よろず占い処 陰陽屋へようこそ #06 2015.08.19



(珠希)触るな!
(珠希)それ以上私の純愛を汚したら…。
呪いますよ。
(槙原)はい。
あぁ〜ちょっと君に聞きたいことがあって。
うん?ヨシアキがいたホストクラブ教えてくれないかな。
ホストクラブ?
(槙原)あいつがこの街に来た理由が知りたいんだ。
だから前の職場に聞きにいこうかなと思って。
(珠希)あなたショウの幼なじみなんでしょ?直接聞けばいいじゃん。
いやそれが…。
(回想槙原)ヨシアキお前が家に帰らないでこの街にいる理由ってもしかして瞬太君が関係してんじゃないのか?
(安倍祥明)少ない脳みそを無駄遣いするな。
お前はずっと路子先生のことでも考えてたほうがいいんじゃないのか。
(槙原)俺はヨシアキを実家に戻したいんだ。
あいつのおじいさんのためにも。
どういうこと?ショウのおじいちゃんって何者なの?いや〜それは…。
はっは〜ん。
何か面白そう。
それなら私も一緒にホストクラブに行く。

(沢崎瞬太)どうしたの?おばあちゃん。
うちの店に何か用?
(百合江)いえあっ…。
良かったら寄ってけば?お茶くらい出すよ。
ねっ。
ほら行こ行こ。
ほら。
こっちこっち。
ちょっと暗いから足元気を付けてね。
大丈夫?どうぞ。
祥明。
おやきつね君そちらの方は?何かうちに用があるみたい。
はじめまして私は陰陽屋のあるじ安倍祥明と申します。
本日はどのようなご依頼で?何かさ表でぼ〜っと立ってたからお茶でもどうですかって誘ったんだ。
はいおばあちゃんお茶どうぞ。
あのなきつね君うちは喫茶店じゃないんだ。
用もないお年寄りを引っ張り込んでどうする。
いやでもさ…。
(百合江)あの…。
どうしたの?おばあちゃん。
うちの家に呪いをかけていただけないでしょうか。
すみません。
もう一度よろしいでしょうか。
あのうちの家に呪いをかけてほしいんです。
それはまたなんとも妙なご依頼ですね。

(百合江)私門倉百合江と申します。
あのお住まいに呪いをかけてほしいというのは?実は私の住んでる家がこの方に狙われているんです。
「猫カフェプランナー神林葵」。
もう古い家なんですけど猫カフェにぴったりだから是非売ってほしいって。
でも私はどうしても離れたくなくて。
でも何で家に呪いなんて。
お店をやるなら悪いうわさは命取りでしょう?もし呪われてるって知ったら神林さんも諦めてくれるんじゃないかって。
そこまでして家を守りたいんだ。
よし祥明これは陰陽屋の出番だな。
百合江さん申し訳ありませんが他を当たってください。
何でだよ。
陰陽師とは元来人を災いから救う存在。
呪いやたたりをはらうのはやぶさかではありませんが呪いをかけるというのは私の信念に反します。
はぁ?今更何陰陽師ぶってんだよ。
そもそも猫カフェにするのが嫌ならこの神林さんに嫌だとはっきり言えばいいじゃないですか。
それが神林さんだけではなくて息子や娘もあの家を売ったほうがいいって。
このままだと何だか押し切られてしまいそうで。
何でばあちゃんが嫌がってんのに…。
あっもしかしてそいつら金目当てか?おい祥明!もうここはがつんと言ってやろうぜ。
ふふっありがとう優しいのね。
いやそんな…。
何だよ。
わかった。
そこまで言うならきつね君が行ってきたまえ。
えっ俺?うん。
百合江さんを助けたいんだろ?そうだけど…。
俺みたいな高校生が行っても…。
頭を使え。
おせっかいが大好きなうってつけの大人がいるだろ。
あぁ〜。
(只野路子)そうですかそんなことが。
大変でしたね。
わざわざすみませんね。
あぁいえそんな…瞬太君は私の生徒ですから。
それに誰かさんと違って困ってる人がいたら助けるのが人として当然です。
ありがとうございます。
あっいえいえ。
さすが先生うってつけだ。
確かにすてきな古民家ですね。
さあどうぞ。
おじゃまします。
(美保)お母さんどこ行ってたの?今日は猫カフェの打ち合わせって…。
(門倉)あれ?その人たちは?あんたらが百合江ばあちゃんの息子と娘か?ばあちゃんはこの家から離れたくないって言ってんだ。
猫カフェなんて諦めろよ!
