アニメ ベイビーステップ2(20)「心理戦と自制心」 2015.08.16


(青井)高木朔夜か…。
この諭吉との試合を見るかぎり意外に基本に忠実で死角の少ないオールラウンダーだな。
(高木)ん。
心の声
(丸尾栄一郎)随分適当なサーブ決めだな。
じゃあ下で…。
はい上…。
俺サーブな。
心の声確認しなくても分かってたんだ。
…とにかく絶対勝つ!お願いします!へっ…。

(オープニングテーマ)
(セミの鳴き声)
(深沢)すごいな…。
とうとうアニキはこれでベスト8ですね。
うむ。
1回戦はまだしも2回戦はあの井出でしたからね。
井出は全日本ジュニア選抜室内でベスト8の選手だし全国の選手が警戒するレベルですからね。
まぐれで勝てる相手じゃない。
テニス始めてまだ2年しかたってないのに…こんな急成長する選手見た事ないですよ。
丸尾はそれだけやってきたからな。
(ボールを打つ音)
(青井)みんなが嫌がる基礎を徹底的にやり込んだ。
う…。
そして成長の最大の理由はテニスを考え続ける事をやめなかった事だ。
昔の哲学者は「人間は考える葦」だと言ったが…。
え?足が考えるんですか?「葦」ってのはススキに似たヒョロ長い植物の事だろ。
「人間は弱い生き物だが考える事ができる」という意味だ。
つまり考える事こそ人間最大の武器…。
丸尾は練習でも試合でもそれを実践し続けてきた。
「考える」ね…。
(青井)丸尾の努力の量はあのノートが証明してるよ。
(深沢)今日は去年の全日本ジュニアベスト16の高木…。
俺もアイツに負けたし。
丸尾の目標は全日本ジュニア優勝だ。
だったら最終的には相手が誰だろうと勝つ必要がある。
丸尾は経験が少ないからな。
たとえ今勝てなくても3か月後の全国大会で勝つためには少しでも強敵との試合経験を積ませておきたい。
この試合は用心してほしいですね。
やりづらいですよ高木は〜。
本当にイヤな相手ですからね。
ん…。
はっ。
くっ。
っしゃあ!心の声さすが第4シードボールが深くて手元で伸びてくる…。
ってまだ練習時間なんですけど…。
何でこんなハードヒット…?おらっ。
と…。
心の声本当に変な人だな…。
(セミの鳴き声)はあ。
(セミの鳴き声)心の声
(高木)相手は注目の成長株か…。
だが俺にはこの試合絶対に負けらんねえ理由がある。
俺の前には常に難波江…お前がいた…。
だから俺はお前が10キロ走るなら…15キロ走った…。
そうすりゃいつか勝てると思って。
あいつが3時間フォアハンドを練習し続けるなら俺は必ずそれ以上やった…。
結果俺は強くなった。
でも難波江には勝てなかった…。
だから俺はそれ以上の事をやってきた。
ん…。
(ボールを打つ音)
(高木)ハアハア…。

(難波江)ねえ…もう遅いしいいかげんやめよう。
イヤだね。
都合が悪くなったからって逃げんじゃねえ。
え?お前俺に初めて負けんのがイヤなんだろう。
はぁ。
そんなんじゃないよ。
だってもう12時を回るよ?明日だって練習あるしまた続きやればいいだろ?公式戦だって日没は延期になるんだし。
これは公式戦じゃねえ。
俺とお前の勝負だ。
俺はそんなの認めねえって言ってんだよ。
さっきから何のつもりなんだよ。
(高木)う…。
そうまでして勝ちたいのか?エラそうな事言ってんじゃねえ!心の声
(高木)そうだよ!ダサかろうがカッコ悪かろうが一度でいいから勝ちてえよ!分かったよ。
やるからには真剣にやってくれよ。
分かってる。
4−3だ。
いくぞ!ハッ!?心の声
(高木)反省すんのは勝ってからでいい。
一度勝たなきゃ俺はこれ以上前に進めねえんだよ!
(審判)ザベストオブ3セットマッチ高木サービスプレー!
(セミの鳴き声)う…。
ん…。
う。
心の声速い!うっ。
うっ。
心の声バックハンドのコントロールもいい…。
うっ。
(高木)うっ。
くっ。
(審判)15−0。
心の声サーブとストロークの基本ショットのレベルが高い!心の声「変な人」だとか言ってる場合じゃないぞ…。
(高木)はっ。
くっ!
(高木)は!くっ。
うっ!あっ。
しゃあ!
(審判)30−0。
心の声リターンゲームだし押されるのはしかたないにしても…さっきから…どうしても気になるのは…ジロジロこっち見すぎでしょ!?順当にポイント取ってるのに何が不満なんだ?あっ!?ちょ…ちょっとすみません!
(高木)うっ。
なっ…!心の声ちょっと何で…何で打って来たんだ!?
(審判)今のサーブは無効です。
丸尾選手からコールがかかっていました。
ほら何かいろいろやってきましたよ。
ほう…。
心の声そういえば諭吉君いろいろ言ってたけど。
回想あの高木って奴は本当にホンットーにイヤな奴だから気を付けて下さいね!あの野郎ファーストセット4−2でリードしてるくせにアンダーサーブの超変化球を打ってきやがったんです。
心の声諭吉君の言ってた事はこういう事だったのかな…。

