LinkedInの新サービスは、同僚や社内のスタッフのスキルセットや経歴を見える化する

Eguchi Shintaro by Eguchi Shintaro on 2015.8.20

lockup

<ピックアップ>LinkedIn launches Lookup, a standalone app to help you tap your co-workers’ skills

これまで、LinkedInはLinkedInにだけに注力し、他に新しいプロダクトをリリースしてきませんでしたが、このたび、まったく新しいプロダクトをリリースしました。それは「Lookup」と呼ばれるサービスです。

それは、コワーカーのプロフィールやスキルセットを見える化するというもの。コワーカーと言ってもそれはコワーキングスペースにおける他者ではなく、会社内における同僚や部署違いの人たちの顔やスキルセット、経歴などを確認できるというもの。もちろん、検索や一覧だけでなく、実際にメッセージや電話などのコンタクトをとったりすることもできます。

たしかに、同僚や同じ会社の人間であっても、どんなスキルセットや経歴をしてきたかは、人事以外はあまり把握しきれなかったりするもの。しかし、プロジェクトを推し進めていく際に、違った部署の人間や特定の経歴を経験してきた人をチームにアサインしたいと思うもの。

そう考えると、それまではLinkedInは求人や転職とった外に対する発信の強化に力を入れてきましたが、今後はこうした社内向けやインナーコミュニケーションを円滑にする取り組みにも力をいれていくのでしょう。働き方の考えが変わってきているからこそ、遠隔でも社内のメンバーの顔が見えたり、どんな人材がいるかを見える化することは、結果として企業の価値を高めたり適材適所で人材の配置やチームビルディングができます。

ローンチしたばかりのサービスですが、今後は特定の企業向けのカスタマイズなどの展開があるのかもしれません。

via TNW

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Eguchi Shintaro

Eguchi Shintaro

ヒト、コト、モノをつなぐ編集者。ビジネスからデザイン、法律関係など分野を横断して動いています。THE BRIDGEでは、地方の起業家の取材や、ベンチャーに関わる法案や行政の動きなどを追いかけています。

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