(門倉)母さん。
何だよ?文句があんなら俺に言えよ。
(門倉)すいません!うちの母が…。
(美保)変なことをお願いしてしまって。
いやそんな…。
ねぇ。
(美保)こんなものしかありませんが。
ありがとうございます。
いただきま〜す。
(門倉)いや〜家族のごたごたにひと様を巻き込んでしまうなんて本当にお恥ずかしい。
あっ…あぁいえ。
(門倉)うちは10年前に父が亡くなったんですがそのときからずっと母には一緒に住まないかと誘ってるんですよ。
(美保)母は血圧も高いし昔心臓の病気もやってるので1人暮らしをさせておくのは不安で。
でもどうしてもここを離れたくないと言って。
あっわかった。
お嫁さんが苦手なんでしょ。
うちも前にばあちゃんが来たとき…。
瞬太君。
(百合江)ううんこの子のお嫁さんはいい人なの。
私にも優しくしてくれるし。
じゃあ何で?
(門倉)いつもこの繰り返しなんです。
(美保)それにお隣さんが変な人で。
(門倉)そんなとき神林さんから猫カフェの話が舞い込んできたんです。
相場よりも高く買ってくれるって言うしいい機会だし一緒に住もうって。
(美保)お兄ちゃんちに一緒に住むのが嫌ならせめて安心なマンションに住み替えるとか。
(百合江)私はここを離れたくないの。
はぁ〜。
おばあちゃん何でそんなにこの家にこだわるの?家族との思い出が詰まってるのはわかりますけど。

(神林)どうもどうもどうも。
こんにちは。
あはははっ。
こちらの方々は?何だよこいつ。
あっもしかしてこいつがお隣の変な人?
(門倉)あぁいや…。
私は猫カフェプランナーの神林葵と申しますが。
えっ?男だったの?よく驚かれるんですよ。
ねぇ〜ミーちゃん。
ミーちゃん?大丈夫ですか?あの人。
(門倉)最初はびっくりしますよね猫への愛情がすごすぎて。
(神林)私はね猫をこよなく愛し常に猫に囲まれた生活を目指しています。
でもさすがに仕事に猫を連れてくるわけにもいかないのでこの子をこうして肌身離さずうふふっ。
キモッ。
キモ?
(門倉)あぁ神林さんこちらは近くの商店街に住んでる只野路子さんと沢崎瞬太君です。
(神林)ご近所さんでしたか。
私はねいずれこのおうちをかわい〜い猫ちゃんたちでいっぱいになるようにするのが夢なんですよ。
谷中地区に続く第2の猫タウンが誕生するんです!
(2人)はあ。
(神林)その記念すべき第一歩がこの家から始まります。
見てくださいよこの猫好みの庭。
そして…。
(神林)この縁側!ここにちゃぶ台を置いてお茶を飲みながら猫ちゃんをめでればもう〜エクセレント。
(路子・瞬太)はあ。
(神林)今日はイメージ図を用意してきました。
(美保・門倉)わぁ〜。
何かけっこうすてきなお店ね。
うんいいかも。
どうですか?百合江さんが大事になさってきたこのお宅が癒やしの空間になるんですよ。
(美保)ほらお母さんも見てみなよ。
(門倉)母さん。
・・「恋のフーガ」まただ。
何だよこれ。
(百合江)純子さ〜んもう少し音を…。
(神林)やれやれ。
こういうやっかいな隣人の対応も百合江さん全て私にお任せください。
ねぇ〜ミーちゃん。
ちょっ…いやちょっと…。
(純子)また来たんかいこの変態猫男〜!
(神林)私は変態ではありません!私はただ猫が好きな…。
(純子)私は絶対猫カフェなんて許さないからね!大っ嫌いなんだよ猫なんか!大体あんたがぼんやりしてっからだよ!あったまくるね〜!この〜。
あの人がさっき言ってたお隣さんですか。
(美保)ええ。
偏屈な方で。
(門倉)もともとご近所とのトラブルが多かったんですが父が死んでからは毎日のようにうるさくしてるみたいで。
ひどいなそれ。

(純子)・ハレルヤ
(神林)こんな人に私は負けませんよ。
ミーちゃんが〜んばっ!・ハレルヤ・風のせいじゃない
(門倉)母さんもうこんな所離れたほうがいいって。
(美保)そうよ。
早く決めちゃいましょう。
ばあちゃん。
やっぱり猫カフェもありなんじゃないかな。
・・ハレルヤ…
(ホストたち)よぉ〜!・・「LOVEマシーン」・・あんたにゃもったいない
(ホストたち)・fu−fu−・あたしゃ本当NICEBODY
(珠希・ホストたち)・BODYBODY・自分で言う位
(ホストたち)・fu−fu−・タダじゃない!じゃない?
