客様でいっぱいです。
厨房を切り盛りするのは伸子さん。
配膳や接客は夫剛志さんの担当です。
何かご飯にのせてるようですがこれなんですか?はい。
いかなごのくぎ煮と呼ばれる郷土の味です。
ほうほう。
そうめんとご飯のセットが人気です。
はい私それでお願いします。
霞亭の人気の秘密は伸子さんが作るつゆにあります。
イリコと昆布のだしに鯛のアラを加えてコクを出し特産の淡口しょう油で味を調えます。
両親から受け継ぎました。
これね母がもう辞める直前に書いてくれたんですけど全然聞いてなかったんでこういうメモもあって助かりましたね。
なんかホッとしたみたいな。
今お母さんは長男の家で暮らしています。
店の味を守ってくれて喜んでいるそうです。
伸子さんのご両親が自宅を改装し霞亭をオープンしたのは1987年の事でした。
(伸子さん)父が料理学校へもう何年も何年も行ってノウハウを学んであっちこっちやっぱり自分も母も含めて食べ歩いて工夫して自分のものを作り上げていったように思います。
工夫に工夫を重ねた味で店の評判は上がっていきました。
しかし父凡夫さんは開店からわずか半年で持病が悪化し志半ばで亡くなります。
その思いを継いだのが母ナツエさんでした。
夫の残した店を1人で切り盛りし守りました。
当時を知るなじみのお客さんが今も来てくれてます。
母ナツエさんが店を閉めたのが14年前の事でした。
それを伸子さんと剛志さんが2年前復活させました。
かつて通ってくれていた常連の皆さん。
どうですか?復活した霞亭。
味はねにゅうめん全く一緒なんですよ。
おお!懐かしいですね。
そのままの娘さんです。
お母さんとそっくりで。
本当に私は嬉しかったですね。
オープンするって聞いてね。
いやあ伸子さんよかったですねえ。
この日桝本さんご夫婦はある場所に向かいました。
(伸子さん)こんにちは。
(剛志さん)こんにちは。
(伸子さん)こんにちは。
いつもお世話になります。
帽子がよくお似合いで。
(伸子さん)かっこいいですよ。
ありがとうございます。
だいぶ慣れて?いやまだペーペーなんで。
これから修業を積んで…。
(伸子さん)プレッシャーやねちょっと。
伸子さんあの…こちらの方は?お〜ホホッ!生き方じゃないですけどそういうのの勉強を小学校3年生ぐらいの時ですね勉強させてもらいました。
へえー。
伸子さんの教え子努さんの実家は明治12年創業の末廣醤油。
天然しょう油酵母で作った昔ながらの味は地元で親しまれています。
伸子さんはこちらのしょう油を使って新たなメニューを作ろうと考えたんです。
うん。
たつのへ来たらたつのでしか食べられないっていうようなしょう油を練り込んだアイスクリームとかなんかそういうのをね作りたいなと思って作ってみたんです。
そうめんとしょう油っていうのがたつのの代表的なそうですね産業ですのでそのコラボレーションという形で。
コラボレーションいいですね!はいコラボレーションはまだまだありますよ。
えーまだあるんだ。
(伸子さん)こんにちは。
こちらも100年以上続く井戸糀製造所。
レンガ造りの糀室で職人の勘を頼りに手作業で糀造りをしています。
この糀と霞亭がコラボレーションですか。
何が出来たんでしょう?夏になったら氷のかき氷の上にかけて甘酒かき氷を去年から作ってるので。
へえー甘酒かき氷。
珍しい。
あっこれは赤い。
赤い古代米を使った甘酒なんです。
ああなるほど。
発想の転換で私のところ全然それも思ってなかったので先生とお話聞いた時はすごい主人と嬉しかったです。
ねえヘヘヘッ。
伸子さんが考えたしょう油と糀のデザート。
女性客に人気です。
温かいにゅうめんのあとに冷たいデザートの注文が入りました。
古代米の赤い甘酒を白い甘酒の上にかければ完成です。
はい甘酒です。
いやあ甘酒かき氷いいですね。
食べてみたいですね。
ねえ。
お客様どうですか?どうなんだろう?美味しい。
そして醤油アイスは甘じょっぱいのが人気です。
甘じょっぱいアイスいいですねえ。
両親の味を継ぐだけでなくふるさとのいいものを広めようと新たなメニューを生み出してる伸子さんです。
