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脳卒中など4疾患、来年3月から登録開始へ- 国循、年間600例目指す
国立循環器病研究センターは20日、治療への活用や研究などを目的に同センターが構築する疾患登録システムの患者登録を来年3月から始める方針を明らかにした。脳卒中などを対象に、年間600例の登録を目指すという。【新井哉】
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対象となるのは、脳卒中や成人先天性心疾患(ACHD)、胎児不整脈、心不全の4疾患。脳卒中では、既存の医師主導臨床試験の患者を組み入れることを目的に、最終的には100施設の参加を目標に進めていくという。今年度中に地域脳卒中拠点病院と交渉を始める予定で、年間の登録目標は100例としている。
また、手術技術の向上と薬物管理の進歩で生存率が向上した先天性心疾患については、患者の成長に伴って小児科から内科に移行しているケースが少なくないことから、「内科との連携も考えていく」と説明。年間200例の登録を目標とし、今年度中に30施設程度まで参加施設を増やした上で、来年度以降も地域拠点病院などに参加を呼び掛けていくという。
このほか、胎児不整脈は100施設で年間50例、心不全は20施設で年間250例を目標に掲げている。来年2月までに疾患登録システムを構築し、翌3月から患者の登録を開始する予定。
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