(珠希・ホストたち)じゃな〜い!・熱けりゃ冷ませばいい
(ホストたち)・フーフー・淋しけりゃEVERYBODY
(珠希・ホストたち)・BODYBODY
(綺羅)AKBのほうがしっくりきそうなんだけどなぁ。
ふふふっ!あっちょっといいかな?ここで働いてたショウのことなんだけど。
(武斗)えっ何すかお客さんショウさんと知り合いっすか?
(綺羅)僕たちショウさんを捜してるんだ。
えっ何で?
(武斗)決まってるじゃないすか!店に戻ってきてもらうんすよ。
(槙原)あぁそうなんだ。
(朔夜)お客様は?
(槙原)あぁ〜彼女から話聞いて是非占ってもらおうと思って。
(綺羅)うん。
ショウさんの占い本当に当たるからね。
彼が何でこの店辞めたか聞いてないかな。
(朔夜)いえショウさんは何も言わずに突然辞めてしまったので。
もしかしたら雅人さんなら何か知ってるかもしれませんが。
(槙原)雅人さん?
(綺羅)ショウさんの前のナンバーワンだった人だよ。
み〜んなの兄貴的存在で。
あっショウさんも雅人さんにはいろいろ相談してたみたい。
でその雅人さんは?
(朔夜)それが雅人さんも最近突然消えてしまったんですううっ…。
朔夜…。
(武斗)ぶっちゃけ2トップがいなくなってうちの店マジヤバいんす!だからショウさんと雅人さんに戻ってきてもらいたいんすけど全っ然見つかんなくて。
武斗。
(武斗)すいません。
(珠希)あれ?みんな知らないの?ショウなら王子にいるよ。
(3人)えぇ〜!あれだけ威勢が良かったのに結局猫カフェに賛成して帰ってきたってことか。
だってさ息子さんもいい人そうだし家を出て一緒に住むってのも悪い話じゃないと思うんだよな。
お隣の人も変な人だしむしろ何であの家を出てかないのかわかんないのよね。
最初はもっと簡単にいくと思ったんだけどな。
(内藤)陰陽屋さんよ今度の仕事瞬太に任せたってのはどういう風の吹き回しだ?やる気のある若者を育てるのは大人の務めですから。
はぁ〜。
(高坂)何?何?何?猫カフェ?猫タウン計画?いいじゃないですかそれ。
この商店街もお客が増えるかもしれないしね。
(千鶴)あっじゃあうちも猫銭湯やろうかな。
(江美子)それはやるんじゃない?番台にちょこんていたら。
(高坂・千鶴)かわいい〜!でもねそこに住んでる人がどうしても譲らないって。
(千鶴)えっ?そんなに手ごわい相手なのかい?
(高坂)誰ですか?それ。
(江美子)私たちが行って説得してやろっか〜?門倉百合江さんていうおばあちゃんだよ。
(3人)百合江さん!?
(内藤)あの百合江さんか〜。
知ってるの?いやいやいや知ってるも何も昔からこの辺に住んでて百合江さん知らない人はいないよ。
(千鶴)うんあの人はだってほらず〜っとお習字教室やっててさ昔は大事な宛名書きとかみ〜んな百合江さんに頼んでたもんね。
(江美子)うん後ほら着付けもできるから成人式んときとか結婚式とか大体百合江さんにやってもらってたでしょ。
(高坂)何ていうかさめちゃくちゃご近所づきあいが良くてさほんといい人なんだよね。
(内藤)あの百合江さんが呪いをかけてまで家を出たくねぇってのは何か訳があるのかもしれねぇな。
冗談じゃないよ!何が猫カフェだよ。
そうだよ王子は昔からきつねの町さ猫なんてとんでもない!
(高坂)だから言ったじゃないですか!俺はね最初から猫カフェなんてね怪しいと思ってたんですよ。
さっきと言ってること真逆だよな。
気にするな人間社会ではよくあることだ。
でもほんと何でだろ?百合江さんやっぱり家族と長い間過ごした家だからこだわってんのかな。
家族の思い出だけじゃねぇからな。
他にもいろんなものが詰まってるからな家ってものは。
(内藤)でどうすんだい?瞬太。
えっ?今度の一件任されたんだろ。
う〜ん。
そうだ!ばあちゃん!あぁ瞬太君。
やったよみんながあの変態猫男を追い払ってくれるって。
えっ?昨日狐火で決まったんだよ。
そうだ!祥明やっぱばあちゃんちに呪いをかけてよ。
言っただろ俺は呪いはかけない主義だと。
ううんかけるふりだけでいいから。
祥明が適当に呪文を唱えてみんなでばあちゃんちが呪われてるってあの猫カフェ野郎をだませばいいんだよ。
そんな簡単にだませる…。
(千鶴)面白くなってきたね。
えっ?
