中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

岩隈は素晴らしい 日米通算150勝

2015年8月20日 紙面から

レンジャーズ戦に先発し力投するマリナーズ・岩隈。7イニング2失点で日米通算150勝を挙げた=アーリントンで(共同)

写真

◇マリナーズ3−2レンジャーズ

 岩隈、祝日米通算150勝−。大リーグは18日、各地で行われ、12日にノーヒットノーランを達成したマリナーズの岩隈久志投手(34)はレンジャーズ戦に先発し、7イニングを5安打2失点で5勝目(2敗)を挙げ、日米通算150勝(日107勝、米43勝)とした。マーリンズのイチロー外野手(41)はブルワーズ戦に2番・右翼で出場し、5打数4安打2得点と活躍。1試合4安打はヤンキース時代の2013年7月28日以来2季ぶりで、オリックス時代以来22年連続となる2桁盗塁も記録した。チームは9−6で勝って3連勝。

 ノーヒットノーラン達成から中5日の登板で、マリナーズの岩隈が日米通算150勝をつかんだ。気温35度を超える敵地のマウンドで99球。「すごく暑かった。前回(登板)の疲れもあった」と本調子とは程遠い内容だったが、7イニングを5安打2失点、1四球で4戦連続のクオリティースタート(6イニング以上を自責点3以下)をマークし、自身3連勝を飾ると「すごくうれしい」と素直に笑顔を浮かべた。

 自慢の制球力はこの日も抜群で、2回から6回にかけては12打者連続アウトを記録。「コントロールだけを意識しながら、ここっていうところでしっかり腕を振るピッチングができた」という言葉通り、最速は90マイル(約144キロ)ながら高めの直球を相手打者に意識させた上で、低めの変化球を振らせるという、ストライクゾーンをフル活用する岩隈らしい投球で凡打の山を築いた。

 本拠では8戦負けなしと勢いに乗っていたレンジャーズ打線を幻惑してつかんだ日米通算150勝。マクレンドン監督が「素晴らしい投球だった。次はここで200勝するところを見てみたいね」と目を細めると、岩隈も「(150勝は)うれしい。これからも一つ一つ勝利を重ねていきたい」とさわやかな笑顔を浮かべた。

 8月に入っての4先発では3勝0敗、防御率1・71。今月にあと2度予定されている先発の結果次第では、前日に受賞した週間MVPに続く月間MVP受賞も見えてくる。 (アーリントン穐村賢)

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