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武藤議員離党 自民“一定のけじめ” 野党は“追及”
8月20日 4時43分

未公開株の購入を持ちかけ、集めた出資金の返還を巡ってトラブルになっていると報じられた武藤貴也衆議院議員は19日、自民党を離党しました。自民党は早期に一定のけじめをつけたことで、今後の国会審議への影響を抑えたい考えですが、野党側は事実関係を明らかにするよう求めており、国会で追及していく方針です。
衆議院滋賀4区選出の武藤貴也衆議院議員は19日発売の週刊誌で、知人に未公開株の購入を持ちかけ、集めた出資金の返還を巡ってトラブルになっていると報じられたことを受け、「これ以上、党に迷惑をかけるわけにはいかない」として、自民党に離党届を提出し、受理されました。
自民党は、武藤議員が先に安全保障関連法案に反対している学生らの団体の主張を「利己的考えに基づく」などと、みずからのツイッターに書き込んだことに与党内からも批判が出ていたことも踏まえ、武藤議員が所属する麻生派を中心に早期の収束に向けて動きました。自民党としては離党によって、一定のけじめをつけたとしていて、谷垣幹事長が「安全保障関連法案の審議への影響は計り難いが、法案の趣旨を丁寧に説明する努力を今まで以上にしていく」と述べるなど、今後の国会審議への影響を最小限に抑えたい考えです。
これに対して、野党側は民主党の近藤役員室長が「離党させて、ほおかむりすることは問題をうやむやにしかねい」と述べるなど、事実関係を明らかにするよう求めています。また、野党側には武藤議員の辞職を求める意見や、安倍総理大臣の自民党総裁としての説明責任を問う声もあり、来週開かれる参議院の予算委員会の集中審議などで追及していく方針です。

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