ＦＩＦＡ会長選出馬の鄭夢準氏、韓国国内には“落選運動”の動きも・・韓国ネットは「会長になって何をするかが心配」「国内でも問題を起こしている人が…」
記事によると、同社の下請けの労組関係者らが同日、記者会見を開き「ＦＩＦＡ会長選出馬を宣言している大株主、鄭夢準にわれわれ現代重工業の労働者は深刻な懸念を感じている。ＦＩＦＡの腐敗問題改革を公約する前に、現代重工業の下請け問題を先に解決しろ」と訴えた。
労組側は、２００４年に現代重工業の下請け労働組合が作られた際、労組幹部が解雇され、多くの業者も廃業に追い込まれたことを明かしたたうえで、「２０１０年に最高法院（最高裁）は現代重工業が不当労働行為をしたと認定したが、２０１５年になった今も組合員はブラックリストに載せられており、再び造船業に就職することができなくなっている」と指摘した。さらに、「労働者の権利が優先される欧州でＦＩＦＡ会長選出馬宣言をした鄭氏は、この事実を反省すべきだ」「このままＦＩＦＡ会長選に出馬すれば、他の国に現代重工業の状況を知られて大韓民国の恥さらしとなる」などと訴えた。
労組側はこのほか、「過去１年間で５２７件もの賃金未払いを起こしている」「昨年１３人の下請け労働者が死亡した」などと主張し、「現代重工業の大株主であり、実質的オーナーである鄭氏が責任ある行動をするまで、すべての方法を動員してＦＩＦＡ会長当選を阻止するための行動をとる。彼の時代遅れな企業経営を世界中に発信する」と宣言した。
ＦＩＦＡ会長選は来年２月２６日に予定され、欧州サッカー連盟のプラティニ会長やブラジルのジーコ氏、アルゼンチンのマラドーナ氏などが出馬の意向を表明している。
この報道に対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。
「現代はすぐにこの業者を切れ」
「労働組合は国の役に立つ仕事は絶対にしない。労働組合を解散して、工場も空中分解しろ」
「これがまっとうな労働運動か？」
「現代重工業は、言うことを聞く東南アジアに工場を移すしかない」
「ソウル市長にも落ちた人が、サッカーの大統領になれるか？」
「当選できればいいが、勝算はなさそう」
「鄭夢準の息子が言った言葉が頭から離れない。『韓国の国民情緒自体が未開』。今思い出しても、当たっていると思う」
「息子は父親が一番未開であることを知らないか？」
「息子の方が、父親より賢いと思う」
「劣悪な労働環境を改善しないことは大きな問題」
「韓国内でも問題を起こしている人が、国際社会で通用するだろうか？」
「ＦＩＦＡ会長になることを反対するつもりはないが、会長になって何をするかが心配」
「ＦＩＦＡの会長になって、次期大統領選挙には絶対に出ないでほしい」
「ソウル市の市長選にも二度と出ないことを祈る」
（編集 ＭＪ）