日本陸軍航空隊の非常にレアな実物航空レシーバー付き夏用飛行帽です。太平洋戦争中当時の写真を見ると戦闘機パイロットは１００％と言っていいほど両耳にレシーバーが装着されていますが、現存している飛行帽はほぼ装着した形跡が無いものばかりで、たまに取り外した跡の大穴があいてる物を見かける事はありますが装着状態の物はまず無いと思います。有名な洋書のフライトヘルメットという本でも陸上用の無線機のレシーバーを付けた物が出てるぐらいで純粋な航空用のレシーバー付きはお目にかかれません。現品は左右が独立していて途中にコードを束ねる革のタブが付いている航空用のレシーバー付きです。。コードが途中で一つになる物や独立していても革のタブが無いものは地上用や車両用などの流用です。余談ですが「翼のかけら」と言うページを検索してもらえば唯一かと思われるレシーバー付きの飛行帽の写真が出ています。現品のレシーバーは塗装の剥がれ、傷などありますが状態は悪くないと思います。１２００．ＯＫＩの刻印があるので沖電気製と思われます。プラグ、コードにもＯＫＩの名前があります。コードに被覆のほつれがあり革のタブでちょうど隠れますが片側のみ大きく破れがあります。飛行帽は夏用で外装は革も柔軟で破れなどはありません。前章も付いています。海軍の飛行帽のようなシボのある山羊革みたいな皮で陸軍ではあまり見ない感じの革です。ゴーグル留めのボタンも問題なくはずせます。リングの下に中のパンチと耳裏には年号刻印がちょっと残っています。内装は顎の辺りが劣化によるすり切れがありますが中は綺麗です。気になることはご質問下さい。ノークレーム、ノーリターンでお願いします。