(千鶴)シナリオは私に任せな。
(江美子)こう8+えて@iDaさんずっと
.さな7‘CDに=jB0してたの。
(高坂)よ!Aしこうなったらみんなで0l
G5oBGちますか。
やるか!ありがとうみんな。
(高坂)おうおうどうする!)
(千鶴)忙しくなるよ。
大丈夫かい?練習して稽古してさ…。
よ〜しやるぞ〜。
で今度ばあちゃんちに祥明たちが来てあの猫男をだますことになったから。
あっそう。
ありがとね。
おばあちゃんそんなの何でここに?泥棒ばばあ!おい泥棒ばばあ!・出てこいよ!・うわ〜!
(純子)こら悪ガキ〜!何見てんだよ見せもんじゃねぇや。
…ったく。
まさかそのごみってあいつが。
あっあの大丈夫心配しなくて。
(岡島)あぁ〜AKBなら誰でもいい。
そういえば岡島んちって5丁目だよな?泥棒ばばあって知ってる?
(岡島)ああ。
もちろん知ってるけど。
さすがにそこまで守備範囲広くねぇよ。
いやそうじゃなくてさ。
あのおばあさんてどういう人なのかなって。
(岡島)あぁ〜どういう人って人を殺したとか放火したとか正体は鬼だとかあることないこといろんな伝説が流れてるな。
(史尋)その人がどうしたの?いやその隣に猫カフェを作りたいってやつがいてさ陰陽屋で…。
くん!くんくんくん!おっ。
(岡島)おっ。

(3人)三井さん?
(史尋・岡島)げっ。
でもさ何で泥棒ばばあって呼ばれてんだろ。
さあ?何か泥棒したんじゃねぇの。
・あっ!泥棒ばばあだぜ。
逃げろ!逃げろ!・・「恋の奴隷」・
(百合江)純子さ〜んもう少し静かにしてもらえませんか?純子さん。

(純子)・あなたと逢った・その日から・恋の奴隷になりました・あなたの膝にからみつく子犬のように・だからいつもそばにおいてねはぁはぁ…。
出来たよ台本!傑作の誕生だよ。
(高坂)「王子化け猫騒動」。
じゃあいよいよ?私の稽古は厳しいよ。

(千鶴)頑張れ〜ファイト〜!ファイト!頑張れファイト!
(みどり・沢崎)えいうえ…。
大きい声で!おなかに力入れて!
(一同)くけこ…。
ぎゅうにゅうにょりつりょう!バン!
(千鶴)何をしてんだい!ニャ〜!ってやるんだよ〜!もっとできる!あなたたちはできる!神直日大直日に見直し給い鎮まり給え…。
この呪文でスイッチオン。
家内万霊分散穢気で強…ぶるぶる〜!さっきからおめぇは一体何をやってんだよ。
えっ?劇の練習。
よし完璧。
はぁ〜。
あっそういえばさそろそろお店始めて40年なの?何で知ってるんだ?えっこの前江美子さんたちに…。
あっねえねえねえ…。
何だよ気味が悪いんだよお前。
いい機会だしさお祝いにお母さんも呼んで一緒に食事でもしない?えっ?そろそろ仲直りしたら?ねっねっ。
言ったろ。
俺はあいつとは縁を切ってるんだ。
お母さんもほんとは心配してると思うよ。
余計なお世話だよ。
あぁ〜あ親子そろって頑固なんだから。
(高坂)じゃあ百合江さん打ち合わせどおりにお願いしますね。
(百合江)はい。
(江美子)大丈夫私たちに任せてください。
お願いします。
(千鶴)冷静丁寧正確に!ファイト〜…。
(一同)おぉ〜!
(神林)百合江さんどうして急におはらいなんて?
(百合江)最近急に体調が悪くなってそれでもしやと思って陰陽師さんに見ていただいたら何かのたたりじゃないかって。
たたり?
(百合江)はい。
(神林)あぁ〜でもこの人たちは?
(江美子)陰陽師がおはらいするなんてめったに見れないだろう?
