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FRB議事録「利上げできる状況近づいている」8月20日 6時08分
アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会は先月の金融政策を決める会合の議事録を公開し、焦点のゼロ金利政策の解除について、大半の参加者が「利上げできる状況が近づいている」と判断していましたが、来月の会合で利上げするかどうかの手がかりは示されませんでした。
FRBは、いわゆるリーマンショックのあとから続けているゼロ金利政策の解除について、雇用がもう少し改善し物価の上昇を確信できれば利上げを行う意向で、早ければ金融政策を決める来月中旬の会合で決定される可能性があります。
こうしたなか、FRBは先月下旬に開かれた会合の議事録を公開し、雇用が順調に回復していることについて参加者の見方が一致し、大半が「利上げできる状況が近づいている」という認識を示していたことが分かりました。
ただ、賃金の上昇がまだ全体には広がらず、物価の上昇率が目標を下回っていることに慎重な見方なども出され、参加者は利上げの判断に向けてさらに経済指標を見極めることで、おおむね一致していました。
金融市場ではFRBが来月の会合で利上げに踏み切るかどうか、議事録で何らかの手がかりが示されるのではないかと注目していましたが、新たなやり取りは明らかにならず、今後の雇用の統計などに市場の関心が集中することになります。
こうしたなか、FRBは先月下旬に開かれた会合の議事録を公開し、雇用が順調に回復していることについて参加者の見方が一致し、大半が「利上げできる状況が近づいている」という認識を示していたことが分かりました。
ただ、賃金の上昇がまだ全体には広がらず、物価の上昇率が目標を下回っていることに慎重な見方なども出され、参加者は利上げの判断に向けてさらに経済指標を見極めることで、おおむね一致していました。
金融市場ではFRBが来月の会合で利上げに踏み切るかどうか、議事録で何らかの手がかりが示されるのではないかと注目していましたが、新たなやり取りは明らかにならず、今後の雇用の統計などに市場の関心が集中することになります。