HEAT #07【恐るべき社長の本性!最大の裏切りに消防団が崩壊】 2015.08.18


(池上タツヤ)幸多市で暮らす人々一人一人に人生があることがわかりました。
町を作ったら終わりじゃない。
皆さんの笑顔を守り抜かなければならないと私は消防団に気付かされました。
今までのプランよりよりよくなった自信があります。
何するんですか。
あっ!
(日比野)消防団ごときに丸め込まれ血迷いましたか?あぁ!あっ!幸多市再開発はこの計画に沿って進めてもらいます。
これは…。
我が社の利益を最優先に考えたプランです。
こんな法外な価格富裕層しか住めない。
今いる住民は一体どこで暮らせばいいというのですか?いいかげんにしろ!それ以上虫ずが走るような言葉をひと言も発しないでくれ。
今いる住民の暮らしだと?そんなものなぜ私が心配しなければならない。
ばく大な費用をかけ長きにわたる交渉をしその上土地の付加価値を上げ寂れた町をよみがえらせる。
そこに住みたければ金を出せ。
入居費用が足りない?ならば働け借金しろ。
いくらだって手段はある。
それができなければ諦めろ。
いい商品には金持ちはいくらでも集まる。
そうして町は活性化し我々はより多くの利益を上げる。
それこそが私のそして君が求めたはずのビジネスだ。
君が私のヘッドハントに応じたのも成果さえ挙げれば上に上がれるという我が社の方針に魅せられたからだろ?遊びじゃないんだよ池上君。
私は慈善事業をさせるために君をあの町に行かせたわけではない。
濱田君を社長室に。
まだ何か反論する余地があると思ってるならこの計画は濱田君に任せます。
どうしますか?池上君。
・コンコン!
(ノックの音)どうぞ。

(ドアの開閉音)
(濱田)失礼します。
社長のプランを受け入れましたか。
もちろんです。
彼は根っからのビジネスマンですから。

(商店街のBGM)
(安住咲良)おはようございます。
(石沢)あぁ…。
石沢さんおはようございます。
おっ咲良ちゃんおはよう。
はぁ…。
ひどいですね。
いやもう朝起きたらこれだよ。
何だか最近多いですね。
やられたのは閉めちゃった店がほとんどなんだけどこのままほっとくわけにいかないしね。
放置しておくと治安悪化の原因にもなりかねませんしね。
大通りの歩道橋や公園の遊具なんかもやられたらしいよ。
何とかしないといけませんね。

(恭子)あら咲良ちゃん。
おはようございます。
ねえちょっと聞いた?再開発のこと。
再開発?うん。
なんでも幸多市のこの辺り一帯再開発されるって専らのうわさよ。
う〜ん。
(恭子)ほんとですから。
ほ…ほん…ほんとよ〜!・
(石沢)真面目に聞くと損するよ。

