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2009.02.10
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カテゴリ:測量
省電力GPSチップによって常時測位が可能になったとしても、GPSには屋内で使えないという大きな欠点が残る。
携帯電話はGPSが使えない場所でも携帯電話基地局による測位で現在位置を取得できるが、精度は低く誤差が1kmを超える場合がある。
屋内ではビルの何階にいるのかといった高さ情報も重要だ。
そこで、屋内の測位にはGPSとは別の仕組みが求められる。

屋内測位は現在、赤外線、無線LAN、RFIDなど様々な方式が提案されている。
その中で、純粋に技術面だけを考えると「IMES」が最も有望と言える。
IMESは宇宙航空研究開発機構(JAXA)と測位衛星技術が共同開発した技術で、GPSと互換性のある信号を小型の専用装置から発信する。

最大のメリットは端末側のハードウエアとして既存のGPS受信機をそのまま使えること。
「携帯電話であればファームウエアの微修正で対応できる」(測位衛星技術の鳥本秀幸社長)。
GPSとシームレスに使え、発信するのは緯度・経度・高さなどの位置情報そのものなので、受信機側での測量計算は不要だ。
発信装置は1台当たり数千円程度の価格にまで抑えられるという。

IMESの発信装置をビル内に設置すれば、装置の場所がそのまま「現在位置」になる。
当然、発信装置の台数を増やすほど誤差は小さくなる。
この2月にはナビタイムジャパンやKDDIが神戸市の三宮地下街で実証実験する。
実験では70機のIMES装置を設置し、携帯電話でナビゲーションなどのテストを実施する。

技術面では良いことずくめのIMESだが、「最大の課題はビジネスモデル。誰が装置を設置し、メンテナンスするのか」(鳥本社長)である。
IMES装置自体は安価だが、敷設や管理には当然コストがかかる。
それを誰が負担するのか、費用をかけてまで屋内測位のインフラを整える利点は何かがまだはっきりと見えていない。

(ITProより)
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先日記事で分からないと書いてしまった書いた屋内GPSの仕掛け
http://plaza.rakuten.co.jp/chizulove/diary/200902080000/
どうやらこのことだったようだ。
己の無知を恥じるばかりだ。。。

要はGPSと互換性のある信号、ということだ。
何もGPSの信号を「転送」しているわけではない。

ただ、ユーザにしてみると、屋外のGPSからシームレスで屋内の測位に受け渡すイメージは戸惑いがないだろう。
受信機側への負荷がなく、高さ(フロア)も含めた測位が可能というのは画期的だろう。

記事中にもあるように、インフラの設置も含めたビジネスモデルが課題だが、何もはじめからすべての屋内施設で同じ装置をそろえなくとも、徐々に増やしていけばいい。
現在無線LAN測位をしている施設についてはそれを活かせばいいし、自然な導入の方が無理がない。

まずは三宮の検証実験。
この成果がどのような形で出てくるのか、まずは注目だ。





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Last updated  2009.02.10 00:47:08
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