【新・悪韓論】“コリア・パッシング”を明確にした安倍談話と哀願調にも聞こえた朴演説 (2/2ページ)

2015.08.20


「光復節」記念式典で演説する朴大統領=15日、ソウル(共同)【拡大】

 朴政権は、安倍談話を入手するや、関係者が精密な分析を重ねて、光復70年演説に反映したと報じられている。

 なるほど、朴演説の末尾に、こうある。

 「たとえ(日韓の間に)困難が多く残っていたとしても、今や正しい歴史認識を土台に新たな未来へ共に進むべき時代です。国際社会に占める両国の地位にふさわしく、北東アジアと世界の平和、繁栄のために一緒に貢献できることを期待します」

 「正しい歴史認識」などという“独善イデオロギー”は引っかかるが、まさに“一緒にやります、捨てないで”の哀願調の呼応ではないか。

 朴演説の冒頭部分には「これまで私たちの韓国は、民族の悠久の歴史と正統性を継承し、自由民主主義を守ってきた」とある。

 韓国の憲法に何と書いてあろうと、現に言論の自由も思想の自由もなく、民主主義の根幹たる法治主義すら確立されていないのに、「自由民主主義を守ってきた」とは、韓国人も鼻白むのではあるまいか。

 どう強弁し、哀願しても、もう遅い。韓国は後出しジャンケンでも負けたのだ。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、「ディス・イズ・コリア」(同)などがある。

 

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