[PR]

 ソフトバンクグループは19日、ニケシュ・アローラ副社長が、個人で約600億円を投じて同社株を取得すると発表した。半年ほどかけて市場で複数回に分けて買い、発行済み株式の約0.7%を握る予定。孫正義社長から後継者に指名されたアローラ氏には、大株主になって存在感を高めるほか、「自社株買い」で伸び悩む株価を引き上げる狙いもあるとみられる。

 アローラ氏はインド出身で、昨年9月に米グーグルの最高事業責任者から転じ、今年3月末までに165億円の報酬を得て話題になった。「自分の人生に再度大きなリスクを背負うことになりますが、当社の将来と長期的事業目標については非常に大きな自信を持っています」とのコメントを出した。