(恭子)いやい〜や…。
(榊)お疲れさまです。
計画は変更。
再開発はこれでいく。

(榊)これは?この計画ならうちの利益は数倍に跳ね上がるだろう。
(榊)ですがこれでは今までのプランに合意してきた地権者たちは納得しないんじゃないですか。
いやそこは抜かりないだろう。
えっ?なっ濱田。
ああ。
反対する地権者は無視して構わない。
準備組合の過半数は既にこの新たなプランを了承している。
まさか裏で動いてたってことですか?俺は社長に雇われてんだ。
悪く思うなよな。
濱田さんあんたまさか…。
待て榊。
会社の利益を考えれば当然のことだ。
(榊)でもタツヤさん。
情けなんか捨てろ。
結果が全てだ。
俺は仕事のためにこの町に来たんだ。
・コンコン!
(星乃)どうぞ。
市長。
(濱田)こんな時間にありがとうございます。
いやいや構わんよ。
だがねあまり時間は取れないよ。
結構です。
今回の再開発のプロジェクトリーダーを紹介させていただきたいだけですので。
ご無沙汰しております市長。
ん?防災教室の際に1度。
(星乃)あぁ〜消防団の。
だがどうして君が?あれは仮の姿です。
(星乃)まあかけなさい。
再開発に住民の反対は付きものですので先手を打って潜り込んでました。
ははははっ。
こりゃいい。
実に頼もしい。
(エリ)あぁ…またスライス。
右肘が突っ張って肩のラインが開いてる。
…ったく何べん言ったらわかんだよ。
(エリ)わかってるわよ。
…ってひとのことさんざん振り回しといてその言い方はないんじゃない?振り回されるのも悪くなかっただろ?
(マナーモード)いいか?左グリップのV字が右肩をさすように。
トップは右肘真下だぞ。
(石沢)タツヤ君留守電?はい。
(松山)う〜んタツヤさんだったら再開発のこと何か知ってると思いましたけどね。
(鳴海)やっぱりがせネタなんじゃないですか?絶対絶対よ。
(松山)ほんとですか?
(恭子)何?何何何何何?みんな私を疑ってんの?
(鳴海)あっ!でもさ再開発が本当だったらこの詰め所も新しくしてもらえるんじゃない?
(等々力)雨漏りと…。
隙間風ともお別れですか?私は何も聞いてませんけど。
(鳴海)もしかしたら石沢さんダイヤ街もソーラーパネルの屋根とか出来ちゃったりしてさ。
(石沢)何?それ。
(鳴海)後ほらどっかの県にあるあれわ〜ってわ〜ってそうそう。
あっ!冷却ミスト付きの最新アーケードになっちゃったりしてこうだ〜ん!と。
(石沢)そんなハイカラになんの?ダイヤ街が。
(等々力)お客もたっくさん戻ってくるかも。
(石沢)ほんとに?いいじゃん再開発。
(松山)シャッター通りもなくなって落書きスプレーともおさらば。
夢のような話じゃないですか〜!おぉ〜!はいはい!皆さん。
再開発に頼るのもいいですがまだ先のことです。
私たちは今できることをやりましょう。
(石沢)は〜い。
よし。
火の用心!カンカン!
(松山)花火線香火事のもと。
(等々力)火の用心!使い古した扇風機発煙発火にご用心。
(恭子)何かちょっと語呂悪いんじゃない?
(鳴海)しかたないでしょ注意喚起なんだから。
あえてあえて。
(恭子)そうなの?
(等々力)くんくん!くんくん!ん?ん?えっ?等々力君?ちょ…ちょっと。
どうしたの?
(松山)どうしたんすか?燃えかす。
誰がこんな所で。
(松山)おっ!
(鳴海)おぉ…どうした?
(松山)いやいやそこそこ。
あっ!咲良ちゃん。
はい。
(恭子)これ。
(石沢)あっ大丈夫だ。
引火したら大変でしたね。
(石沢)あぁ最近空き家も増えてるからな。
(恭子)住んでたお年寄りもほとんど施設に移ってるしね。
近隣の方や町の皆さんにもふだんから気を付けてもらうようお願いするようにしましょ。
(石沢)とりあえずこれ消そう。
(鳴海)水持ってきます。

(メールマナーモード)「お忙しいところすみません。
住宅街の空き家に不審者が出入りしているようです。
タツヤさんも日頃から注意をお願いします」。

(恭子)ほ〜ら私の言ったとおりだったじゃない。
ん?「グローバルアーバンライフマネジメント」?そう。
時代は巡るベッドタウン再びってことよ。
ほら鳴海さんこれからサッシもどんどん売れちゃうんじゃない?営業成績がうなぎ登り?
(恭子)いや〜ついに役職見えてきたんじゃな〜い?
(鳴海)役職って。
えっちょっといいっすか?ふふっ何何?ん?うんうん。
「クローバー都市開発」。
あれ?
(高木)中隊長車両点検行ってきます。
(合田篤志)よし。
(白石)消火活動少しはやりやすくなりそうですね。
ん?
(白石)再開発ですよ。
確かに道は広くなるだろうからな。
この辺りは住宅が密集してますからね。
我々としては助かりますね。

