【ソウル聯合ニュース】韓国の与野党は論戦が繰り広げられていた国会議員の定数について、現行の300人で維持することで合意した。
国会政治改革特別委員会の与党幹事でセヌリ党の鄭文憲(チョン・ムンホン)議員と野党幹事で最大野党・新政治民主連合の金太年(キム・テニョン)議員は18日、公職選挙法審査小委員会での内部交渉の結果、議員定数については現行の公職選挙法を維持することで意見を集約したと明らかにした。
現行の選挙法では国会議員の定数を299人と規定。付則で1人を追加し300人となっている。ただ、今後の法改正の過程で付則を削除することになった場合、299人になる可能性もあると両幹事は説明した。
憲法裁判所の人口偏差調整により小選挙区の議員が増える状況で、セヌリ党は比例代表を減らしても議員定数を維持すべきだと主張してきた。一方、新政治民主連合は議員定数の増員を前提とする圏域別比例代表制の導入を要求していた。
だが、新政治民主連合は議員定数の増加に反対する世論が強くなったことを受け、圏域別比例代表制は導入するものの、議員定数は現行を維持することも可能との立場に移行した。
政治改革特別委員会は20日に選挙法審査小委を再び開き、このような内容の選挙法改正案を議決、全体会議に送る方針だ。