日本船舶輸出組合が18日発表した7月の輸出船契約実績は、前年同月の2.6倍の144万5999総トンだった。前年同月を上回るのは3カ月連続。コンテナ船などで大型船の受注が増えた。日本勢が得意としてきたばら積み船の受注が低迷しており、コンテナ船などでの営業強化により受注を確保する動きが鮮明になっている。
受注隻数は16隻増の25隻だった。前年同月に受注のなかったコンテナ船で5隻の受注があるなど貨物船が伸びた。ばら積み船は15隻と、依然として低水準にとどまった。「船価などは依然低く、市場が回復に向かっているとは言いにくい」(輸出組合)としている。
ばら積み船、コンテナ船