(団員たち)クローバー都市開発は危険?ちょっとどういうことよ?
(鳴海)業界では知られた会社だったからちょっと調べてみたんだけどね。
これですね。
(恭子)えっ?「急成長のクローバー都市開発強引な手腕を地権者に訴えられるも無罪で幕」。
(等々力)「大規模工事に住民反対の声もクローバー社強気の姿勢揺るがず」。
(石沢)「富裕層から圧倒的支持を集めるも弱者追い出しの声多数」。
(恭子)何よこれ。
大丈夫ですか?
(鳴海)これだけ苦情が上がって訴訟は負けなし。
お抱えのエリート弁護士団が完璧に守ってるらしい。
それとクローバー都市開発にはいつからか変なうわさがあるんだよね。
(咲良・石沢・恭子)変なうわさ?町だけじゃなく人ごと再開発するって。
ひ…人ごと?もともと住んでる人たちを町から追い出して住民ごと入れ替えるってうわさがね。
(石沢)やっぱりタツヤ君に聞いてみようか。
(等々力)タツヤさんなら何か知ってるかも。
(恭子)そうねここでこうしててもらち明かないし。
待ってください。
タツヤさんきっと忙しいんだと思います。
だからあまり迷惑をかけないほうが。
いやでも…。
説明会はもう間もなくです。
私たち自身で見極めてみてはどうでしょうか。