これも霞亭の魅力の一つ。
こちらがお二人の自宅です。
お店が定休日のこの日朝早くからお出かけなのは…。
おっ剛志さんおはようございます。
おはようございます。
朝からどちらに?久しぶりに今日の晩ご飯に魚をしようかなと思って…。
って事は釣りですかね?はい。
自宅から歩いて1分のところにあるのが室津港です。
漁師の息子として生まれ育った剛志さん。
4年前から休日を利用して漁を楽しむようになりました。
あーいいじゃないですかいいじゃないですか。
ねえポイントに到着です。
あっ網を使うんだ。
ええそりゃそうですよ。
あっ確かにちょっと手入れしてねえな。
これで魚かかるんでしょうかね。
「何がかかるか?何がかかるか?なんだろうか?」みたいなもんですね。
ん?なんかあがったかな?あっなんかありますね。
あーサザエじゃん。
やりました。
あっ今度はなんだろう?ガシラ…。
あっカサゴですね。
しかも小ぶりだ。
ちいちゃい。
晩ご飯のおかずもうちょっと頑張らないと…。
一方伸子さんは霞亭にとって大事なものを手に入れるため山の上へ。
(伸子さん)お世話になってます〜。
(黒田さん)毎度!
(伸子さん)いい梅がなってますね。
ここは海の見える梅林として知られる綾部山梅林。
日当たりのいい24ヘクタールもの斜面に梅の木が植わっています。
ああ…霞亭のにゅうめんに使っているのはこちらの梅なんですね。
今はまさに収穫の最盛期です。
農家が総出で梅を摘んでいきます。
私らのこのたつの市の中でやっぱり皆さんがずっと使うてくれた方が私らは嬉しいですわ。
大事に使わせて頂いて。
それをまた皆さんが喜んでくださるんでとても嬉しく思っています。
いや〜今年も立派な梅の実た〜くさん手に入れました!夜…。
桝本家では剛志さんがとってきた魚で夕食です。
こちらは剛志さんの母トク子さん。
まあ漁師の妻ですからね魚をさばくのはお手のものなんですが今日はちょっと相手が物足りないご様子ですね。
フフ…なかなかのらへん。
剛志さん言われちゃってますよ。
あら聞こえないふりして黙々とタコ焼き作りですね。
名誉のため言っておきますとこのタコは先日剛志さんがとってきたものです。
チェック入りまーす。
もうちょっとやひたほふが…。
え?もうちょっとやひたほふが…。
もうちょっと焼いた方がいいと言ってる模様です。
夕食が完成しました。
ほうほう。
しょう油で煮たサザエは磯の香りがたっぷり。
ガシラは煮付けにしました。
ああ〜。
あっタコ焼きもちゃんと焼けましたね。
お茶やけど。
フフ…。
かつては共働きで帰宅が遅かった伸子さんと剛志さん。
2人の夕食をずっと世話してくれていたのがトク子さんでした。
あんまり感謝の言葉も表さへんし偉そうに言うけどもそれは心の底ではもうごっつい感謝してます。
ハハハ…。
トク子さん霞亭を始めた息子夫婦ご覧になっててどうですか?仲良うなったん違うか。
一つの仕事しよるさかい。
(剛志さん)そうか。
余計仲良うなったんちゃうか。
仲良うなったんかな?そうやな。
また…もう一回結婚生活を第二弾で始めたみたいな。
フフフフ…いやいやそれはようございました!ごちそうさまです!西田さん!はい!お店以外にもお二人で一緒にやっている事があるんです。
へえ〜なんなんでしょう?月に3回こちらのお宅に通っています。
ほう…。
あら神妙に…。
お薄を一服差し上げます。
(一同)ありがとうございます。
ああお茶ですか。
はいこちらがお茶の先生武内英世さんです。
はい。
伸子さんは20年前からこちらでお茶を習い始めました。
ほう〜。
剛志さんも誘われてすぐ一緒に習い始めたそうですよ。
ああそうなんだ…。
すごく有意義な時間ですね。
今もずっとそうですけど。
先生茶の道は霞亭でも生かされているように思います。
人をお迎えするいう気持ちとか心からありがとうございましたっていうのがあの…身に付かれたと思いますね。
ああ…嬉しい言葉頂きました。
ありがとうございます。
この日霞亭では綾部山梅林で仕入れた梅で梅干し作りが始まりました。
(伸子さん)ちょっとその梅のせてくれる?