(みどり)百合江さんも1人じゃ心細いと思ってご近所みんな集まったんですよ。
(高坂)ていうかあんたこそ誰だい?
(神林)私はあの猫カフェ…。
門倉百合江さんから霊障があるとのご相談を受けこの家を調べさせていただいたところどうやら何らかの悪い霊に取りつかれていることがわかりました。
(高坂)えぇ?
(神林)霊?あの〜どうすれば?これからその霊を呼び寄せ鎮めるための儀式を行ないます。
私の力で完全に鎮められるかどうかはわかりませんが精いっぱい務めさせていただきます。
(百合江)よろしくお願いいたします。
穢れし荒ぶるスソ神の所々家々に隠れおりしを集えに集えて…。
あっ…。
(みどり)どうしたんですか?
(高坂)大丈夫ですか?私に触らないで!
(高坂)はい。
この霊代御幣に降り給いて…。
・ビビッ!海山の食物を給い。
(江美子)何?今の音。
穢れし荒ぶるスソ神を速やかに神直日大直日に見直し給い…。
地震?
(みどり)えぇ〜。
でも揺れてないよね?鎮まり給えと聞食せと詔る。
(みどり)これってポルターガイストのラップ音ってやつじゃ…。
改心せざれば諸々の罪咎汚れ崇りを払い申し清め申すことのよしをたいざんふくん鎮宅霊符神大だこう小だこう五兵持ちておいはしり…。
・ビビッ!家内万霊穢気分散収除怪事病魔退散急々如律令!
(高坂)ニャ〜。
いや…。
ニャ〜!ニャ〜!えっ?何?ね…猫?猫?いけない!神林さん猫の気をそらして!
(神林)あぁ…あっあっ…。
ほら!はい!
(高坂)ニャ〜!ほら!ニャ〜!
(神林)ほらほらほらほら。
(みどり)ニャ〜!ミーちゃん見て猫。
みんな猫になっちゃったよ。
(高坂)ニャ〜!
(沢崎)ニャ〜!こ…これは?化け猫の霊です。
化け猫?ニャ〜!ニャ〜!日本古来の魑魅魍魎の1つ強い恨みにより猫が妖怪に化けたものですよ。
この部屋のどこかに何か猫の恨みを買うものがあるはず。
これだ。
封化猫念急々如律令。
・ニャ〜!
(沢崎)あぁ〜!
(千鶴)あぁ〜!よし。
三味線にされた猫がこの家に巣くっているようです。
そこに神林さんが現れミーちゃんを連れてくるようになったため縄張りを荒らされた化け猫が怒ったのです。
はぁ〜それで急に体調が。
神林さん!ここを猫カフェにするのはやめたほうがいいでしょう。
この家に手を出したらあなたもミーちゃんもただじゃ済みませんよ。
諦めがつきましたか?
(神林)まさか…この家に化け猫がいたなんてこれはもうニャンともかんともファンタスティック!化け猫がいる猫カフェですよますます気に入りました。
百合江さんお願いしますこの家を譲ってください!んんっ!
(沢崎)あぁ〜。
(みどり)よっこいしょ。
台本?はぁ〜…。
うわぁ!
(門倉)全く何ばかなことやってんだよ母さん。
(美保)ご近所さんまで巻き込んで恥ずかしくないの?
(神林)驚いた驚いた。
ふっ化け猫って。
いいかげんにしてほしいよねミーちゃんはははっ。
ぷい!
(美保)神林さんにも申し訳ないわ。
・・「恋の季節」・・
(純子)・忘れられないのまた始まったよ。
うん?例のお隣さんですよ。
・・あの人が好きよ毎日嫌がらせしてるんですって。
(門倉)もういいかげんこんな家出ようよ!
(美保)ねえそうしてよお母さん。
何でそこまでここにこだわるの?意味わかんない。
・・私ははだしで・・小さな貝の舟・浮かべて泣いたのわけもないのに
(内藤)お疲れさん。
(高坂)化け猫ってのが良くなかったのかなぁ。
(江美子)まさか喜んじゃうとはね。
(千鶴)あれはさ劇団四季の「キャッツ」からのインスパイアされた作品でもあったんだけどね。
則男さんの猫の演技良かったですよ。
ありがとう。
でもさお客さんに響かなきゃ意味がないから。
(沢崎)何だか下北沢の居酒屋みたいだな。
ごめん。
俺がみんなを巻き込んじゃったから。
瞬ちゃん。
何言ってんだ気にすんな。
(江美子)そうよ。
それに私たちまだ始まったばかりでしょ。
うん。
まだやるの?源次郎さん百合江さんちのお隣さんはどういう方なんですか?おう純子さんか?