(向島)えぇ〜それではそろそろ始めさせていただきたいと思います。
では今回の再開発をバックアップしてくださる心強い味方クローバー都市開発のご担当者にバトンタッチさせていただきたいと思います。
あっ。
(松山)えっ?うそ。
(石沢)タツヤ君?何で?クローバー都市開発の池上タツヤです。
この度幸多市再開発プロジェクトの担当をさせていただくことになりました。
えぇ〜再開発はその町の個性や空気を感じ取ることなしに進められるものではありません。
実は私もたかが数カ月ではありますが住民票をこちらに移しこの町の住民の方々とふれあいながら幸多市がどのように生まれ変わるべきかを模索してきました。
そのようにして私が導きだした答えを今回の説明会で発表させていただけたらと思っております。
再開発に当たって皆様方にご報告するポイントは3つです。
まずは災害や犯罪の温床となりえる老朽化した施設や空き家をなくし区画整理により安心安全な町を作ります。
更に街灯ごとに見守りカメラと民間の警備システムを導入し24時間住民の皆さんの安全を確保します。
(鳴海)何だかハイテクだね。
そしてシャッター通りとなりつつある商店街は閉鎖。
代わりに新設されるショッピングモールに優先的に入る権利を譲渡します。
(恭子)すごいじゃない。
ははっ。
ただし諸条件をクリアできる店主様に限らせていただきます。
諸条件?詳細は追って各店舗ごとに説明に上がらせていただきます。
そして最後となりますが私どもクローバー都市開発は準備組合の皆様方のご協力の下地権者の皆様から開発予定地の大部分の委任状を既に頂いております。
それに伴い工事着工までの期間に現在お住まいの皆様には速やかな退去のご準備をお願いいたします。
以上です。
(恭子)ねえちょっとどういうことよ?
(松山)僕たちこの町に住めなくなる?
(等々力)貧乏人は出てけってことか。
どういうことですか!?た…退去って何ですか?いきなり退去って言われても困りますよ。
(ざわめき)皆さん落ち着いてねっ落ち着きましょう。
ふざけんな!
(向島)皆さん落ち着いて!
(ざわめき)あなたたち!何か勘違いしてませんか?今日なぜこの市役所で住民説明会を開催しているかよく考えてみてください。
行政も既にこの計画に乗っているということです。
説明会と銘打っていますが今日はいわば再開発についての報告会なんです。
全て決定事項だとご理解ください。
以上です。
待てよ。
待ってくださいよ。
住民の気持ちはどうなるんですか!?・コンコン!はい。
タツヤさん。
(恭子)ちょっと。
(石沢)待て。
ご用件は何でしょうか?
(石沢)えっや…やだな〜よしてよそんな言い方。
はははっ。
(石沢)水もらっちゃお。
ははっそうよ怖い顔してタツヤ君らしくないわよ。
(松山)いや〜もう等々力さんが直接タツヤさんに聞きにいこうって聞かなくて。
もうほんと頑固で嫌になっちゃいますよね。
(等々力)タツヤさん。
(鳴海)おぉ〜何?その間。
わっまさかどっきりか何かだったりしてはははっわっわぁ〜。
私がふざけているように見えますか?えっ?私はクローバー都市開発の人間で再開発のためにあなたたちを利用したんです。
(松山)うそだ。
だってタツヤさん僕にあんなに親身に…。
全て仕事のためです。
(松山)そんな…。
いやだってタツヤさん…。
利用だなんて…一体何のために?だから再開発のためですよ。
はぁ〜。
不動産ってのはね実にやっかいなんですよ。
家は目の前にあるし登記簿でその地権者だってわかる。
…にもかかわらずその地権者が土地を空き家として放置しどこか老人ホームにでも入ってしまったら私たちは彼らの所在をつかむ手だてはなく土地を動かすこともできない。
手に入れたい土地と家はすぐ目の前にあるのに。
だから再開発には情報が必要不可欠なんですよ。
地権者が今どこで誰と暮らしているのか。
金さえ積めばその土地の権利を手放すのか。
金じゃなければ何だ?何を欲していて何を恐れているのか。
地権者の好み弱み趣味家族構成。
私たちの欲しい情報はインターネットの中には落ちてはいない。
そこで消防団の出番というわけですよ。
消防団がこんなに利用価値があるものなんて思っていませんでした。
ありがとうございました。
(松山)一緒に土のう積んだり見回りだって。
祭りの準備もしたじゃないですか。
消防団の活動なんて全部仕事のためです。
防災なんて最初から興味はありません。
ずっと僕たちをだましてたってことか。
最初はバレるんじゃないかと思って冷や冷やしてましたけどすぐに大丈夫だと悟りました。
あなたたちはあまりにもお人よしでひとを疑うことを知らない。
お前!ちょっと。
(石沢)ちょっと等々力君!
(恭子)いや〜!やめなさい!
(石沢)やめろ!やめろ!
(等々力)おい!
(石沢)やめろ!
(等々力)あっ。
全部全部うそですよね?うそですよね?タツヤさん。
もう帰ってもらえますか。
(等々力)お〜い!!
(恭子)もうやめてよ!何なのよ?ねえタツヤ君!
(石沢)やめろ!やめろ!これ以上居座るなら警察呼びますよ。
(石沢)帰ろう。
(松山)帰りましょう。
(石沢)帰ろう帰ろう。
(松山)帰りましょう。
(石沢)いいから。
気を付けて帰ってね。
さようならまた明日。
ふふふっ。
(いずみ)梨花ちゃ〜んお母さん来たよ。
うん?
(梨花)嫌。
梨花ちゃんどうしたの?幼稚園なくなっちゃうの?えっ?蓮君が町がきれいになったら幼稚園なくなっちゃうって。
大丈夫。
ここはなくなったりしないから。
ほんと?ほんとにほんと?うん。
だからまた明日会おう。
ほらママが待ってるよ。
さようなら。
さようなら。
ママ〜!再開発どうなっちゃうんですかね。