(剛志さん)ほっ!よいしょ。
5日間干したものを漬け込みます。
(伸子さん)黄色いのがほとんどやけどな。
(伸子さん)ええにおいやんな。
(剛志さん)うんほんまや。
この日は霞亭を開いた父凡夫さんの命日。
伸子さんが懐かしく読み返すのは当時店においてあった帳面です。
ページをめくるとそこに父がいました。
27年前霞亭を開いた父凡夫さん。
どんな思いでお客様を迎えていたのか手がかりが残っていました。
訪れたお客さんが感想を記したノートです。
「梅ぼしにゅうめんはとってもおいしかったです」「ありがとう」ああ…。
「店主の心使いたいへんあたたかさを感じました」う〜ん。
「そうめん処の亭主何でも知っている面白い人だ」フフフフ。
父凡夫さんは自慢の梅や揖保乃糸の素晴らしさをお客さんに伝えました。
そして観光客には手作りの案内地図も渡していたそうです。
ふるさとの素晴らしさを多くの人に知ってもらいたい。
そんな凡夫さんの願い今しっかりとご夫婦に受け継がれました。
お客さん来て…来てくれるのはやっぱりお母さんお父さんの財産かなあいうふうに思います。
お父さん頑張ってよ!みたいな天国でもまた…。
フフフ…。
私も受け継いで頑張るよ!見とってねみたいな。
両親が開いた霞亭を復活させる。
店を始めた頃は同じ味が作れるか不安だったという伸子さん。
でもいつしかこう思うようになったそうです。
味を再現するだけでなく両親の思いを再現した霞亭にしよう。
そしてふるさとたつの市の魅力を存分に味わってもらえる店作りに精を出しています。
伸子さん剛志さん。
これからもその思い大切に受け継いでいってください。
そしていつまでもみんなに愛される霞亭を続けていってください。
応援してまーす!楽園通信です。
桃ちゃん!たつの市いいとこじゃないの!はい。
特に城下町の面影が残る町並みは風情があって散策にぴったりです。
いやいやぶらぶら歩くのもいいですよね!いいですね!おなかがすいたら霞亭にお立ち寄りください。
はい!名物の霞亭にゅうめんは…。
はい!あつあつをハフハフしながら頂きます!もちろん夏の定番冷やしそうめんもありますよ!冷えっ冷えっ〜!2015/08/18(火) 10:53〜11:25
ABCテレビ1
人生の楽園[再][字]
『両親の想い継ぐ そうめん処』 風情ある街並みの兵庫県たつの市で、両親が営んでいた「そうめん処」を復活させた夫婦を紹介。自家製の梅干しを使った独特の味が大評判。
詳細情報
◇番組内容
楽園の舞台は兵庫県たつの市。風情ある街並みの一角に、かつて“伝説の店”があった。自家製の甘い梅干しを生かした独特の味が大評判の「にゅうめん」の店。体の衰えで店主が店を畳むと、復活を願う声が高まった。そこで両親の想いを引き継ぎ、店を復活させたのが主人公夫婦。残されたレシピのメモをたよりに“幻の味”に挑戦する一方、たつの市の特産品である醤油や麹を使ったデザートも開発。かつての常連客にも喜ばれている。
◇出演者
【楽園の案内人】西田敏行、菊池桃子
◇おしらせ1
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/
◇おしらせ2
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
福祉 – 高齢者
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