未来世紀ジパング【池上彰が注目!世界一の経済成長!!奇跡のエチオピア】 2015.08.17


今年4月ある注目国へ初の国際便が就航した。
その機体は最新鋭の…
アフリカ最大の航空会社…
機内に入ると乗客はわずか40人ほど。
まさに貸し切り状態だ。
深夜成田空港を出発
黄金の国ジパングよ再び。
到着したのは経由地の香港
大挙して乗ってきたのは中国人たちだ
次から次へ…。
機内はあっという間に満席になってしまった
眼下に見えたのは悠久の大自然広がる神秘の国
世界一の大河ナイル川の源流のひとつがここ。
更に世界遺産の数々
モーゼの十戒が刻まれたという…
そのエチオピアは去年経済成長率世界一を記録
次なる世界の工場としてアフリカきっての急成長国へ。
名うての世界企業が続々と進出していた
こちらは首都アディスアベバの…
なぜか信号がない。
つくったのは中国。
エチオピアに大攻勢をかけていた
エチオピア実はコーヒー発祥の地。
やってきた一人の日本人
突然襲ってきたのは…
野生のマントヒヒだ
未開の原生林を分け入りあるものを発見
世界でここだけのプレミアム
まさに沸騰前夜という感じですね。
知られざる注目国エチオピア。
皆さんどうですか?エチオピアのイメージというとどんなイメージありますか?もうマントヒヒの国というイメージになると思うんですね。
ただ日本の多くの人はエチオピアというとこの写真を思い浮かべるんじゃないでしょうかね。
こちらですね。
30年前って日本でも結構もう贅沢なものが食べられる時代だったじゃないですか。
そんなときに餓死で100万人死んじゃうっていうのがちょっと今びっくりしましたね。
そうですよね。
こんなことが起きた…。
『DoTheyKnowIt’sChristmas?』〜これはエチオピア大飢饉のニュースを知ってイギリス系の大物ミュージシャンが集まって世界中でヒットしたチャリティーソングだったんですよね。
『DoTheyKnowIt’sChristmas?』といって…。
これBandAidというユニットが作りましたね。
皆さんご存じの。
それ知ってるよ。
GDP経済成長率はなんと…。
え〜!ということで今回の沸騰キーワードはこちらです。
大変貌ということなんですけどね。
去年はこうなってます。
へ〜!そのエチオピア首都は…。
人口はといいますと…。
アフリカ大陸では…。
2007年?えっどういうことですか?今2015年ですよね?さぁかつて飢餓に苦しんだこのエチオピアですけれども驚きの変貌ぶりをご覧ください。
首都としては世界で3番目の高地にある
午前7時。
朝の風物詩がこれ
通勤通学前のジョギング。
でもかなり本格的。
最大の強みは…
アベベ2位を大きく引き離して今国立競技場に姿を現しました。
今もエチオピア国民の英雄だ
本気で金メダルを目指す市民ランナーたち。
その先にあるのが…
アディスアベバ随一の高級住宅街
夫婦で出迎えてくれた
豪華なソファーとテーブルセットで200万円
すると奥さんがあるものを見せてくれた
実は彼女エチオピアでは誰もが知るスター選手だった
ご主人もエチオピア代表として…
しかしそれだけではない。
オリンピックで2度の銀メダル
世界陸上を含めなんと…
長距離王国エチオピアの歴史に名を残すまさに最強夫婦なのだ
だが2人が得たのは名声だけではなかった
長距離王国の歴史に名を残す最強夫婦がいた。
2人が獲得したのは北京やロンドンオリンピックの金メダルをはじめその数なんと16個
だが2人が得たのは名声だけではない
街の中心に…
ご主人の名前をとったビジネスセンター。
更に今奥さんの名前がつくホテルも建設中だ
世界1位の経済成長率に沸くエチオピア。
その象徴がショッピングモール。
スーパーにはコーラがずらり。
そのほとんどは輸入品。
物で溢れかえっていた
首都アディスアベバでは年収200万円を超えるような世帯も現れている
靴売り場の売れ筋も輸入品
子供が手にとったのはナイキ。
日本円で1万9,000円もする高級品だが…。
親は迷うことなく即購入
人気はファストフード。
店はいつも超満員
日本とさほど変わらない
大人に人気なのはこちら。
その名も…