(恭子)消しても消してもいたちごっこ。
さすがに心折れるわよね。
(松山)どうせ再開発で潰されるんならこんなことやっても無駄なんじゃないですかね。
(鳴海)空き家も取り壊すんだしそもそも夜の見回りだって。
ねぇ。
そんなことありません。
(松山)でも再開発したら新しい警備システムとか防犯カメラも導入されるんですよ。
消防団自体必要性が薄くなる気がします。
それとこれとは話が別だよ。
おい手動かしておい。
石沢さんが一番こんなことやってる場合じゃないんじゃないですか?こんなときだからこそふだんと同じことができるのが消防団だろ。
おいやってやって。
駅前で立ち退き反対を訴えていたグループは?リーダーが以前非合法組織とつるんでいた件を盾に内部から解体させました。
マスコミはどうします?そちらも既に手は打っております。
この件を取り上げない代わりに彼らが飛びつきそうな危険物を垂れ流す化学工場の情報を提供いたしました。
すばらしい手際です。
いえ。
引き抜いてきた頃の君を見ているようだ。
いやそれ以上か。
冷徹な瞳の奥に今にも喉元をかみつかれそうなぎらついた野心。
それでこそ私が求めていた才能だ。
それから来週火曜日の社長の予定を頂いております。
星乃市長を押さえることができましたので是非社長と一席設けようと思っております。
幸多市の市長ですか?それは楽しみです。
その席で例のショッピングモールの構想案を披露しようと思っております。
既に商店街との交渉も始まってるんですね?ええもちろん。
そのために私は幸多市にいるんですから。
ふっ。
急に押しかけてしまってすいません。
頭の中が整理できなくて。
それでこんなこと相談できるのエリさんしかいないと思ってしまって。
(エリ)それで?タツヤさんのことなんですけど。
どうしても信じられなくて。
タツヤさんが私たちをだまして消防団に所属してたってことが。
きっとタツヤさんまた何か私たちに言えないことを1人で抱え込んでしまってるんじゃないかと思うんです。
それでエリさんなら何か知ってるんじゃないかと思って。
ええ知ってますよ。
ほんとですか?タツヤがあなたたちにいまだにつきまとわれてうんざりしてるってこと。
えっ?タツヤが消防団を利用するために近づいたのは間違いないです。
そんな…。
(エリ)あなたたちみたいに何の見返りもなしに人助けするなんてありえない。
それがタツヤの本当の姿。
彼を信じてたあなたにはかわいそうだけど。
(ショーン英語)
(エリ)
(エリ)仕事があるので失礼します。
それでも私やっぱり信じられません。
えっ?病気の子を励ますために頭を下げて頼み込んだり…。
(回想)頼む。
台風の中危険を顧みずおばあさんを助けにいったり。
あんなこと本心からじゃなきゃできるはずないと思う。
それに私に言ってくれたんです。
団にいさせてくれませんかって。
その言葉は絶対にうそじゃないと思うんです。
私にはわかるんです。
あなたってほんとにおめでたい人ね。
えっ?もう1つだけ言わせてもらうけどあなたタツヤとは初めから住む世界が違うのよ。
失礼。
それでは後日また書類を受け取りに参りますので引き続きよろしくお願いいたします。
・ううっううっ…。
おい!塩だ塩を持ってこい!ううっ…。
次はあの靴屋です。
早速ですが新しいモールに優先的に移転できる権利の条件についてなんですが。
(榊)ショッピングモールは今回の再開発の目玉の1つとなっておりまして。
私どもといたしましては今までにはない最新鋭の設備を整えた複合施設を目指しておりましてその分必ずや各店舗においても集客が見込める計算となっております。
うん。
そのかわり当然といっては当然なんですが出店料も今までと同じというわけにはいきません。
まあそうだろうね。
(榊)石沢靴店さんの場合移転後のたな賃が概算でこちらを予定しております。
私たちには新しいショッピングモールには入るなってことかい?いえそんなことはありません。
そちらをお支払いいただけるのなら何の問題もありません。
(石沢)ははははっ。
商店街の連中で入る店はどれぐらいあるんだい?今のところゼロですね。
当然だ。
体のいい追い出しか。
まさか。
そんな物騒な。
もちろんショッピングモールへの出店をご辞退される場合代替地を用意させていただきます。
(石沢)どこだい?そりゃ。
南地区です。
ははははっあんな山ん中でどうやって商売しろっていうんだい。
さあそこまでは我々もわかりかねます。
タツヤ君ほんとに今の君が君なのかい?
(榊)ご不満でしたら立ち退き料は弾みますよ。
今はタツヤ君としゃべってんだ!ごめんねおにいちゃんちょっと黙っててよ。
座ってよ。
座ってよ。
うちの店はいつ潰れたっておかしくない。
だからひと様に頼むからどいてくれって言われたらどいてやってもいいさ。
だけどタツヤ君君ほんとに君個人として納得してんのかい?ええもちろん。
石沢さんが仕事に誇りを持ってるのと同じように私もまたこの仕事に誇りを持っていますから。
そうかい。
タツヤ君最後に靴磨かせてもらえないかい?消防団に来たとき何で僕がタツヤ君をすぐに信用したと思う?さあ何ででしょう。
靴がとてもきれいだったからさ。
ビジネスマンだったら当然のことです。
(石沢)いやどんなにきれいに手入れしてても靴底の減り方だけはどうしようもない。
初めて会った頃の君の靴はよく手入れされてて靴底も自信に満ちあふれてまっすぐだった。
でも今はどうだい。
こんなにいびつな減り方してる。
君は無理をしてるよ。
まさか。
同意書は後日取りに伺います。
・ガシャン!まさかさっきのお前じゃないだろうな?ふっ…さあな。
お前それでも消防隊員か?当然だが何があろうと投石なんてまねするべきではない。
だがあれこそがお前らクローバーに対する住民の正直な声なんじゃないのか?金と権力で圧力をかけ弱者を封じ込める汚いやり方に抵抗できる手段があれしかなかったんじゃないのか?なぜ黙ってる?お前は数カ月間住民票まで移してこの町の人々とふれあってきたんだろ?数カ月共に過ごして出した答えがこの幸多市を幸多市の住民を苦しめることだっていうのか?ああそうだよ!お前の言うとおり俺は他人を蹴落としてでも自分の利益と更なる高みを目指すことしか興味はない!じゃあお前は今一体何に怒ってるんだ?自分だってもうわかってるんだろ?ほんとは自分が…。
うるさい!黙れ!あぁ〜!池上俺はお前を否定はしない。
だだ自分にだけは正直でいろ。
石沢さん!お店閉店することにしたって聞いて。
今ねタツヤ君が同意書を持ってったところ。
そんな…。
だって石沢靴店はおじいちゃんの代からずっと…。
しかたないよ。
ここでやっていくのもぎりぎりだったしね。
女房の兄貴が静岡で漁師やってるんだ。
そこで何とか暮らしていくよ。
消防団は?第十一分団はどうするんですか?そんなことには意味がないって咲良ちゃんが一番よくわかってるでしょ?えっ?消防団はどこに所属しているかが問題じゃない。
誰のために活動できるかが重要だって。
ううっ…。
石沢さん…。
社長も社を出られたそうです。
・タツヤさん!石沢さんの…石沢靴店の同意書返してください。
何を言ってるんですか。
返して。
やめてください。
うっ…。
こんなの…こんなの再開発でも何でもない。
タツヤさんはみんなが築き上げてきた大切なつながりを分断して町を破壊しようとしてるだけです。
そう思われてもしかたないです。
それでもこれが俺の仕事なんです。
人として大切なものと仕事の分別くらいタツヤさんならわかってるはずです!だってタツヤさんは消防団員なんですから。
・「BeBrave」・
(ドアの開閉音)タツヤさん時間が。
すいません急いでるんで。