(千鶴)あぁ〜あの人はこの辺じゃ有名な鼻つまみもんだよ。
昔からあんなふうに嫌がらせを?いやあの2人はもともと仲が良かったんだよ。
そうなの?
(内藤)年も一緒だしな。
それこそいいご近所づきあいをしていたのさ。
百合ちゃん。

(百合江)はい。
実家からくり送ってきたから食べて。
(百合江)わぁ!A!*おいしそう。
ありがとう純ちゃん。
(内藤)でも純子さん早くに旦那さんを亡くしちまってなそっからいろいろ変わっちまったんだよ。
旦那が残した借金もあったみてぇでそれで純子さん上野辺りで水商売をやっていたんだ。
けどよ昔はそういう仕事に偏見も多かったからご近所から総スカン食らっちまってな。
(千鶴)そうそう。
それでこっちでスナック始めたんだけどそこでまた騒音トラブル。
ご近所さんたちと大げんかして。
(江美子)とどめはあれ10年前の。
(高坂)キツネ饅頭ね。
(みどり)えっ何ですか?それ。
(高坂)あれ?みどりさん知らないの?あの当時この辺りではちょっと話題になったんだよ。
和菓子屋のキツネ饅頭が盗まれるって事件があってね。
(千鶴)ちょうど純子さんが店に来たあとでさ。
あの人が盗んだんだって。
(高坂)本人も否定しなかったしね。
それで泥棒ばばあって。
(江美子)あれで完全に孤立しちゃったよね。
(千鶴)うん。
(沢崎)まあ見るからに悪党って感じだもんね。
(内藤)よっこれ作ってみたんだ。
試してみるか?おっ油揚げ。
ありがとうございます。
うん!これ中にカレー入ってんすね。
どうだ?うまいっす。
本当の味ってわかんないもんですね。
見た目だけじゃ。
うん!うめぇ。
こっちもうまい。
陰陽屋さんこんなとこにいたんですか。
うんおまんじゅうが食べたくなってね。
先生もお1つどう?そんなことより百合江さんの家が…。
オーマイキャッツ!私の大事な猫カフェに落書きまでして。
おぉ〜…。
(百合江)誰がこんなことを…。
ひどいよねミーちゃんねぇ〜。
あいつ…。
ピンポン!ピンポン!ピンポン…おい開けろよ!開けろ!ドンドンドンドンドン!出てこいよ!いるんだろ?何だい騒々しい。
お前だな?生ごみまいたのは。
はぁ?ばあちゃんに謝れよ!瞬太君勝手にそんなこと。
(神林)百合江さんもうこんな人の隣に住むなんてやめたほうがいいんじゃないですか?ねぇ〜ミーちゃん。
ほうほうほうこれはこれは。
やめて!いやはやまさかとは思いましたがそういうことでしたか。
何ですか?一体。
いやこれは聞かないほうがよろしいかと。
(神林)いや気になるじゃないですか教えてくださいよ。
わかりました。
そこまでおっしゃるならお伝えしましょう。
あなた化け猫にたたられてるニャ〜。
はぁ?猫好きのあなたに取りついてしまったようです。
これは困りましたねミーちゃ〜ん。
(神林)ちょっと触らないでくださいよ。
私はたたられてなんかいませんよ。
たたられてますって。
百合江さんに立ち退いてほしいからといって家の前に生ごみまでまき散らしたんですから。
えっ?犯人は純子さんじゃ?そうですよ。
いいえ。
犯人は純子さんではありません。
あの生ごみには大量の卵の殻が入っていました。
しかし純子さんはこのように卵の殻を肥料として再利用されている。
それにそもそも1人暮らしのお年寄りの家ではあんなに大量の生ごみは出ませんよ。
(神林)いやだからって私が犯人だとは言えないですよね。
では確かめてみましょうか。
どうやって?まさかまた化け猫でも呼び出すんですか?ははははっははははっあはははっ…。
いえ防犯カメラです。
えっ?百合江さんの向かいのお宅には防犯カメラが付けてありましたので恐らく犯人が映ってることでしょう。
これは立派な犯罪ですからね。
警察にも連絡しないと。
(神林)いや…その…。
まあ仮にそこに神林さんが映っていたとしても化け猫のたたりのせいならしかたありませんね。
百合江さんも許しますよね?化け猫のせいなら。
ええ。
では神林さんに本当に取りついているのか化け猫の霊を呼び寄せてみましょう。
貼付此符鎮魂猫念急々如律令。
ニャ〜!これで化け猫の霊を追い払いました。
ありがとうございます。
しかしまたいつ取りつくかわかりません。
これは猫カフェ運営にとってもゆゆしき事態ですよね?百合江さんのお宅はもう諦めたほうがよろしいのでは?