まさに大変貌する暮らしぶり。
かつての悲劇の面影はない。
しかし30年前…
エチオピアは世界最悪の状況にあった
南スーダンとの国境に近い西部のアソサ。
現場に向かうのは…
そこにあったのは難民キャンプ。
しかしエチオピア人ではない。
隣国スーダンと南スーダンから押し寄せている。
エチオピアは難民を受け入れる側に変貌していた
難民キャンプには長蛇の列。
そこには大量の食糧が。
乾燥したエンドウ豆
そしてこちらは調理に欠かせない食用油。
その他主食のトウモロコシの粉なども配給される
しかし皆支援物資が届いたというのになにやら厳しい表情
日々増え続ける難民の状況を国連とともに受け入れているエチオピア政府はどう見ているのか…
そのひとつの形が…
キャンプといってもまるでひとつの村のよう。
住居はテントではなくアフリカ伝統の建物だ
快適な住み心地だという
キャンプ内には畑もある
更に意外なサービスも…
いまや難民たちも携帯電話が必需品
そしていつでも利用できる理髪店まで
人気の娯楽施設がビリヤード。
でもなぜかキューはなく手で投げる
かつての飢えに苦しんだ難民キャンプのイメージはここにはない
しかし現在も難民の数は増え続け新たなキャンプをまたこの地につくり始めている
あれだけ大飢饉があった国なのにすごく難民の受け入れの態勢もしっかりしてるし。
それはこういうことなんですね。
ちょっとこちら見てください。
これ日本の外務省が発表しているこの地域の渡航情報ですね。
赤というところは退避勧告。
つまり危険なので渡航は延期してくださいといってるところなんですけどやっぱりエチオピアの周りの国々というのは赤いところが多いですよね。
ソマリアとかは『ブラックホーク・ダウン』という映画の題材にもなったモガディシュ戦がありましたし…。
およそ24万人がエチオピアに難民として逃れているんですね。
そして実はこの北にエリトリアという国があります。
自由がないといってここから逃げ出してきている人たちがおよそ13万人と。
合わせて70万人もの難民がいると。
いまや受け入れの数が1位と。
どうして変わったんですか?これは簡単に言いますとかつては社会主義の経済体制だった国が…。
こちらをご覧ください。
鈴木さんわかります?でも平等にもらえるって思うと働かなくてもいいかなってちょっと思っちゃいますね。
そうなんですよねいくら働いたって自分のものにはならないんだっていうことになりますでしょ?そうすると…。
でもこのときに誰か助けようとしなかったんですかね?それこそソ連とかが大丈夫かっていう…。
社会主義ですからね。
そうだったんだ。
そしていまやそのエチオピアはこう呼ばれるまでになったんですね。
チャイナ+1。
世界の工場の果てがここ
すでにアジアやヨーロッパの15社が生産を開始している
そのエチオピアにいち早く注目したのが…
流れ作業で…
企業にとってエチオピアのいちばんの魅力は労働力
世界的に賃金が上昇するなかで1か月の給料はアジア最貧国のバングラデシュよりも安い
こちらはベルギーとオランダの合弁企業
工場では意外なものが作られていた
世界シェア1位のカジュアル衣料品メーカーH&Mのタグ。
H&Mは3年前からエチオピアで生産している
そんな中日本からもある企業が進出していた
去年はるばるエチオピアへとやってきた…
訪れたのはエチオピアならではの羊市場
羊というとふさふさの毛だがエチオピアシープは毛が短いのが特徴
2人が品定めをしていると…
そんなハプニングも日常茶飯事。
エチオピアシープはビジネスに必要不可欠だったのだ。
ヒロキは皮製の衣料品メーカー。
2年前にエチオピアに進出
現在従業員は30人。
ここで一貫生産している
ヒロキの特徴は1人の工員が1着を最後まで仕上げる。
つまり職人仕事だ
こだわった極上品のベストは日本での価格8万円
タグにはエチオピアシープを誇らしげにうたっていた
根強いファンを持つ
日本の技を現地に伝えるヒロキ。
給料は他の工場の倍を払いエチオピアの職人を育てている
更にここにもエチオピアにしかない極上品を狙う日本企業が
走っていると突然沿道になにやら怪しいやからが
いきなり車に飛びかかってきたのは?