(星乃)それじゃ行ってくる。
いってらっしゃいませ。
こんなの…こんなの再開発でも何でもない。
消防団ごときに丸め込まれ血迷いましたか?うそだ。
だってタツヤさん僕にあんなに親身に…。
(日比野)それこそが;dの|!そして君が求めたはずのビジネスだ。
(恭子)もうやめてよ!*何なのよ?ねえタツヤ君!いいかげんにしろ!私は慈善事業をさせるために君をあの町に行かせたわけではない。
(鳴海)ずっとKMたちをだましてたってことか。
すばらしい手際です。
(等々力)おA0!*
(石沢)君は無理をしてるよ。
自分でももうわかってるんだろ?
(榊)タツヤさん間もなく到着します。
ああ。
・ショボショボ団のくせにあいつらウゼェんだよ!これなら間違いないっしょ。
・今度は失敗すんなよ。
だってタツヤさんは消防団員なんですから。
すいません。
ちょっと降ろしてください。
えっ?すぐに戻る。
(榊)タツヤさん!・ねえこれほんとマジでヤバいって。
もうやめようよ。
・うるせぇんだよ!これぜってぇ再生回数伸びるって。
でももう無理だよこれほんと熱いよ。
いいんだよ熱くても…やんだよ!お前ら何やってんだ!ヤッベェ逃げんぞ。
待て!死にたいのか!?こんなことしたら…。
わかってんのか?こんなもん爆発したら大変なことになるんだぞ。
(濱田)星乃市長は市役所を出てこちらへ向かってるそうです。
池上君は?もう間もなく着く頃かと。