(ボールを打つ音)はっ。
つっ!心の声
(青井)いい腕をしてるな。
普通に戦っても丸尾には強敵だ。
オラッ。
くっ。
(審判)ゲーム高木1−0。
心の声う…。
まだ見てる。
何なんだ本当に…。
ここまで変な人だとどうしても気になるな。
でもプレー中にやる事が変わるわけじゃない…。
とにかく落ち着いてファーストサーブの確率を上げて…1ポイントでも早くキープするだけ…!はっ。
(審判)フォルト!心の声急いだ分テンポがズレた?はっ。
オラ!くっ。
しゃ〜こい!
(審判)0−15。
心の声そうか…。
なんか分かってきた。
とにかくこの違和感は全部戦略なんだ。
こっちを精神的に揺さぶって試合を有利にするための。
こういう時こそ平常心。
いちいちまともに相手にしない方がいい…。
もしそれができなかったとしてもおとといみたいにしっかりプレッシャーとして処理すればいい。
はっ!ん!はっ。
くっ。
(審判)15−15。
よっし!んっ!心の声ダメ…。
あれにのっちゃダメだ。
にらみ合いで高木君に勝ったってポイントを取れるわけじゃない。
なっ。
心の声え…?まさか…これ高木君の返球?ちょ…ちょっと!返球の時はこっちを確認して下さい!はあ?
(審判)高木君今のは問題ありますよ。
以降マナーに関しても注意が続けば警告を取りますから気を付けて下さい。
はい…。
(審判)ああ…。
心の声う!ク…。
こんな事で走ってもいないのに脈が速くなってる。
高木君は全然平気そうなのに…。
今ので警告を取れたわけではないし結局損をしたのは俺…。
この人…普通にプレーしても相当強いのにどうしてこんな事するんだろう…。
どうしてこんな人が難波江君の友達なんだ!?ううむ…。
なるほどね。
いろいろやってくるな。
でしょ。
アイツはどんな手を使っても勝ちにくる奴ですよ。
心の声高木君の揺さぶりに反応して損をするのは俺…。
脈拍を上げてプレーすればその分早く疲労するだけだ。
そんな心理戦につきあうべきじゃない。
ここは時間を使って深呼吸…。
ス〜ハ〜。
(審判)フィフティーンセカンズ。
はっ。
くぅ。
(審判)30−15。
心の声よし!これでいい…!急がずコントロールを重視して…。
はっ!は!心の声優勢になった瞬間速攻!はっ!くっ。
(審判)40−15。
う…!心の声そしていちいち目を合わせない。
(ボールを打ち合う音)はっ!
(審判)ゲーム丸尾1−1。
心の声よし…!キープはできる。
このまま行ってどこかでブレイク!心の声
(高木)のって来るようでのって来ねえ…。
やっぱり感情のコントロールがうまい。
でなきゃあの井出に接戦で勝てるわけがねえ。
まあお前がそれなりに脅威だって事は結果から予想はしてた。
でもこの試合には負けねえ。
俺は絶対難波江と戦うんだ!ハッ!?来た!心の声アンダーサーブ!う〜!心の声
(高木)ルールの範囲なら何だってやってやる。
難波江を倒すのは俺だ!心の声スピードは落ちてるはず!でもここまでコントロールされて弾まないと…。