野生のマントヒヒだ
このあたりは野生のマントヒヒの住みか。
彼らが守るその森の奥地へ
中平さんうっそうとした原生林の中へ
草木をかきわけ更に奥地を目指す
探し求めていたお宝を発見!
コーヒー発祥の地エチオピアの由来となったのが自然が作り上げたこの芳醇な実
生い茂って…。
標高1,800m。
冷涼な環境が生み出したまさに究極の…
国の森林保護区となっているこの森全体がいわば天然のコーヒー農園だ
だがその森林コーヒーの価値がわかったのは最近のことだという
実は現地の人たちはこの森林コーヒーを普通のエチオピアの豆と同じように安く国内だけで売っていた。
かつては収穫した豆の選別も行わずよい豆も悪い豆も一色単にして売っていたのだ
UCCが森林コーヒーの存在を知ったのは4年前。
農家に良質な白い豆だけを選別するよう指導。
ブランド化し日本への輸出を始めたことで農家の収入アップにもつながった
更に森林コーヒーを永続的に続けるため…
適切な収穫時期や収穫する量を農家に徹底させ品質の向上をはかった
この日各農家が収穫したよりすぐりの豆が集められた
コーヒー鑑定士の資格を持つ中平さんが一つひとつ香りや味を確認する
農家の人たちもその評価が気になる様子
果たして
では皆さんありがとうございました。
エチオピアに眠る無限の可能性。
日本式ビジネスがそれを引き出していた
さぁ皆さん気になってると思いますけれども日本に届いたばかりの森林コーヒーそしてそのなかでも最高級ランクのものを本日ご用意いたしました。
どうぞ召し上がってみてください。
でも香りもすがすがしい感じの香りで。
どうですか?野生の豆だからちょっと雑な味がするかと思ったら非常に洗練された味ですよ。
今まで知ってるコーヒーと全然味が違います。
モカ港。
モカ港から出荷されてたんでモカなんですけどそのコーヒー豆はエチオピア産だったんですね。
はいこちらをご覧ください。
いいですかここに「選ばれた大和娘」とあります。
「エチオピア皇甥」つまりエチオピアの皇帝の甥とですね「ほまれの妃決る」と書いてあります。
えっ!っていうかなんで…。
なんで日本の人が選ばれたんですか?そうですねこれ…。
アディスアベバはアフリカの首都とも呼ばれる。
町の中心部にあるのが
その目の前にそびえ立つのは20階建ての新たなアフリカ連合本部だ。
アフリカ連合はいわばアフリカ版EU
アフリカ各国の首脳が集まり年2回の総会が行われる会議場も立派。
しかしこの建物実は
なんと
一方こちらは庶民に人気の市場。
そこには中国語の看板が。
野菜を買う中国人がいた。
こちらではスイカを念入りに品定め
近くには中国のビジネスホテルも。
足裏マッサージまであった。
今エチオピアでは中国による大規模インフラの建設が加速している
中国企業が請け負っている。
建設現場にはひときわ目を引く看板が
そして町の中心部にある
多くの車や人が行き来するがなぜか信号がない。
ここも中国が造った
その幹線道路の傍らにあるものができた
市民の足として期待されている
テスト中の車両があるというので行ってみると大勢の中国人が待ち受けていた。
特別に乗せてくれるという。
実はこの新交通システムを手がけるのも中国企業だ。
お手製の烏龍茶を持参していたのはラフな革ジャン姿の運転士。
車両も線路もすべて中国製。
中国企業が潤ういわゆるひも付き援助
そしてアディスアベバ郊外へ車を走らせるとまた中国語が目立つ巨大な看板が。
ここにも…。
去年開通した
内陸国のエチオピアから隣国ジブチの港へ出る計画が進められていた
そして極め付けは大自然のど真ん中を突っ切るこの線路
東アフリカ初となる
ここに中国の新たな野望が隠されていた
作業員を直撃
中国が建設する東アフリカ初の高速鉄道。
作業員に話を聞こうと試みた
その現場では中国が進出した先の国ではありえなかった光景が。
中国人の数をはるかに上回る
これまでの中国のやり方が変貌していた。
町なかでも…
あれ中国なんか今までと違うなっていう雰囲気は感じますね。
この高速道路それから鉄道がジブチを目指していたってことにお気づきになりました?なんでこんな小さな国ジブチに力を入れているのかといいますとそこに…。
こちらご覧ください。
ここですね。
中国の新しい世界戦略一帯一路と。
この一帯一路の一帯というのはですね陸のシルクロードのことですね。
かつてのシルクロードの現代版。