(マナーモード)何やってんだよタツヤさん。
あぁ〜…。
(日比野)彼は相変わらずいい仕事をしてくれますね。
(榊)仲間の皆さんには知ってほしいと思ったんです。
本当のタツヤさんを。
もう1度俺にチャンスをくれませんか?
(日比野)もうこの船は動きだしてるんですよ。
一体君に何があったんです?守りたいものが出来たんです。
火事だ!改装中の別館から火が出たんだ。
すぐに逃げろ!
(ナレーション)
詳しくは番組ホームページまで。
2015/08/18(火) 22:00〜22:54
関西テレビ1
HEAT #07[字][デ]【恐るべき社長の本性!最大の裏切りに消防団が崩壊】

日比野に新しいプロジェクト案を破り捨てられ、重い決断を迫られるタツヤ。
そして、咲良ら消防団のメンバーは、ついにタツヤの思わぬ“正体”を知ることに!!

詳細情報
番組内容
住民の笑顔を守る町を作りたいーーそんな思いからタツヤ(AKIRA)が練り直した再開発プロジェクトの新しいプランを破り捨てた日比野(稲垣吾郎)は、別のプランでプロジェクトを進めるようタツヤに命じる。日比野は密かに濱田(田中圭)を動かし、会社の利益を最優先するプランを準備させていたのだ。この計画に異論があるならプロジェクトの全権を濱田に任せると非情に言い放つ日比野に、返す言葉もないタツヤは
番組内容2
激しく葛藤するが…。

一方、幸多市では住宅街や商店街に空き家が増え始め、スプレーで落書きされるトラブルが頻発。治安の悪化を案じる第十一分団のメンバーは、落書きを消す作業や町の見回りなどの対策に追われていた。咲良(栗山千明)はタツヤにも手助けを頼もうとするが、タツヤは呼び出しにまったく応じず、詰所にも顔を出そうとしない。そんなある日、住民説明会の開催を告知するポスターが町中に貼られ、
番組内容3
ついに大規模な再開発計画が明るみになる。

そんななか、咲良らは再開発を推進するクローバー都市開発の気になるうわさを知る。もともと住んでいた人々を町から追い出し、住民を丸ごと富裕層に入れ替える強引な手法で莫大な利益を上げている危険な会社だというのだ。不安を募らせた団員たちは、真相を確かめようと住民説明会に参加。ところが、クローバー都市開発の担当者として壇上に現れたのは、他ならぬタツヤだった…。
出演者
AKIRA 
栗山千明 
佐藤隆太 
田中圭 
菜々緒 
工藤阿須加 
鈴木伸之 
吉沢亮 
井出卓也
小芝風花 
  ・ 
堀内敬子 
正名僕蔵 
菅原大吉 
稲垣吾郎
スタッフ
【脚本】
丑尾健太郎 
大浦光太 
坪田文 
【音楽】
菅野祐悟 
【主題歌】
EXILE ATSUSHI + AI 「Be Brave」(rhythm zone)
【演出】
小林義則 
佐藤源太 
【チーフプロデュース】
笠置高弘 
【プロデュース】
萩原崇、豊福陽子(関西テレビ) 
岩田祐二、柳川由起子(共同テレビ) 
【アソシエイトプロデュース】
重松圭一 
【制作】
関西テレビ 
【制作著作】
共同テレビ
ご案内
【公式HP】
「これまでのあらすじや次回動画、注目のトピックスはこちらでチェック」 
http://www.ktv.jp/heat/

【公式Twitter】
「ここでしか見られない舞台裏や最新情報つぶやいています!」 
https://mobile.twitter.com/heat8official

【公式ハッシュタグ】
#HEAT

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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