ボーっとしているときに見える細胞のような「アレ」の正体とは
あなたは、ボーっとしているときに視界で浮かぶ「アレ」を見たことがありますか？
じっくり見ようとしたりすると消え、目で追うと逃げたりする虫のような、アメーバのような透明な物体です。
その正体が、TED-Edの動画で明らかにされました。
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実は生き物ではなかった！浮遊物「ムスカイボリテンタス」とは
視界に浮かぶアメーバのような物体。
実はこの正体は、生き物ではなく、小さな物体の影なのです。
科学的な正式名称は「ムスカイボリタンテス」。ラテン語で「飛蚊症」といいます。
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この「ムスカイボリテンタス」は、目の内部を満たす「硝子体液」というジェル状の液体にある「赤血球」や「タンパク質の固まり」、「細胞組織の小片」が網膜に影を落とすために、目の前に浮かんで見えるのだそう。
そう、つまり私たちが見ていた「アレ」は、赤血球などが作った「影」だったのです。
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ちなみに、「ムスカイボリテンタス」をしっかり見たい時は、白いパソコンスクリーンや雪、晴れた空などの均一色な背景を眺めると見やすくなります。
小さな光の点が動き回る「ブルーフィールド内視現象」
上記の他にも、小さな光の点が動き回る現象があります。
この現象は「ブルーフィールド内視現象」と呼ばれ、上記のように「影」を見ているのではなく、網膜の窓を通過した「光」を見ているのです。
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白血球が大きくて赤血球が追い越していけない際に、白血球の前の血液は血漿だけを含む状態になります。
血漿部分と白血球は青い光をたくさん透過させるという特性があるため、そこを通過すると「小さな光の点」を見ることができるのです。
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ちなみに、条件が揃えば「黒い尾の付いた光」を見ることが出来ます。
それは上記の画像にもある白血球の後ろに付いている赤血球です。
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邪魔になるほど見える場合は眼科医に診てもらう必要あり
この現象は、人それぞれ見える個数や大きさが異なっており、生活に支障が出る場合は「深刻な症状を示している可能性もある」ので、眼科医に相談したほうが良いとのことです。
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今までなんとなく気になりながらも、その正体が分からなかった目の前を浮かぶ「アレ」。
過度に見えない限りは異常なものではないようなので、不安に思っていた方には少しホッとする発表でした。
参照：ed.ted.com/
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