その体勢じゃストレートはねえ。
うっ。
(審判)15−0。
心の声くっ!ビデオで見て想定してたより速い。
しかもほとんど打った事ないボール…。
もっと早く対応しないと。
ふ〜っ。
またにらんできてる…。
気にしなきゃいいんだけど相手サーブはある程度相手に合わせなきゃならないからしかたない…。
どっちにしろ20秒以内には打ってくるんだからボールだけに集中…。
連続アンダーサーブも一応ケアする…。
ん…。
遅いなもう!おらっ。
ん!?タイミングが早い…!くっ!ふん。
(審判)30−0。
心の声今の…クイックサーブだった…。
そんな事もできるのか?いろいろ練習してやがんな。
クイックサーブって難しいんですよね。
トスが上がりきる前に打つから。
心の声思った以上にやりにくい…。
トリッキーなショットを顔色一つ変えずに打ってくる。
テクニックも精神力も相当鍛えられてる証拠だ。
何より「勝ちたい」って気迫が嫌ってほど伝わってくる。
でも…だからって何してもいいのか?心の声
(高木)なんか知らねえがどっかテニスが難波江に似てる。
準決勝で難波江とやる前にたたきのめすには絶好のタイプ。
心の声今リードできなくても焦る必要はない。
どこかのチャンスで一気に仕掛けられれば…。
そこまでは絶対サーブキープ…。
(審判)タイム。
そのためにはファーストサーブ!はっ。
よしっ!
(高木)すみません。
あ?構えてませんでした。
んなっ!
(審判)あ…。
丸尾選手ファーストサーブからお願いします。
心の声うく〜。
せ…せっかくエース取ったのに…。
またやられましたねアニキ。
あのギリギリの外し方…慣れてるとしか思えねえ。
今回は井出に勝った精神力とは違う力が必要かもな。
ふ〜っ。
心の声集中…!はっ!おらっ。
お互いキープで第9ゲームまで来ましたね。
よくやってるよ。
技術的精神的に揺さぶりを受けながらもなんとかファーストサーブの確率を保ってる。
(深沢)やっぱり相手が変則プレーヤーだからやりづらいんですかね。
(青井)そうかもな。
丸尾の最大の武器は相手のペースを崩すチェンジオブペース…。
それがこれだけつかみどころのないテニスをされると相手のペースを崩すのは容易じゃない。
はっ。
よしっ。
(審判)0−30。
心の声来た…!ブレイクのチャンス!よしっ!アニキ頑張れ〜!すみません。
心の声え…!?今度は何…?足に違和感があるのでメディカルタイムアウトを取っていいですか?心の声「メ…メディカルタイムアウト」!?まただ。
メディカルタイムアウトって確か3分でしたよね。
ああ。
試合中けがや体調不良でドクターの診察あるいは応急手当などが必要な時プレーヤーはメディカルタイムアウトを取れる。
(深沢)でもここでの3分は…。
(青井)用心した方がいいな。
中断は往々にして試合の流れを変える。
心の声大丈夫なのか?さっきまで何ともなさそうだったけど…。

