世界前哨戦に臨む八重樫(右)=東京・水道橋の日本ボクシングコミッションで(竹下陽二撮影)
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元2階級世界王者の八重樫東(あきら、32)=大橋=が19日、東京都内でサイド・サイド(32)=インドネシア=とのフライ級10回戦(20日、東京・後楽園ホール)の前日計量に臨み、パスした。
八重樫にとって再起2戦目。昨年暮れに、3階級制覇を狙ったWBC世界ライトフライ級王座決定戦でゲバラ(メキシコ)のボディーブローでもん絶し、7回KO負け。現役引退説も一時出たが、今年5月1日の復帰戦で2回TKO勝ちでそんな風評も一蹴、復活を果たした。
世界返り咲きに執念を燃やす八重樫は「世界戦ができるなら、ライトフライ、フライ、スーパーフライのどこでもいい。年も年だし、どこでも、誰とでもやる」と意気込みを語った。ミニマム、フライで世界を制した八重樫は、ライトフライでも世界を取れば、悲願の3階級制覇。WBAライトフライ級王者・田口良一(ワタナベ)への挑戦も有力候補の一つだ。
14戦全勝12KOでジャニーズ系ボクサーとして人気上昇中の松本亮(21)=大橋=も世界ランカーとの8回戦に向けた前日軽量をパス。当日は八重樫&松本のダブル世界前哨戦となる。 (竹下陽二)
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