遺体の発見から5日、事件は最悪の展開をたどり現場では多くの人たちが花を手向けた。
今月13日、大阪府高槻市の駐車場で頭部や手首を粘着テープで巻かれた遺体が見つかった。
遺体には鋭い刃物で切られたような傷が30カ所以上あった。
警察のその後の捜査で遺体は指紋などから寝屋川市の中学1年生、平田奈津美さんと確認された。
通っていた中学校では、吹奏楽部に所属していた平田さん。
行方不明になる今月12日も部活に参加していたと言う。
平田さんは遺体が見つかる前日の12日午後6時以降に自宅を出た後、行方がわからなくなり、母親が警察に行方不明届を出していた。
自宅からは簡易テントがなくなっていて警察は平田さんが持ち出したと見ている。
平田さんも友人に野宿しようと思っているなどと伝えていたとのこと。
さらに…平田さんと同じ中学校に通う同級生の星野凌斗君も同じ日から行方不明になっていることがわかった。
この防犯カメラの映像は13日の午前1時過ぎ、平田さんと星野君と見られる2人が京阪寝屋川市駅付近の商店街を歩いている姿をとらえたもの。
午前5時過ぎにもカメラに映っているが、その後、行方はわかっていない。
2人は12日の午後9時半から10時頃までの間も寝屋川市内にあるコンビニエンスストアの防犯カメラに映っていたと言う。
2人が目撃された寝屋川市のコンビニエンスストアから平田さんの遺体が発見された高槻市の駐車場までは直線距離でおよそ8km。
2人の身の上に一体何があったのか。
京阪寝屋川市駅の駐輪場には星野君の自転車が止められているのが見つかった。
荷台には母親からの手紙が。
警察には、2人が電車で京都方面に向かったという情報も入っているとのことだが、星野君の携帯電話はつながらず依然として安否はわからないまま。
警察は殺人と死体遺棄の疑いで捜査するとともに事件に巻き込まれた可能性もあると見て星野君の行方を捜している。
身元の特定になぜこんなに時間がかかってしまったのでしょうか。
殺害されていたのは、中学1年の平田奈津美さんでした。
一緒に行動していたと見られる星野凌斗君も行方がわからないままです。
女子生徒が住んでいた寝屋川市で加藤シルビアさんが取材中です。
遺体が発見された高槻市の隣、この寝屋川市に平田さんは住んでいました。
寝屋川市というのは、京都と大阪の間にある大阪のベッドタウン的な町でして街中には平田さんと星野君の行方を捜すビラも貼られていました。
インターネットのソーシャルメディアなどを通じて2人の行方を捜していた友人たちは遺体が平田さんだったと判明したことで大変ショックだと話し、中には泣きながら現場に花を手向ける方の姿もありました。
寝屋川市駅前に残された星野君のものと見られる自転車にはお母さんが書いたと見られる手紙が貼られていまして、早く帰ってきて、怒らないからと記されていました。
まだ行方不明の星野君について、早く帰ってきてほしいと心配する声も多く聞かれます。
続いて、捜査本部の置かれている高槻署から中継です。
高槻警察署です。
警察は高槻市内で見つかった遺体の指紋と12日から行方不明になっていた寝屋川市の中学1年、平田奈津美さんの指紋が一致したことから身元を特定しました。
警察は身元の判明まで時間がかかったことについては、平田さんのお母さんが当初警察に伝えていた衣服についての情報と遺体の状況が違ったからだと説明しています。
また捜査関係者によりますと、依然として行方がわからない星野凌斗君の母親が、交友関係でトラブルがあったなどと話しているということですが、平田さんの事件と関連があるかなどはわかっていません。
星野君は身長およそ142cm、行方不明になった当時の服装は黒のTシャツに黒のハーフパンツ姿で黄色のサンダルを履いていたとのこと。
警察には2人が京都方面に向かったという情報も入っていて大阪府警は駅の防犯カメラの解析を進めるとともに、京都府警にも協力を要請して星野君の行方を捜しています。
こちらはタイのバンコクで起きました爆弾テロの瞬間の映像です。
この爆発で20人が死亡、日本人駐在員も重体となっています。
現場は高級ホテルやデパートが建ち並ぶ交差点にあるエラワン廟。
ヒンズー教の神が祭られた場所で、願いがかなうと人気の観光スポットです。
そしてつい先ほどのことなんですが、ここから5km離れた場所で、新たな爆発がありました。
現地時間昨日午後7時前、バンコクの中心部。
