北朝鮮軍 韓国の宣伝放送施設攻撃に向け訓練強化か

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮軍による非武装地帯(DMZ)での地雷爆発事件を受け、韓国が11年ぶりに拡声器を使った対北朝鮮宣伝放送を再開したことに伴い、北朝鮮軍が韓国側の拡声器を攻撃する訓練を強化したもようだ。

 韓国軍関係者は19日、「北が最近DMZの軍事境界線付近の見張り所(GP)から韓国側に向け、銃眼(姿を隠し射撃するために開けた穴)を開放しているのが頻繁に確認できる」と明らかにした。

 北朝鮮軍が高射銃をはじめとした火器をいつでも韓国側に発射できる準備が整っていることを意味する。

 韓国軍が今月10日から再開した対北朝鮮拡声器放送の施設を狙ったものとみられる。

 北朝鮮軍は通常、GPの銃眼を閉じているが、これを開けた場合、韓国軍は射撃準備のシグナルとみなし対応射撃を準備するなど警戒態勢を強化する。

 また、北朝鮮は最前線部隊の砲射撃訓練の頻度と水準を上げていることも確認された。これも韓国の拡声器を狙った動きとみられる。

 北朝鮮軍前線司令部は今月15日、公開警告状で韓国の対北朝鮮拡声器放送施設の撤去を要求し、これを受け入れなければ「無差別的な攻撃」を行うと威嚇した。

 だが、北朝鮮軍が実際に韓国軍の拡声器放送施設を攻撃する可能性は低いとみられる。

 28日まで韓米定例合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)が行われており、南北間の小規模な武力衝突が大規模な軍事衝突につながりかねないためだ。

 そのため、北朝鮮軍がGPの銃眼を開け射撃訓練を強化したのは、韓国軍の拡声器放送への反発を示す、一種の武力示威との見方が出ている。 

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