(神林)そうですね…。
では百合江さん失礼します。
防犯カメラなんてあったっけ?間違いなくはったりよ。
ではきつね君この家にも霊障が及んでいないか確認しようか。
えっ?えっ?ちょっと。
陰陽屋さん。
あっ百合江さんはご自分のおうちでお待ちください。
(純子)ちょっと何よ。
えっ?ちょっと何よねえ。
すみません。
(純子)ちょっとあんた勝手に何なんだよ。
ほうほうほうやはりそうでしたか。
純子さんあなたもたたりで心がねじ曲がってしまっているようですね。
(純子)何してんだい!出てけ!あなたが嫌われる理由になった10年前のまんじゅう泥棒事件。
犯人はあなたじゃないですよね?はぁ?あなたはいつも亡くなった旦那さんが好きだったこの粒あんの白いキツネ饅頭を買われるでしょ?しかしあのとき盗まれたのはこしあんの茶色いキツネ饅頭だったそうですよ。
しかも後になって意外な人物が自分が犯人だと名乗り出てきたということもお聞きしました。
意外な人物って?百合江さんです。
えぇ〜!?いやそんなまさか…。
しかし万引き事件があった10年前といえばちょうど百合江さんの旦那さんが亡くなった年。
最愛の伴侶を失い不安定な精神状態の中魔が差し百合江さんが間違いを犯してしまった可能性もなくはない。
じゃあ純子さんはぬれぎぬ?わかったそれでばあちゃんを恨んで嫌がらせを。
いいえ。
そもそも純子さんは百合江さんに嫌がらせなんて一度もしていませんよ。
(百合江)純ちゃ〜んりんご買い過ぎちゃったからもらってくれない?純ちゃんいるんでしょ?あなたは自分が嫌われ者になると百合江さんとあえて距離を置いた。
それは百合江さんに迷惑をかけたくなかったからじゃありませんか?しかし百合江さんが1人暮らしになると彼女のことが心配になった。
でも今更どの面下げて仲良くできるというのか。
そこであなたは一計を案じた。
つまり純子さんは1人暮らしになった百合江さんの安否を確かめるために毎日夕方にわざと騒音を立てて彼女の姿を確認していた。
違いますか?何言ってんだい。
私は単なる泥棒ばばあさ。
盗んで嫌がらせもして気晴らししてるだけさ。
あぁ〜あたたりというのは恐ろしいものですね。
本当にあなたは何もわかっていないようですね。
どういうこったい。
あなたはそうやって自分が一方的に百合江さんのことを守っていたつもりなのでしょうがそれ逆ですよ。
逆?百合江さんがなぜ隣の家を離れなかったかわかりますか?あぁ?近所の中で孤立しているあなたが心配だったからです。
はっ…まさか。
あなたが騒音を立てて百合江さんの安否を気遣っていたように百合江さんはあなたの騒音を聞くことであなたの安否を確認していたんだと私は思いますよ。
ふふっばかばかしい。
そんなわけあるかい。
では試してみてください。
今日の夕方いつもの時間に騒音を立てずにいればおのずと答えはわかるはずです。
ふっ…ふっ。
・ドンドンドン…
(ドアをたたく音)・
(百合江)純ちゃん!大丈夫?何かあったの?ねえ純ちゃん!純ちゃん!ありがとねいろいろ手伝ってくれて。
百合ちゃんのおかげで無事に送り出すことができたよ。
ううん。
お隣さん同士なんだから当然じゃない。
私はこの人一筋だったからさ一生独り身と決めてるから。
死に水は百合ちゃんに取ってもらおうかな。
純ちゃん…。
そのかわり百合ちゃんがよぼよぼになったとき1人だったら私が面倒見てやるよ。
わかった約束ね。
ううっ…。

(百合江)純ちゃん!お願いだから返事して。
ねえ純ちゃん!純ちゃん!何騒いでんだい!あぁ〜あぁ…良かった。
まだまだくたばりゃしないよ。
ふふっ。
(百合江)ははっ。
ふふふっ…。
うふふっふふふふっ。
・「ココロ空モヨウ」またあなたの言うとおりでしたね。
悔しいか?自分に解けない問題を解かれて。
そんなことないですよ。
大体あんな人がお隣だったら私だったらとっくに引っ越してますね。
そもそもご近所トラブルっていうのはコミュニケーション不足が原因で近頃増えてきたようにいわれてるがそんなのはうそさ。
長屋暮らしをしてた昔のほうがよっぽど多かったはずだ。
でも当時の人たちはご近所は家族と一緒だと覚悟して徹底的にやっかいな相手ともつきあってたのさ。
確かにあの2人は家族以上って感じでしたけど。
遠くの親戚より近くの他人っていうだろ?結局百合江さんのことを一番考えてたのはお隣の純子さんだったんだよ。
何?これ。
祝40周年って…。
お祝いみたいだな。
(高坂)はははっ!