大勢が行き交う歩道橋で旅行者が撮影していたところ…100m先で大きな爆発が起き辺りが騒然とする。
別の監視カメラにも、激しい炎が上がり、人々が逃げ惑う様子が映っていた。
爆発の衝撃だろうか、バイクは真っ二つに壊れ、焼け焦げ、近くにいた女性の衣服もボロボロになっている。
バンコク中心部にある観光名所、エラワン廟の敷地内で爆弾1つが爆発、すぐ近くから不発弾1発も見つかった。
現地メディアなどによると、あり合わせのものでできる手製の爆弾だったとのこと。
周囲はショッピングセンターやホテルなどが建ち並ぶ繁華街で伊勢丹も近く、バンコク在住の日本人や外国人観光客などが多く訪れる場所。
爆発は日本時間の昨日午後9時前、バンコクの観光名所でもあるこちら、エラワン廟の前で起きました。
今回の爆発では外国人を含む20人が死亡、125人がケガをした。
ケガ人のうちの1人は日本人で、東京海上日動火災の現地法人に出向していた安藤紘太さんで、重体となっていた東京海上側によると、安藤さんは意識が回復し、容体は安定しているとのこと。
この事件について捜査当局はテロとの見方を強めているが、詳しいことはわかっていない。
また警察は、現場近くの監視カメラに不審な人物が映っていたとして複数の写真を公開。
事件との関連について調べている。
さらにバンコクでは、日本時間の午後3時頃、昨日の爆発現場からおよそ5km離れた場所で新たな爆発があった。
ケガ人は出ていない模様。
今日午後のことなんですけれども、5km離れた場所で新たな爆発事件が起きています。
その現場から北村記者です。
こちらは昨日爆発があったバンコクの中心部から南へ5kmほど離れたサパンタクシンという場所です。
日本時間の今日午後3時頃私の後ろにある用水路で爆発がありました。
数メートルの高さの水しぶきが上がり、橋を渡っていた人たちが逃げる姿が防犯カメラに映っています。
昨日の爆発事件と同じ爆発物が使われた可能性が高いということです。
この用水路の上の道路から何者かが爆発物を投げ、誤って用水路に爆発物が落ちたものと見られます。
今回の爆発によるケガ人は確認されていません。
現在、警察のダイバーチームが用水路の中を調べています。
昨日に引き続き再びバンコクで爆発事件が起きました。
政治対立による政情不安を繰り返してきたタイですが、去年5月のクーデター以降は比較的治安は安定していて観光客もようやく増えてきた矢先の連続爆発事件となりました。
こちらをご覧いただきたいんですけれども、最初の爆発で使われたのが、パイプを使ったIED、つまり簡易爆発装置と呼ばれるものなんです。
これ材料があれば家でも簡単につくれてしまうそうです。
これが複数仕掛けられていたという情報があります。
こうした爆弾は、イラクやアフガンなどでは車などに仕掛けられて爆発することが多いということです。
しかし、一見、タイとテロがなかなか結びつかないイメージが一方であるんですけれども、しかし外務省のホームページを見るとタイ南部でのこれまでのテロは情報がきちんと出ているんですね。
タイの国民というのは、ほとんどが仏教なんですよね。
イスラム教徒は、5%です。
多くはタイの南部、赤いエリアの辺りに住んでいるんですね。
この中の一部の過激派が自治権の拡大を求めるテロを次々と起こしていまして、今年4月にもリゾートのサムイ島でテロが起きています。
ただ、今回あったのは首都のバンコクですよね。
ここは反政府デモが続いた場所でもあるんです。
実は今年3件の爆発事件が起きているわけです。
このため、今回のテロというのもなかなかこれがどっちなのか、犯人像は絞り切れないと思いますね。
続いては、夏休みの空港で起きた置き引き事件です。
皆さんは大きな荷物を載せたカートからついつい目を離したことはないでしょうか。
逮捕された男は、その隙を狙って高級バッグばかりを盗んでいました。
多くの人で賑わう羽田空港国際線ターミナル。
手荷物カートの上には、無防備に置かれたバッグの数々。
中には高級ブランドも。
こうしたバッグが狙われた。
窃盗の疑いで警視庁に逮捕されたのは、自称・自営業の内田一平容疑者。
中国籍の女性の手荷物カートから高級ブランド、ルイ・ヴィトンのバッグを盗んだ疑いが持たれている。
女性は当時、飲食店で食事をしていてカートは外に置いたままだった。
内田容疑者は、警察官らに声をかけられ逃走。
その後、現行犯逮捕された。
羽田空港ではお盆休みに入った今月12日からカートに載せたバッグが置き引きされる事件が4件相次いでいた。
