Windows 10にアップグレードしましたか?Winodws 8.1と比較しても全体的にサクサク動作するので個人的にはかなり使いやすいOSに仕上がっているな...という印象を受けます。僕は、Mac上での仮想化ソフト「Parallel Desktop for Mac」を利用してWIndowsを使っており明らかにWindows 8とWindows 10のCPU使用率が異なります。
せっかくなのでどれくらい負荷が異なるのか比較してみました。(なお、Winodws 8.1が32ビット版、Winodws 10が64ビット版での比較なので、もしかしたら何か違いがある可能性はあります。)
Windows 8.1とWindows 10のCPU使用率を比較
実験方法としては、MacBook Pro (Late 2013,Retina) のOS X Yosemite上でParallel Desktop for Macを起動し、Winodws 8.1とWindows 10を同時起動し、MacのアクティビティモニターでCPU使用率とをアイドル時、パラレルツールインストール時、YouTube視聴時で比較してみました。
アイドル時のCPU使用率を比較
Winodws 10を起動して感じるのは、Winodws 8.1の時は何をするにしてもMacBook Proのファンが高速回転するのに対して、Winodws 10で作業をするときはファンが高速回転になることはほとんどありません。
アイドル時のCPU使用率を比較して驚きました。
- Windows 8:113.2%
- Winodws 10:2.7%
100%以上も差が出ています。というか、Windows 8.1はアイドル時に何の作業をしているのでしょうか。常にこんな状態。そりゃ、起動しただけでMacBook Proのファンが回転数上がるのも頷けます。
パラレルツールをインストール時のCPU使用率
Parallel Desktop を利用していると、パラレルツールというものが自動的にインストールされるのですが、偶然同じタイミングでインストールが始まったのでCPU使用率を比べてみました。
- Winodws 8.1:202.9%
- Winodws 10:50.0%
ここもかなりの差が付きました。
YouTube視聴時のCPU使用率の差
次に、YouTubeを試聴時のCPU使用率を比べてみました。同じ動画を再生させています。今回はFF15のトレーラー動画を再生。
- Windows 8:138.1%
- Winodws 10:47.3%
ここでも3倍もの差が開いてしまいました。やはり、Windows 10はWinodws 8.1と比較してもかなり軽いことがわかります。
いくつかベンチマークスコアなどが公開されたりしていますが、ちょっと速くなったくらいかな?といったスコアが多いなかで実際の使用感はかなり軽いなーって感じます。おそらく、ゲームのパフォーマンスと実際にOSを操作する部分の違いで、ベンチマークスコアでは出にくい部分なのかもしれません。
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メモリの使用量の比較
メモリ使用量も比較してみました。
- Winodws 8:1.43GB
- Winodws 10:1.72GB
メモリに関してはWInodws 10の方が多く消費していることが確認出来ます。
低スペックマシンほどWinodws 10!
まとめます。
ParallelDesktopを利用した上ではWinodws 8.1よりも確実にWinodws 10の方が軽く、速くアップグレードをしてしまった方が得策といえるでしょう。
他にも2008年製の富士通のデスクトップ型のWinodwsマシンもWinodws 8.1からWinodws 10(32ビット)にアップグレードしていますが、こちらも動作は相当軽くなっています。Core 2Duoの今となっては低スペックマシンと言ってもいいでしょう。
さすがに、重い作業などは低スペックマシンでは厳しいですが、ウェブブラウジングやメールのやり取りなど基本的な作業時の快適度がWinodws 10にアップグレードしただけでかなりアップするでしょう。
もちろん、現在使っているアプリケーションがWinodws 10にしても動くかどうかは確認は必要ですが、互換性に問題がないのであれば低スペックマシンこそアップグレードをする価値があるのではないのかなーと感じます。