GitHubはサービスを開始した2008年から毎年、利用言語のトレンドをトップ10として発表してきた。2008年はRuby on Rails人気を追い風としてRubyが第1位を獲得。以降、2012年までその地位をキープしてきた。
しかし、ずっと第2位に甘んじてきたJavaScriptが2013年になり、Rubyと入れ替わって第1位を獲得。以降、今年までトップをキープしている。
興味深いのは、Javaが着実に人気を上げていることだ。2008年には第7位にあったが、1年おきにランクを上げてきて、今年はついにJavaScriptに次ぐ第2位に就いた。背景には、GitHubの利用や認知度が高まるにつれ、エンタープライズ分野におけるGitHub利用が増えたことがあるのかもしれない。
なお、7月20日(標準時間)にIEEE Spectrumで発表された2015年のプログラミング言語人気ランキングでは、Javaが第1位、Cが第2位、C++が第3位で、JavaScriptは第8位、Rubyが第9位だった。このランキングはGitHubのほか、IEEE Xploreデジタルライブラリや、米国の求人サイトCareerBuilder.comなど10箇所から集めたデータを基に決定されている。今回のGitHubの発表は、産業界や学術分野を中心とするJava需要の根強さを改めて感じさせたともいえるだろう。
【関連リンク】
・GitHub「Language Trends on GitHub」(英語)
・GitHub.comについて(英語)
・CodeZine「米国の電気工学技術の学会誌「IEEE Spectrum」が2015年の人気プログラミング言語を発表、Javaなど上位陣は変わらず」