狙われたのは、やはりルイ・ヴィトンのバッグだった。
今日も羽田空港には30分以上放置されたカートがあった。
そして、バッグは置かれたまま。
戻ってきた中国人客に聞いてみると…安全だと思っている日本では無防備になっていたと言う。
こちらのカートも持ち主が見当たらないが、戻ってきた。
内田容疑者は金になりそうな高級バッグを狙ったと大きな被害が予想される南海トラフ地震の想定震源域で海上保安庁が海底の動きをとらえた初の観測結果を発表しました。
政府は、南海トラフを震源とするマグニチュード9.1の地震が発生した場合最悪のケースでは、死者32万人、負傷者63万人などの被害が出ると想定している。
海上保安庁は4年前から想定震源域の海底に観測機器を設置するなどして海底の動きを観測してきた。
今日初めて発表された観測結果では、東海沖や和歌山県の潮岬沖で北西方向に最大で年間6cm海底が移動していることがわかった。
海上保安庁は、観測結果を地震予知連絡会などに報告し国の防災対策に活用したいとしている。
昨日、突風による被害が相次いだ神奈川県藤沢市などでは気象庁の職員による現地調査が行われました。
昨日午後2時過ぎ、藤沢市にある会社の防犯カメラには突如突風が吹き荒れ入り口のゲートが横倒しになる様子が記録されていた。
この藤沢市や横浜市で発生した突風では、住宅や店舗の屋根が飛ばされるなどの被害が出たほか3人が重軽傷を負った。
気象庁は今日の調査を受け、竜巻が発生していたかどうかを判断する方針。
こうした調査は昨日、突風により県営公園のビーチパラソルや家屋のガラスなどが破損する被害があった埼玉県越谷市でも行われた。
そして今日も、伊豆諸島北部で竜巻などの激しい突風が発生したと見られ気象庁が一時、竜巻注意情報を出した。
気象庁は、伊豆諸島では大気の不安定な状態が依然続いているとして注意を呼びかけている。
神戸地検は今日、兵庫県議会の野々村竜太郎元議員を詐欺などの罪で在宅起訴した。
起訴状などによると野々村被告は、2011年度から3年間に議会事務局に提出した政務活動費の収支報告書の中で、支払った国民年金保険料を事務用品代のように見せかけたり実際には行っていない城崎温泉への大型客船で日本の地方都市にやってくる中国人旅行者の爆買いは、いまや街の経済を支える存在です。
一方で過剰な負担も禁物です。
爆買いに備えて商品をそろえても、振り向いてくれない。
先が読めない中国人の行動に店舗側も対応を迫られています。
その実態とは?お盆休み真っただ中の先週15日、広島市の港に巨大な客船が現れた。
上海からの豪華客船「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」が五日市港に入港しました。
乗っていたのは中国人観光客。
世界で2番目に大きい客船で、4800人を超える人が訪れた。
駐車場にはバスがずらり。
およそ120台のバスで、広島が誇る世界遺産、原爆ドームや厳島神社を訪れた。
観光地としての広島に、中国の人々は好印象を持ったよう。
一方で、こんな期待を寄せるのが…地元商店街の人たちは中国人の爆買いを見据え、半月以上前から中国語の特訓をしていた。
ところが…当日、繁華街で中国人観光客を待っているのは家電量販店のスタッフ。
中国人のアルバイトを臨時で雇うなどして万全の対応をとっていたが、中国人はほとんど訪れなかった。
近くのドラッグストアのスタッフもそれらしい人の流れがないと言う。
しかし、中国人観光客は…店を中国一色にして爆買いに備えていたドラッグストアだったが、団体客は来ないと判断。
夕方にはスタッフ総出で商品を普段の陳列に並べ替えていた。
空振りに終わった爆買い。
専門家はこう指摘する。
広島県では、観光客の滞在時間を増やすべく入国手続や移動をいかにスムーズにできるか検討したいとしているが一方で、中国経済の成長の鈍化も指摘されている。
成長速度に陰りが見えてきた中国経済。
番組の一部に字幕のない部分があります。
2015/08/18(火) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
詳細情報
番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
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