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子どもの泣き声にイラつく人こそ、マナー違反ではないか?

宮崎智之 [フリーライター]
【第8回】 2015年8月20日
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子どもの泣き声は騒音か?

 世の中は、イライラすることで溢れている。しかし、最近になってその社会的な“沸点”があまりにも低くなっているように思えてならない。

赤ちゃんの泣き声は騒音?

 子どもの声が騒音であると感じる人も多いようだ。Jタウン研究所の調査によると、子どもの声を騒音だと思う人は、58.8%にも及んでいる。東京に限って言えば、66%。秋田県では、85.7%もの人が、子どもの声をうるさい騒音だと感じているというから驚きである。

 特に、電車や新幹線の中で泣く子どもに対して、世間から冷たい目が向けられている。ベビーカーを引いて移動する母親(父親も)にさえも、クレームを言う人が多いのだという。こうした問題はインターネット上やワイドショーなどでも度々取り上げられ、大きな議論を呼んできた。なぜ、こんなにも日本は不寛容な社会になってしまったのだろうか。

 筆者は、子どもの泣き声やベビーカーを引く母親のことを迷惑だとは、まったく思ったことがない。だって、仕方がないではないか。子どもは泣くし、お母さんだって移動はする。子どもを持つ人は、家にずっと閉じこもっていろとでも言うのか。筆者は子どもが泣いても「可愛い」としか思わないので、イライラする人の気持ちが理解できない。

 むしろ、筆者は電車で泣いている子どもを目撃した時に、「もしかして、周りの人がイライラして文句を言うんじゃないか」という不安で居心地が悪くなってしまう。そういう心配をしなければいけないことに対して、イライラしてしまうのだ。子どもの泣き声ごときで不寛容な態度を取ることこそ、公共の場に相応しくないように思えるのだが……。

 筆者からしてみれば、周りのイライラを心配することのほうが、よっぽど面倒くさい。その場が嫌な雰囲気に包まれないだろうか。トラブルに発展しないだろうか。そうヤキモキして、「イライラする人に、イライラする」という状態に陥ってしまうのである。

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宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


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