(高木)はっ!たっ。
おらっ!
(審判)ゲーム高木5−4。
くっ。
しゃあ!試合の流れを変えられたな…。
くうっ…アニキ…。
せっかくのブレイクチャンスだったのに…。
(セミの鳴き声)心の声なんか…足全然大丈夫じゃん。
って事は仮病?でなくとも大げさに言ってたとしか考えられない…。
まさか不利な流れを立て直すためにメディカルタイムアウトを利用したって事?普通そこまでするか?なんかここまでくるともういっそ…スゴイ…。
ただでさえ強いのにルールを知り尽くしてありえない事を平気でやってくる…。
どうしたらこんな事を思いつくんだ?仮に思いついたとしても自分のペースを崩さずやれるものなのか?それって難波江君とは違った意味で手札が多いって事…?いや。
感心してる場合じゃない。
問題はこれにどう対抗するか…。
(審判)タイム!心の声よし!高木君が「ゲーム外」の手札の数で勝負してくるなら俺はあくまで「ゲーム内」の手札の数で勝負する。
はっ!はっ!心の声滑るスライスの後は跳ねるスピン。
はっ!くっ。
心の声あらゆる球種球速コーススタイルを組み合わせてどこにどういうボールをどういう順で打っていくか…。
はっ!心の声チェンジオブペースの攻撃パターンは理論上無限!チッ。
(審判)15−0。
っし!心の声敵は敵俺は俺。
自分の強みで勝負するだけ!心の声
(高木)滑ったり跳ねたり面倒な球だな。
はっ!はっ!
(審判)ゲーム丸尾5−5。
心の声っし!キープ!次…ブレイクしないと…。
そう簡単にはいかないかもな。
でも井出に勝ったアニキの精神力なら…。
あれは同じ精神力でもプレッシャーとの戦いだった。
だがこの試合はプレッシャーというより自制心との戦い。
似て非なるものだからな。
経験不足の丸尾には難しいかもな。
はっ。
はっ!
(大きな足音)うわっ!うっ。
(審判)30−40。
心の声今の音…前に来たのかと思った…。
くうっ…まただ。
耐えろよ丸尾。
オラッ。
はっ!っし!
(審判)ゲーム丸尾6−6インタイブレイクゲーム。
心の声なんとかキープ…。
結局タイブレイクまで来ちゃいましたね。
あの変則プレーによく耐えたが…ここからだ大事なのは…。
心の声6−6っていっても今まで取ったポイントはこっちが多い。
7ポイント先取のタイブレイクだったらこっちが有利。
自分のテニスだけに集中!う…。
回想
(ボールを激しく打ち合う音)んお。
うっ。
あっ。
これでゲームカウント6−3…。
終わりだ。
くっ…。
(難波江)人の集中をそごうとしたり不意をついたりそんな小手先ばかりに頼ってるとお前のテニスは本当に伸びなくなるぞ。
(高木)次だ…。
もう9セットだぞいいかげんに…。
聞きたくもねえ説教でうまくまとまて逃げんじゃねえよ。
こっちはやっとコツがつかめてきたとこなんだよ。
ふぅ…。
おらっ。
んっ!ハア…ハア…。
(高木)へっ…。
疲れたんならとっとと負けりゃ楽んなるぜ?ふぅ…。
心の声
(高木)練習量だけはお前より多くやってきた…。
持久戦なら勝ち目はある。
言っとくがテニスはスタミナだけじゃ勝てないからな。
くっ…。
(ボールを打ち合う音)ん!くっ!
(ボールを打ち合う音)ハア…ハア…ハア…。
ハア…ハア…ハア…あ…?心の声
(高木)勝った…。
難波江に…勝ったぁ〜!っし!
(審判)4−3丸尾。
心の声競り合ってファーストセットを取れば俺ががぜん有利になる…。
セカンドセットを一気に攻め込むためにもこのセットは絶対取りたい。
なんとか1本ブレイク。
心の声
(高木)俺はあの時難波江に勝って確実に一歩進めた。
もう一歩進むためにこの大会でも難波江に勝つ!俺はお前なんかと違う。
勝てない惨めさを知らないお前とは!だからこそどんな手を使っても…。
はっ。
はっ!心の声く…。
いいサーブ!ハッ!心の声ここでドロップ!?う…!くっ!心の声抜きにくるなら左右上…それとも一度沈めてくる!?ん!ハッ!
(高木)はっ!心の声正面!?何であえてリスクの高い正面!?しまった…。
おらっ!あっ!2015/08/16(日) 17:30〜17:55
NHKEテレ1大阪
アニメ ベイビーステップ2(20)「心理戦と自制心」[字][デ]

ふとしたきっかけでテニスに目覚めた主人公・栄一郎が、プロのテニスプレーヤーを目指し、夢に向かい努力を重ねて成長していく姿を描いたスポーツアニメ。

詳細情報
番組内容
全日本ジュニアランキング1位の難波江(なばえ)にも勝ったことがあるという高木(たかぎ)との対決が始まった!諭吉(ゆきち)が「イヤなやつだから気をつけてください」と言っていたとおり高木のプレーは独特。あらゆる手段で栄一郎の精神を揺さぶってくる。調子を狂わされペースを握ることができない栄一郎。上位の実力を持っている高木だが、どんなことをしてでも勝とうとするその訳とは?
出演者
【声】村田太志,寿美菜子,浪川大輔,寺島拓篤,下野紘,瀬戸麻沙美,細谷佳正,神谷浩史,潘めぐみ
原作・脚本
【原作】勝木光,【脚本】千葉克彦,武上純希,高橋ナツコ,吉田伸

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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