それから一路というのは海のシルクロードのことなんですね。
そこにジブチというのが非常に重要な位置を占めるということですね。
つまり一帯一路とはこうやって中国と更にはアジア中東そしてヨーロッパをつないでこれ中国が主導する国際金融機関ですよね。
年内に発足する予定なんですが日本やアメリカは参加していないこのAIIBがどんなことをやろうとしているのかといいますと先ほど出てきた銀行これですね。
なんか変わりましたね。
そうなんですね。
そういった状況をですね象徴するのがこちらなんですね。
去年の5月にエチオピアで初めて高速道路の竣工式が行われたんですけれども中国の李克強首相がこんな演説をしています。
つまりここですね。
多くの雇用を創出する。
これまで中国が言ったことのないことをこれからアフリカでこうやるんだよ。
更にこの演説にはですねこんな内容もありました。
こうしていきますよってことは裏を返せばですねこれまでは現地の法律をあんまり守っていなかったんではないかとか現地の風俗習慣に関係なくやってたんじゃないかとか環境保護やってなかったんじゃないかっていうことになるんですがこれからはこういうことを大事にしていきますよと。
へ〜!ということはそういうことですね。
池上さんそうなると日本太刀打ちできるんでしょうかね?そこなんですよ。
じゃあ日本はどうなのかということなんですけどね。
日本は中国にどう挑む?池上がとく逆転への道とは?
日本太刀打ちできるんでしょうかね?そこなんですよ。
じゃあ日本はどうなのかということなんですけどねこちら見てください。
エチオピアからジブチへの高速道路をと考えればどうですか?わかった!自動車?道路の上を走るものとなりますと当然自動車が必要になりますでしょ?その上のあるいは日本がほらこちらですね。
日本がこのあたりで作ったものを海のシルクロードを使ってアフリカに売ればいいというふうに考えることもできますよね。
なるほどね。
そしてこちらの人にしてみると東の国ジパングですから。
ジパングにこれがシルクロードがつないでいくというそういう存在でほしいですよね。
2015/08/17(月) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
未来世紀ジパング【池上彰が注目!世界一の経済成長!!奇跡のエチオピア】[字][デ]

池上彰が注目する驚きの成長国エチオピア。あの飢餓の国が今、経済成長率世界1位!なぜ?▽日本企業が発掘!ヒヒの森に眠る「幻の森林コーヒー」とは?▽中国の野望

詳細情報
番組内容
池上彰が注目する驚きの成長国が、東アフリカのエチオピア。人口は9000万人、アフリカ大陸ではナイジェリアに次ぐ。エチオピアについて日本人が抱くイメージは…今から30年前の大飢饉。100万人が餓死し、200万人もの難民を生み出した世界最悪の悲劇。しかしエチオピアは昨年ケニアを抜いて、アフリカ最大となる70万人もの難民を受け入れる国へと大変貌したのだ。
内容つづき
さらに経済成長率も世界1位を記録。街には大型のショッピングモールが完成し、輸入品も溢れ、中産階級の購買意欲も加速している。“コーヒー発祥の地”でもあるエチオピアで、日本企業が狙うのは太古から伝わる「幻の森林コーヒー」。野生のマントヒヒが守る原生林の奥深くに、プレミアムコーヒーが眠っているという。
内容つづき2
一方、急成長するエチオピアで、東アフリカ初となる高速道路や高速鉄道など大規模インフラ建設の攻勢をかけるのが中国。日本VS中国は新たな戦いに突入。日本が目指すべき未来を、池上彰が解き明かす。
出演者
【メーンMC】
SHELLY
【進行役】
秋元玲奈(テレビ東京アナウンサー)
【沸騰ナビゲーター】
池上彰(ジャーナリスト)
【パネラー】
パックン、坂下千里子、鈴木ちなみ
プロフィール
【沸騰ナビゲーター】
池上彰(ジャーナリスト)
未来世紀ジパング27回目の登場。1950年長野県生まれ。1973年にNHK入局。
報道局社会部記者などを経て94年から11年間「週刊こどもニュース」のお父さん役を務める。2005年からフリージャーナリストとして世界各地を取材。2012年4月から東京工業大学リベラルアーツセンター教授。
関連情報
【公式ホームページ】
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