(沢崎)もうそんな…。
(高坂)違うってだから。
違うよそれは。
(千鶴)はははっ…。
(沢崎)ねぇ。
(千鶴)そうよ吾郎さんだよ。
やっぱりご近所さんが一番か。
(みどり)先生何やってんですか源次郎さんのお祝い。
(千鶴)早く早く。
あぁはい。
おじいちゃん40周年おめでとう。
長い間お疲れさま。
ばかまだまだこれからだよ。
(千鶴)座って座って。
(高坂)グラスグラス。
はいありがとう。
(千鶴)やろうよ乾杯…。
(高坂)かんぱ〜い!かんぱ〜い!あぁ〜あ結局俺はばあちゃんのために何にもできなかったな。
いや。
依頼人が悩みを抱えているのを先に見抜いたのはお前だ。
意外と向いてるかもしれないぞ陰陽師に。
いんちき陰陽師に言われたくないって。

(槙原)しゃ!2015/08/19(水) 02:20〜03:20
関西テレビ1
よろず占い処 陰陽屋へようこそ #06[再][字]

「騒音バアさんと化け猫屋敷!?隣人の呪い」
錦戸亮 倉科カナ 知念侑李 杉良太郎

詳細情報
番組内容
ある日、祥明(錦戸亮)のもとに、「うちの家に呪いをかけてほしい」と門倉百合江(島かおり)がやって来る。百合江によると、自宅の古民家が“猫カフェプランナー”の神林(ミスターちん)に狙われているという。呪われた家なら神林も諦めるはずというのだ。しかも、百合江の息子と娘は家を売ることに賛成しているらしい。
 瞬太(知念侑李)と路子(倉科カナ)が百合江の家を訪ねると、息子たちは百合江を気遣う気立ての良い人
番組内容2
たち。そこへ、隣家の矢下純子(赤座美代子)が大音量でカラオケを始める。毎日の騒音に困惑しながらも、頑なに立ち退きたくないと言う百合江。
 百合江が家を離れたくないのは、何か深い理由があるはずだという源次郎(杉良太郎)の言葉を受け、瞬太は神林を追っ払うため、商店街のメンバーたちと百合江の家が呪われているという大芝居をうつことに。祥明も巻き込まれるかたちで、陰陽師役として参加。 しかし、翌日、百合江の
番組内容3
家が落書きや生ごみで汚されており、事態はいよいよ立ち退くのが良いのでは、という方向に。すると、祥明は突然、「あなた、化け猫に祟られてます」と、ある人物に向かって言い始める。一体、誰が?そして、百合江が家を立ち退きたくないと言い張る、本当の理由とは—?
 一方、祥明を実家に連れ戻したい槙原(駿河太郎)は、祥明が王子に来た理由を探ろうと、珠希(柏木由紀)とともに、祥明が働いていたホストクラブへ行き…。
出演者
錦戸 亮(関ジャニ∞) 
倉科カナ   
知念侑李(Hey! Say! JUMP) 
柏木由紀(AKB48) 
駿河太郎 
 ・ 
宮川一朗太 
濱田マリ 
ふせえり 
見栄晴 
 ・ 
南野陽子 
 / 
杉良太郎

<6話登場人物> 
島かおり  
赤座美代子 
ミスターちん
スタッフ
【原作】
天野頌子 よろず占い処 陰陽屋シリーズ(ポプラ社 刊) 
【脚本】
黒岩 勉 
【音楽】
井筒昭雄 
【主題歌】
関ジャニ∞「ココロ空モヨウ」(テイチクエンタテインメント)
【プロデュース】
豊福陽子(関西テレビ) 
稲田秀樹(共同テレビ) 
小林 宙(共同テレビ) 
【演出】
三木 茂(共同テレビ) 
【制作】
関西テレビ 
【制作著作】
共同テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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